2022/08/25

記憶力は欠かせない能力です。勉強で学んだこと、読書で出会った感動的な言葉を忘れてしまっては、せっかくの勉強や読書も無駄になってしまいます。効果的な記憶への4つのステップ」のコツを紹介します。以下の4つのステップを踏むことで、人間が本来持っている記憶のメカニズムを最大限に活用し、効率的に暗記することを提唱しています。
効果的な記憶力を実現するための4つのステップ
- 何を記憶したいかを決める
- 忘れないで
- 記憶にとどめる
- 適切にリコールする
ステップ1 何を記憶したいかを決める
最初のステップである『何を覚えるかを決める』では、すでに自分の中にある記憶(知識)と組み合わせることで表現できるものを選ぶことが大切です。少しわかりにくいかもしれませんので、例を挙げて説明します。分厚くてわかりにくい参考書を、勉強しようと思って買ったとします。もし、ほとんど理解できないのであれば、この本はあなたには向かないでしょう。最初のステップとして、より専門的でない本から勉強を始める必要があります。
ステップ2 暗記前の「プレテスト」が記憶を強化する。
テストは、第二段階の「暗記」に不可欠です。これは、定期的にテストを行うことで記憶を定着させ、実際に正しく記憶されているかどうかを確認するためです。しかし、学生時代の経験から、多くの人は「テストは勉強して暗記した後に受けるもの」と思っています。しかし、暗記前の「プレテスト」は非常に大きな力を発揮します。もちろん、暗記前のテストなので正答率はほぼゼロになります。でも、プレテストで正解を出す必要はないんです。でも、プレテストは高得点を取るためではなく、記憶力を強化するためのものなので、正解する必要はないんです。プレテストを受けることで、いざ暗記しようとしたときに、”あ、これプレテストに出てるやつだ!”と思えるようになるんです。そして、その情報が記憶に残りやすいと感じるのです。
ステップ3 記憶の保持
ステップ3の「記憶の保持」でも、ステップ2の「暗記」と同様、テストが欠かせません。ステップ2の目的は記憶の補強と正しく覚えたかどうかの確認、ステップ3のテストの目的は復習です。テストは、学んだことを忘れないように、定期的に思い出すためのものです。
しかし、その時に暗記したことをすべて思い出す必要はありません。そうすれば、勉強を続けて内容をどんどん覚えていくうちに、テストが膨大になっていきます。その代わり、記憶したことの一部だけを、ある領域のまとまった記憶として呼び出す必要があるのです。そうすると、近くにある情報が記憶と同じ状態になることが研究で確認されています。
ステップ4 きちんと思い出す
最後のステップである「きちんと思い出す」では、入力した思い出をどうしたいのか、あらかじめよく考えておく必要があります。本を読んで重要なことを記憶していたとしても、その記憶を使って何かアイデアを生み出したいのか、それともただその本を誰かに説明したいのか、などアウトプットの形態によって、記憶すべきことは変わってくるのです。ステップ2「記憶する」、ステップ3「記憶を保持する」のテストも、アウトプットの形態と一致させる必要があります。もしあなたが英語を学び、外国人と話すことを目的としているのであれば、繰り返し行われる筆記試験の効果はあまり期待できないでしょう。
自分でテストを作るのは大変だと感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、テストは記憶力を強化し、自分の記憶が正しいかどうかを確認し、記憶したことを忘れないようにし、自分の使いたいように記憶を使うためにとても重要なものなのです。テストを作成していないために、思い出せない、記憶が使えないという状況を考えると、テストを作成するメリットは非常に大きいです。
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