2022/08/25

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数学の中でも特に苦手と感じる生徒が多いのが図形問題です。立体や平面の図形を見ただけで「何をどうしたらいいのか分からない」と感じることもあるでしょう。しかし、図形問題を克服することで数学全体の得点力が大幅に向上します。この記事では、図形問題に苦手意識を持つ中学生・高校生と、その保護者の方々に向けて、図形問題の克服術を具体的に解説します。
1. 基本の理解から始めよう
まず、図形問題を解くためには基本的な定義や性質をしっかりと理解することが必要です。例えば、三角形や四角形、円などの基本的な図形について、その特徴や性質を正確に把握しておくことが重要です。これらの基本を理解していないと、応用問題に進む際に混乱しやすくなります。教科書や参考書に載っている定理や公式を暗記するだけでなく、それらがどのように導かれ、どのように使われるのかを理解することが大切です。
アドバイス: 毎日少しずつ基本的な図形の性質や公式を復習する習慣をつけましょう。具体的には、三角形の内角の和が180度であることや、円周角の定理など、基本的な定理を紙に書き出して自分の言葉で説明してみることをお勧めします。
2. 図を描く力を鍛える
図形問題を解く際には、問題文に書かれている内容を正確に図に表すことが大切です。多くの生徒が図を描くことを軽視しがちですが、図を描くことで問題の理解が深まり、解答への道筋が見えてきます。また、自分で図を描くことで、問題の条件を視覚的に捉えることができ、ミスを防ぐ効果もあります。
アドバイス: 自宅で勉強する際には、教科書や問題集に載っている図形を見ながら自分で同じ図を描いてみる練習をしましょう。最初は簡単な図形から始め、次第に複雑な図形にも挑戦していくとよいです。また、フリーハンドだけでなく、定規やコンパスを使って正確に図を描く練習も行うと、試験本番での焦りを減らすことができます。
3. 問題を細かく分解して考える
図形問題が難しく感じる理由の一つに、問題の複雑さがあります。一見複雑に見える問題も、実は複数の基本的な問題に分解して考えることで解きやすくなります。例えば、複雑な立体図形の問題も、平面に投影してみたり、断面図を考えたりすることで、基本的な平面図形の問題として捉えることができます。
アドバイス: 問題を見たときに、まずはどの部分が理解しやすいかを見つけ出し、その部分から解き始めることを習慣づけましょう。分解できる部分を見つけるためには、普段から複数の視点で問題を見る訓練が必要です。例えば、三角形の面積を求める際に、直角三角形に分解して考えるなど、日常的に練習を繰り返すと良いでしょう。
4. 公式や定理を活用する
図形問題を解く際には、覚えた公式や定理をどのように活用するかが重要です。ただ単に公式を暗記しているだけでは、問題に応じた適切な使い方ができないことがあります。公式や定理はツールとして活用するものであり、その使い方を理解することが求められます。
アドバイス: 公式や定理を使う練習を、具体的な問題を通じて行いましょう。例えば、三角形の相似を利用して辺の長さを求める問題や、円周角の定理を利用して角度を求める問題など、バリエーション豊富な問題に挑戦することが大切です。解いた後は、なぜその公式や定理を使ったのか、自分なりに振り返ってみると理解が深まります。
5. 多くの問題に触れる
図形問題を克服するためには、実際に多くの問題を解いて経験を積むことが不可欠です。特に入試問題や模擬試験の過去問など、実際に出題された問題に挑戦することで、本番に近い経験を積むことができます。また、問題を解く際には、ただ解答を暗記するのではなく、どのようにしてその解答に至ったのかを理解することが重要です。
アドバイス: 毎日少しずつ図形問題を解く時間を作り、継続的に練習することを目指しましょう。難しい問題に挑戦するのも良いですが、まずは基礎的な問題を確実に解けるようにしてから、徐々にレベルを上げていくことが効果的です。また、過去問や模試の問題を解く際には、時間を計って解くことで、時間配分の感覚も身につけることができます。
6. 苦手意識を克服するための心構え
最後に、図形問題に対する苦手意識を克服するためには、心構えも重要です。難しいと感じる問題に直面したときに、諦めてしまわずに取り組む姿勢が求められます。また、苦手だからと避けてしまうと、ますます苦手意識が強まってしまいます。まずは「できる」と自分に言い聞かせ、少しずつでも前進することが大切です。
アドバイス: 苦手な問題に挑戦する際には、まずは小さな成功体験を積み重ねることが効果的です。簡単な図形問題から始め、少しずつ難易度を上げていくことで、自信を持って取り組むことができるようになります。また、間違えた問題を解き直す際には、なぜ間違えたのかをしっかりと振り返り、次に同じミスをしないように注意しましょう。
まとめ
図形問題は、多くの生徒にとって苦手意識を抱きやすい分野ですが、基本の理解を深め、図を描く力を鍛え、問題を細かく分解して考えることで克服することができます。公式や定理を効果的に活用し、多くの問題に触れることで実力をつけていくことが重要です。苦手意識を乗り越え、少しずつ成功体験を積み重ねていくことで、図形問題も自信を持って解けるようになるでしょう。
このようなアプローチを通じて、皆さんが図形問題を克服し、数学全体での成績向上を実現できることを願っています。図形問題に対する自信をつけるためには、日々の努力が欠かせません。少しずつでも前進していくことが、将来の成功へと繋がります。
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