2022/08/25

英語のリスニング力を上げることは、特に高校受験や大学受験において、英語の成績を向上させるために重要なスキルです。リスニング力を鍛えるためには、ただ音声を聴くだけではなく、効果的な学習方法や習慣を身に付けることが大切です。本記事では、英語のリスニング力を高めるための具体的な勉強法や、リスニング力向上に役立つポイントを紹介します。
1. リスニングの基礎を知ろう
英語のリスニング力を向上させるためには、まずリスニングの基礎を理解することが重要です。リスニングには「聞き取る力」と「理解する力」の両方が必要です。この2つの力を同時に鍛えることで、リスニングのスキルは飛躍的に向上します。聞き取る力は、英語の発音やイントネーションに耳を慣らすこと、理解する力は語彙力や文法力を鍛えることで身に付けられます。特に受験生の場合、文法や単語が分かっているのに音が聞き取れないといった問題に直面することが多いため、どちらの力もバランスよく鍛えることが求められます。
2. シャドーイングを取り入れる
シャドーイングは、リスニング力を強化するための非常に効果的なトレーニング方法です。これは、英語の音声を聞きながら、少し遅れて同じように声に出して繰り返す方法です。シャドーイングを行うことで、英語の音やリズムに慣れることができ、発音も向上します。シャドーイングを行う際は、以下のステップで取り組むと良いでしょう。
- 教材を選ぶ:最初は自分のレベルに合った教材を使いましょう。簡単なものから始め、徐々に難易度を上げていくのがポイントです。
- スクリプトを読む:初めての音声を聴く前に、スクリプトを確認し、内容を理解しておきましょう。単語やフレーズの意味を理解した上で音声を聴くことで、内容が頭に入りやすくなります。
- 音声を聴く:音声を聴き、少し遅れて自分も発音してみましょう。繰り返し行うことで、徐々にリズムやイントネーションに慣れ、自然に聞き取れるようになります。
シャドーイングは、毎日5~10分程度続けると効果が出やすく、リスニング力向上に役立つだけでなく、スピーキング力の向上にもつながります。
3. 自分に合った英語の音声を選ぶ
リスニング力を鍛えるためには、自分のレベルに合った音声教材を選ぶことが大切です。教材の難易度が高すぎると挫折しやすく、逆に簡単すぎると上達が遅れてしまいます。ここでは、レベルに合わせた教材の選び方を紹介します。
- 初心者レベル:中学校レベルの英語のリスニング教材や、簡単な英会話の音声を利用しましょう。また、子供向けのアニメや短いニュース番組も初心者にはおすすめです。音声がゆっくりで、はっきりと話されているものが理想的です。
- 中級レベル:高校生向けのニュースや、英語のラジオ番組、ポッドキャストを取り入れると良いでしょう。特に高校受験・大学受験を控えている生徒には、試験対策としての英語ニュースや試験形式のリスニング問題もおすすめです。
- 上級レベル:スピーチやディスカッション形式の番組、大学レベルの講義の音声など、より複雑な内容に挑戦しましょう。大学受験では、より高度なリスニングスキルが求められるため、日常的に難易度の高い音声に触れることが重要です。
また、長時間の音声を聞くと集中力が切れやすくなるため、10~15分程度の音声を繰り返し聞くことで効率よく学習できます。
4. 単語力と文法力を鍛える
リスニング力を高めるためには、単語力と文法力を強化することも欠かせません。聞き取ることができても、その単語の意味が分からなければ理解につながりません。また、文法の知識があれば、英語の構文や文脈を理解しやすくなり、リスニングの内容がより明確になります。以下は、単語力と文法力を高める方法です。
- 単語力:毎日少しずつ新しい単語を覚える習慣をつけましょう。単語帳やアプリを活用して、リスニングに役立つ単語を集中的に覚えると良いです。また、リスニング教材の中で出てきた新しい単語はメモして、繰り返し復習するようにしましょう。
- 文法力:文法問題集や参考書を使って、基本的な文法知識を復習しましょう。文法を理解することで、英語の構造が分かりやすくなり、リスニング力向上にもつながります。特に、主語と動詞の関係や、句の構造に注目して学習することが大切です。
5. 予測力を鍛える
リスニング力向上には、次に来る内容を予測する力も重要です。予測力があると、話の展開が自然に頭に入り、集中力が高まります。この力を鍛えるには、以下の方法が効果的です。
- 内容を予測しながら聞く:話の流れやキーワードから、次に来る内容を予測する練習をしましょう。例えば、特定のシチュエーションやトピックでよく使われる表現を覚えておくと、聞き取る際の助けになります。
- ディクテーションを取り入れる:ディクテーション(書き取り)は、リスニング教材を使って聴いた内容を文字に書き起こす方法です。聞き取れなかった箇所を特定し、理解できなかった単語やフレーズを復習することで、予測力も自然と鍛えられます。
6. 継続的に練習する
リスニング力は一朝一夕で身に付くものではありません。日々の積み重ねが重要で、毎日少しずつ練習を続けることが、リスニング力向上への近道です。以下のような方法で、無理なく学習を習慣化していきましょう。
- スケジュールを決める:例えば、朝や寝る前の10分間など、リスニング練習を習慣として取り入れると良いでしょう。短時間でも毎日続けることで、確実に力が付いていきます。
- 成果を記録する:自分の上達を感じられるように、聞き取れる内容が増えたかどうか、問題の正答率が上がったかなどを記録しておくと、モチベーションを維持しやすくなります。
まとめ
英語のリスニング力を上げるためには、シャドーイングやディクテーションといった効果的な学習方法を取り入れることが大切です。また、自分のレベルに合った音声教材を選ぶことや、単語力や文法力を強化することもリスニング力向上には欠かせません。日々の努力と継続的な練習が、リスニング力を向上させ、受験勉強での自信にもつながります。ぜひ今回紹介した勉強法を実践し、高校受験・大学受験での成果を目指してください。
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