子どもはなぜ勉強しないのか?

親が「勉強しなさい」と言う。

子どもが、

「わかっているよ」

「うるさいなあ」

「今やろうと思ってたのに!」

と答える…。

私たち親の世代が子どもだった時代から、

親子のこうしたやりとりは、まったく変わっていないように思えます。

 

もちろん、

現在のように高等教育への進学率が高くはなかった

戦中、戦前には、

家庭ごとに事情は違ったでしよう。

子どもに期待される「仕事」が勉強だけというのは、

(口を酸っぱくして言う方も、言われる方もストレスはたまりますが)

むしろ幸せな状況と言えるかもしれません。

 

ところで、そもそも子どもはなぜ勉強しないのでしようか?

 

理由はいろいろ考えられますが、

一番の原因は

「勉強に何の意味があるのかわからない」

ということかもしれません。

たとえば、算数や数学では

「日常生活には

足し算、引き算、かけ算、わり算で十分なのに、

どうして方程式だの微分、積分だのと、

ややこしいことを勉強しなければならないのか?」

と疑問をぶつけてくる子どもたちは、

数多くいます。

 

それに対して

「理屈を言っていないで、

やるべきことなんだからやりなさい!」

と押し切るのも、

一つのやり方ではあります。

 

しかし、相手に納得してもらたほうが

効率よくことが進むのは、

大人同士の関係でも、

子どもと大人の関係でも変わりません。

だとしたら私たちは、

やみくもに勉強しろというのではなく、

子どもの疑問に納得のいく回答を

与える必要があるのではないでしょうか?

 

とは言うものの、

これは決して簡単に答えれられる問題ではありません

以前は通用したかもしれない

「良い成績をとれば、

良い学校に進学できる。」

「良い学校に進学できれば、

良い会社に就職できて、良い生活を送れるようになる」

という答え方は、

終身雇用が崩壊しつつある昨今では説得力を持ちません。

大学を優秀な成績で卒業し、一流企に就職できても

それで一生ご安泰という時代ではないのですから。

 

むしろ実力があれば学歴とは関係無く起業して

成功する例が増えていることを、

ある程度の年齢の子どもたちは知っています。

「良い学校に行くために勉強するのだ」は、

全く回答になっていないことを、

私たち大人は肝に銘じておく必要があるのです。

 

子どもたちは

「親は勉強しろと言うのが口癖の生き物」

という程度にしか考えていません。

勉強することの意味を教えてもらおうとは

期待していないかもしれません。

 

ですが、

大人が説得力がる回答を与えられないのであれば、

「勉強しろ」という言葉は

ただ空回りするだけですし、

時には、

親に対する信頼を失わせる原因にもなりかねません。

 

このブログには、

どうやれば子供が勉強するようになるか?

という「How」に関する質問が多く寄せられますが、

その根底にあるのは

「どうし て勉強するのか」

「させるのか」という

「Why」です。

この質 問に、計算式のような「正解」はありません。

子供に勉強をさせたいと思っている保護者のみなさん、

ここでいったん立ち止まって、

「なぜ子ども は勉強しなければならないのか?」と

ご自身に問いかけてみてください。

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