【中学受験】中学受験のための理科勉強法！語呂合わせでたくさん覚えよう！

time 2021/10/27

理科が中学受験の合否を分ける重要な科目であることは、あまり知られていません。中学受験で最も重要な科目は、算数と国語です。確かに、算数は点数に影響しますし、国語は重要な学習科目です。理科の学習時間が算数や国語に比べて少ないのは、やむを得ないことかもしれません。しかし、科学を学ぶ時間を減らすことと、科学をおろそかにすることは違います。ここでは、勉強時間が少なくても合格を勝ち取るための理科の勉強法を紹介します。

合格と不合格の分かれ目は理科

第一志望の学校を受験するライバルたちは、算数や国語の成績が同程度のレベルである可能性が高いです。そこで重要になってくるのが理科です。

受験する学校によっては、理科や社会よりも算数や国語の配点が高くなることもあります。これでは、多くの子どもたちが理科や社会の勉強に十分な時間を割けません。「点数の高い科目を勉強したほうが得」と考えるためです。志望校に合格するためには、他の受験生と同じことをすればいいというわけではありません。勉強時間が少なくても、理科や社会をしっかりやっておくことが合否の分かれ目になります。
しかし、理科は、化学、物理、生物、地学の4分野もあり出題範囲が広く、暗記だけでは対応できない計算問題も出題されるので、得点を上げることは簡単ではありません。いくら勉強しても、苦手な単元が残ってしまう受験生が殆どです。だからと言って、出題範囲の広さを心配する必要はありません。出題範囲が広いということは、それぞれの分野の配点が低くなりがちです。ある分野が苦手であっても、他の得意分野でカバーすることが容易になるのです。

また、多くの学校では暗記問題と計算問題の比率が7：3と言われています。つまり、計算問題が苦手でも、暗記問題でしっかりと得点すれば合格できるということです。

語呂合わせで問題を覚える

生物学、地質学、物理学、化学の4つの科学分野では、必須暗記事項がたくさんあります。短期間で覚えられるようにするには、語呂合わせが最強です。語呂合わせには以下のようなものがあります。

双子葉植物の種類（ヒマワリ・アサガオ・豆類・大根・ヘチマ・アブラナ・ホウセンカ）は「ヒマな朝、豆・大根・ヘチマを油でいためませんか」
不完全変態する昆虫（カマキリ・トンボ・セミ・ゴキブリ・コオロギ）は「かっとばせ！ごきぶりっこ」
深成岩（花崗岩・閃緑岩・斑レイ岩）と火成岩（流紋岩・安山岩・玄武岩）は「新幹線はカリアゲだ」

ただ暗唱するだけでは、すぐに忘れてしまいます。語呂合わせで、楽しく、遊び心を持って暗記していきましょう。また、語呂合わせは、自分だけの “秘密の方法 “を知っていることが自信につながるという学習効果も期待できます。ただし、ただの暗記だけになってしまい、」これらの言葉の意味を忘れてしまうこともあるので、時々語句の意味を確認するなど、保護者の方の注意も必要です。

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暗記についての注意点

子どもたちに暗唱してもらうときは、見せたり、書いたり、声に出したりと、五感を使ってみましょう。五感を使って覚えることは、黙って覚えるよりも効果的です。また、言葉に合わせて絵や図を描かせることで、子どもたちの思考が整理されるというメリットもあります。また、言葉に合わせて身近な人や場所、状況を使うのも効果的です。身近な人や場所、出来事などを単語リストにして、子どもたちが日常生活の中で参照できるようにしておくのもよいでしょう。
また、ユニットごとに単語のリストをまとめて、自分だけの参考書を作ることもできます。少ない学習時間で復習ができ、お子さんのモチベーションアップにもつながります。

まとめ

たくさんの時間をかけられない中で、抜群の効果を発揮してくれる語呂合わせは、理科の勉強に興味を持たせるのに最適な方法です。理科は暗記さえできれば7割の得点は確保できます。数学や国語の試験勉強の時間を確保しながらライバルに差をつけられないように努め、さらに理科の成績を上げていくことで志望校合格がぐっと近づきます。