2022/08/25
第1志望の大学に合格したい、この気持ちは大学受験生なら誰もが持っています。
合格できる人とできない人には、勉強法に差があります。
勉強法のアドバイスはいくらでもできますが、実践できるかどうかは本人の努力によるところが大。
されども、志望校合格のために努力を惜しまない覚悟の受験生が、間違った勉強方法で時間を無駄にし、望む結果が得られないのは、忍びありません。
今回は大学受験で合格を勝ち取ることができた受験生がやっていた勉強のコツについて解説します。
ぜひとも参考にして、努力が実を結ぶように、正しい方法で勉強をしてください。
１．短期目標を決める
「〇〇大学合格」という目標はあると思いますが、それでは不十分。
これでは何を頑張ったらいいのかわかりません。
「この問題集を全て覚える」というように具体的な短期目標を決めて勉強をしましょう。
１～３ヶ月後の短期目標を具体的に決めることで、目標に向かってまっすぐ最速で進めます。
２．まずは最速で1周する
まずは勉強範囲を最速で１周しましょう。
注意すべきことは、「最速」です。
問題を全て解こうなどと考えてはいけません。
分からない問題はすぐに答えを見てかまいませんので、ザックリと最速で１周しましょう。
問題の解き方を理解して、自力で解ける力は、何回も復習する中で見に着けていけば大丈夫です。
3.わからなくなり始めた単元まで戻る
「勉強してもわからない」という単元があったら、自分が理解できていたところまで戻りましょう。
分からない単元をいくら考えても理解できっこありません。
分からなくなり始めた単元まで戻って復習すれば、最終的には分からなかった単元まで理解できるようになります。
正に「急がば回れ」です。
４．学校の授業をムダにしない
現役生にとって学校の授業時間は、最も時間を割いている勉強でしょう。
進学校以上であれば、学校の問題集や授業は大学受験に直結しています。
学校の復習をしないという人は、学校の授業を無駄にしてしまっています。
学校の授業は超効率的な勉強です。
なぜならば、学校の授業で理解の段階を終えているので、家出の勉強では即復習からスタートすることができるから。
家で新しい問題集をやるよりもずっと短時間で覚えることができます。
５．勉強時間を作る
勉強する時間がない、なんて言わずに、勉強時間を作り出しましょう。
食べる、寝る、ふろに入る以外の時間を、勉強時間に回しましょう。
８時間寝て、６時間遊んでも、10時間は余るはずです。
６.スキマ時間をも活用する
スキマ時間とは
- 電車を待っている時間
- 通学時間
- 授業と授業の合間の時間
といった、何もしていない短い時間のことです。
たかが5分と侮るなかれ。
5分あれば、英単語10個くらいは唱えることができますよね。
それを毎日やればどれだけ覚えられるでしょうか。
「塵も積もれば山となる」です。
７．勉強時間の目的を決める
同じ1時間勉強するのでも、なんとなく英語の受験勉強を1時間する人と、1時間後に英語長文1つ分の単語や表現を覚えることを目的にする人では、効果が全然違ってきます。
これからやる勉強でどんな力をつけるのかという目的を具体的に意識するだけで、勉強の効果が変わってくるのですから、勉強の目的を意識しないという選択肢はあり得ません。
８．間違えた問題は5回以上解き直す
大学受験に失敗する人の99.9％は復習不足です。
残りの0.1％は、どうしても避けられないアクシデントや体調不良で実力を発揮できなかったという人たちです。
大学受験で合格したいなら、「復習不足」だけはなんとしても避けてください。
復習不足にならないための有効な方法は、間違えた問題を最低5回以上解き直すことです。
完璧の覚えたと自信を持って言えるレベルまで解き直しをすれば、復習不足には陥りません。
そのためには、膨大な勉強時間が必要です。
９．理解した内容はその場で定着
初めて理解した内容をその場で覚えておく。
習ったその場で復習をしておかないと、すぐに忘れています。
忘れてしまったら、また1から理解しないといけなくなります。
間違えた問題は「その場で」5回以上解き直しながら、進めましょう。
あれ？8個目のコツと同じことを言っていますね・・・。
１０．タイマーで時間を計る
勉強をする時はタイマーで時間を測ってみましょう。
タイマーの設定時間は15分がいいでしょう。
15分で5問やる、と決めて勉強してみると、めちゃくちゃ集中できます。
あまり長くなると集中力が続きませんので、15分がベストです。
また、時間を計ることで、1問解くのにどれくらいの時間がかかっているのか？と自分の勉強スピードが具体的にわかるので、テストでの時間配分にも役立ちます。
１１．勉強部屋にはマンガを置かない
勉強に集中するために、マンガなどの誘惑になるものは別の部屋に置いておきましょう。
長時間の勉強をするためには休憩が必要ですが、マンガなどの誘惑物を部屋の中に置いておくと、ちょっとの休憩が、がっつり1時間以上の休憩になってしまうことがあります。
１２．大学入試共通テスト得点率7割までは徹底的に覚える
センター試験の過去問題やマーク模試で7割に満たない科目は、基礎力不足です。
過去問の解説を理解できる問題は、解き方を覚えられる問題なので、絶対に解けるようになります。
大学入試共通テストの8割はその程度の問題が出題されています。
基礎問題集を完璧に覚えるだけで、大学入試共通テスト7割は到達可能です。
勉強を言うと、考える勉強をしてしまいがちです。
それは、覚えるよりも考える方が楽しいからです。
そのため、参考書を読んだり、難しい問題を解いたりしてしまうのです。
大学入試共通テスト7割未満の人は、覚える勉強だけを行った方が成績が伸びていきます。
考えるのは大学入試共通テスト7割の力がついてからで十分です。
１３．模試の復習をする
大学受験に失敗する人は、模試の復習をしません。
模試は実力をまんべんなくチェックできる良質なテストです。
大学受験の全範囲から頻出問題が厳選されています。
頻出問題が厳選されているので、今後も出題される可能性が高い。
間違えた問題は自力で解けるようにしておかなければなりません。
また、模試では各単元で数問くらいしか出題されていません。
間違えた問題が多い単元や全滅だった単元は、その単元丸ごと覚えていない恐れもありますので、単元ごと復習しておきましょう。
１４．過去問題を覚える
大学受験に失敗する人は、過去問演習が不十分です。
大学入試問題は、ものすごく質の高い問題です。
知識や考え方など、その大学が学生に求める、学習すべき内容が詰まっています。
ですから、同じ問題が出ることはありませんが、同じ知識を使って解く問題は繰り返し出題されます。
過去問題は、実力をチェックするためのものではありません。
過去問題も合格のための力をのばす問題集としてフル活用しなければなりません。
間違えた問題は5回以上解き直して、解き方を覚えてしまいましょう。
志望大学の過去問題は、手に入るだけ手に入れて、そのすべての問題の解き方を覚えてください。
劇的に成績を上げて、合格を果たす受験生は、過去問題の暗記を必ずやっています。
１５．どの教科も同じ勉強法で
各教科ごとに勉強方法を変えると、かえって混乱してしまって、能率が上がりません。
どの教科でも勉強の本質は同じです。
問題の解き方を覚える、それだけです。
そのために、目的に合った問題集を何周も回します。
解けなかった問題は5回以上解き直しをして、自力で解けるように解き方を覚えます。
勉強の本質はこれだけです。
目的に合った問題集は以下の記事で紹介しています。
まとめ
大学受験に失敗する人の原因は復習不足です。
上記のポイントをしっかりと守って勉強すれば、絶対に復習不足にはなりません。
努力が結果に結びつくよう、正しく効率的な勉強法で頑張ってください。
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