【中学受験】中学受験のために塾に通うベストなタイミング

time 2021/10/25

中学受験の準備を始めるは何年生？塾に通い始めたのはいつ？

今では、小学生が中学受験をすることは珍しくありません。一般的に、中学受験の準備を始めるのは3～4年生のご家庭が多いと言われています。しかし、本当に3年生や4年生から中学受験の準備をする必要があるのでしょうか？また、この年齢から入試対策を始めることは、本当に効果的なのでしょうか？今回は、中学受験のための塾をいつから始めるかについて解説します。

まずは学習習慣を把握することが大切

保護者様がお子さんの将来を心配して、「そろそろ塾に行ったほうがいいのでは？」と思われるタイミングがあります。この不安のために塾に回された子どもたちの多くは、教室でただ座っているだけになってしまいます。これは単に学力が足りないというだけではなく、勉強する習慣が身についていないからです。勉強のモチベーションが上がらないまま机に向かうことほど、時間を無駄にすることはありません。

また、補習塾ならまだしも、中学受験のための塾に通わせてしまった場合は、まわりのお子さんとのモチベーションの差が出てしまうこともあります。やる気がないと、やる気の差は広がるばかりで、子どもの成績が思うように伸びません。

そのため、塾を選ぶ際には、お子さんの学習習慣やモチベーションを把握することが大切です。お子さんの宿題を含む放課後の勉強時間、読書の習慣、志望校のことなどです。これらの項目は、お子さまの学習における将来の発展の可能性を示すものです。お子さんが定期的に勉強していないと、レベルの高い学校環境に適応するのに苦労します。

小学校低学年のうちにお子さんの学習習慣を知っておくことで、入学後の長期的な計画が立てやすくなります。

学習館習慣がないお子さんの中学受験対策

勉強の習慣がないお子さんに中学受験の準備をさせるには、どうすればいいのでしょうか。この問題に対処するには、2つの方法が考えられます。

1つ目は、ご家庭でのサポートです。例えば、宿題を手伝ったり、週末の決まった時間にビジネスエクササイズや問題集を一緒にやったりします。家事や食事と同じように、日常生活の中で学習をすることで、学習に対する抵抗感をなくし、学習習慣を身につけることができます。

2つ目の方法は、少人数の塾や家庭教師を利用することです。ご両親が忙しく、ご家庭でのサポートが難しい場合は、個別指導塾や家庭教師のご利用をお勧めします。できるだけ先生の目が届く範囲で勉強する環境を整えてあげることが大切です。中学受験の勉強ではなく、学習習慣を身につけるための通塾は、小学１、２年生時から始めてた方が効果的です。

学習習慣慣がついているお子さんの中学受験対策

お子さんに学習習慣があり、日頃から勉強時間を確保できるのであれば、中学受験のために塾に通うチャンスです。

ご家庭でやっていただきたいのは、お子さんに無理やり塾に通わせることではありません。無理やり授業に参加させてしまうと、せっかく身につけた学習習慣が、”親から束縛されて勉強されている”という鎖のようになってしまい、学習意欲が低下してしまう可能性があります。

塾という選択肢があることをお子さんに伝え、「塾で勉強するといいことがいっぱいあるよ」「私立の中学校には楽しいことがいっぱいあるよ」などと言って、興味を持ってもらうことが大切です。そうすることで、子どもが塾に行きたいと思うようになります。自発的に勉強すればするほど、自己管理ができるようになります。この自己管理が、自分で決めた目標を達成する能力につながるのです。厳しい中学受験を勝ち抜くためには、本人のやる気と精神力が最終的な条件となります。

塾に通うタイミングとしては、お子さんが中学のイメージを明確に持っている小学校4年生が最適です。お子さんが明確なビジョンを持たずに塾に入ってしまうと、やる気が出ずに成績が上がらない可能性があります。このことを肝に銘じておくことが大切です。