2022/08/25
kkgakuin
論説文に次いでよく出題されるのが随筆分です
科学など、ある特定の分野で
すでに功績を残した人や
作家などが書いたものが多いので
日頃の生活の中の雑感をつづったものとはいえ
なかなか奥深いです。
論説文と同じように段落わけが重要ですが、
随筆分の場合はそれに加えて、
場面・情景のとらえ方
個性的で巧みな表現に注意しなければなりません
場面・情景は、
どの季節、どんな場所、何時ごろ、誰(なに)がいる
ということが重要になります
そのうえで、筆者にしかできないような感覚表現、
あるものをほかのものに例える
比喩的な表現などがカギになってきます
気ままに書くというスタイルなので、
文章に強さを与えたり、
印象を強めたりするために
かなり高度なテクニックが使われます
倒置法、詠嘆法、誇張法など、
論説文と比べると極端なくらいの技巧が見られるという点にも
慣れておきたいところです
また外来語がよくつかわれるというのもの
随筆分の特徴です
面食らわないように日頃から語彙を増やしておきましょう
エッセイやコラムなどをたくさん読んでおくとよいですね