2022/08/25
目次
特徴
この本を一通りマスターすれば、いわゆる早慶~東大レベルの古文に取り組めるようになります。
本書は、大きく4つのセクションに分かれています。
①50音565(単語)
②ゴロゴ文法
③ゴロゴ古典常識12
④古文単語565スーパーチェック
文法や一般常識も含まれるが、これはあくまで確認用の知識程度と考えてください。古語がメインで、ボリュームとしては、タイトル通り、565語です。語彙の部分は、イラストや例文、各単語のリストがあり、とても覚えやすくなっています。
使い方
英語に限らず、単語は何度も繰り返し覚えるのが鉄則です。一朝一夕に暗記できるものではないので、2~3回繰り返して頭に叩き込んでください。
(1)古文単語と現代語訳のチェック
当然ながら、まずは記載されている古語とその現代語訳を確認する。ここでのポイントは、漢字にも目を向けるようにすることです。
例えば、「うし」という言葉。現代語訳では「つらい」という意味だが、単体で勉強するとすぐに忘れてしまう。しかし、ここで漢字を確認すると、「うし」は「憂し」という漢字からきていることがわかる。このように、言葉を理解し、牛かどうかを忘れないように、「うし」という言葉全体を覚えるようにすることが大切なのです!
(2)古語の語源を理解する
マドンナの古語辞典には、古語の語源に関する記述があります。これを読んで理解するだけでも、定着率が大きく変わるはずです。一見、大変な作業に見えますが、「うし」という言葉を正確に見たときに、そのイメージが湧くように説明を理解することは、かなり効果的な覚え方だと思います。実際に例文を読んで、答えを見ずに理解するようにしましょう。さて、以上の手順が終わったところで、例文を見てみましょう。それらを理解すれば、きっと古文もすぐに理解できるようになると思います。この地味な作業が、言葉の意味を覚えさせることになるのです。
(3) 実際に例文を読んで、答えを見ずに解釈する
以上の手順を終えたところで、いくつかの例文を見てみましょう。それらを理解すれば、すぐに理解できるようになっているはずです。正解は小文字で書いてある現代語訳と照らし合わせます。この地味な作業が、言葉の意味を覚えさせることになるのです。
(4)関連する単語を覚えながら何周もする
以上の手順を1~2周して、古語の意味を覚えてください。ここで大切なのは、理解しながら学ぶことです。単語の意味だけを覚えていると、どうしても忘れやすく、覚えにくいものです。関係ないものを無理にまとめると覚えられなくなるので、きちんと理解するようにしましょう。1周目は難しいですが、2周目、3周目と進むにつれて確認が早くなっていくはずです。そこで関連する単語やフレーズを覚えておけば、もっと古文に対応できるはずなので、気を落とさずに挑戦してください。
こんな人におススメ
- 古文単語をほとんど勉強していない人
- 古文文法と常識は身についている人
古文単語に関しては、この本で十分です。古文については、文法や常識など他にも覚えるべきことがありますが、語彙も重要な要素の一つです。イラストとゴロで覚えやすく、古文単語を覚える最初の一冊として問題なく使えます。
「古文を勉強しているのに解けない」という人は、古文単語が不足している可能性大です。本書の古文単語の意味をしっかり覚えれば、古文の点数は必ずアップします。
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