2022/08/25
思い出すという作業は
頭のウエイトトレーニングだと思っ てください。
これを怠ってしまうと記憶を引き出す力、
つま り体でいうところの「筋肉」が衰えてしまいます。
ウンウン唸りながら思い出すことは
ちょうどバーベルを持ち上げるトレーニングと一緒です。
どんどん唸ってください。
その時こそ、もっとも記憶力が議えられている瞬間です。
もう覚えたから大丈夫だろうと思われる項目も
気にせずにどんどんテストをしてください。
テストをするたびにどんどん記憶は定着します。
テストというのは
何も模試やテスト教材をやれということではありません。
一度覚えたものを思い出せるかを判定できれば
なんでもいいのです。
入力
(インプット) |
出力
(アウトプット) |
覚えるべきことをノートにしっかりまとめて、それを声に出すなどして覚える | テストをして覚えたものを思い出す。思い出せなかったらまた入力 |
自分でノートにオリジナル問題を作ってもいいですし、
単語の暗記カードを作ってもいいのです。
大事なのは答えが見えない状態であればいいのです。
答えが書いてあると、
とた んに脳は働かなくなってしまいます。
穴埋めすべき空欄があ るからこそ、
そこに何かを埋めようと脳が働くのです。
また大事なことは1度習った事は
1日以上あけてから必ずテストをするということです。
よく勉強をする時に覚えた気になっていて
復習を何もしないでどんどん先の項目に進んで しまう人がいますが、
これは全くもって勿体ない勉強の仕方です。
10分、20分前にやったことは誰だって
ある程度は思い出せます。
それを覚えたと勘違いしてしまうのです。
そしていよいよ本番の試験になると何もできない。
自分ってやっばりやってもだめなんじゃないかなあ、
なんて思ったりするのです。
原因は簡単です。
覚えた気、できた気になっている
その 心に問題があるのです。
できる人というのは徹底的に守りに強い人です。
念には念 を入れるような、
いわゆる抜け目のない人は
基本的に勉強も できますし、
仕事もよくできます。
わき目も振らず勉強だけする、
向こう見ずな人(ふりかえりをしない人)は
勉強 もできないし仕事もできません。
守りに強くなるには、
徹底 して自分がどこまで覚え、
どこまでできているかを確認することです。
つまりすでに覚えたことやできたことも
「本当に 大丈夫か?」と常に自問自答して
確かめる必要があるわけで す。
これを聞いて
「えー? なんか面倒くさい」と感じた人はいませんか?
そう感じてしまった人は危険信号が出ています。
こういう人こそ成績に結果が出ないタイプであり、
社会に出てから成功できないタイプでもありま す。
おおざっばな性格はぜひ直してください。
その性 格は本当に将来致命傷になります。
大人になってからのちょっとした気のゆるみで、
社会的地位を失うことだってあるのですから(笑)