2022/08/25

普段、どのような姿勢で勉強していますか?背中を丸め、頭を机に近づけて勉強している方も多いのではないでしょうか。
親からは「姿勢をよくしなさい」と言われているかもしれませんね。「良い姿勢は集中力を高める」と言われています。姿勢を良くすることで集中力が一気に高まり、テストの点数が上がる可能性だってあるのです。
姿勢が悪い=背骨が曲がっていて、肺に空気が入ってこない。→ 呼吸機能がうまく働かず、脳に必要な酸素が行き渡らない。→ 脳がうまく働かなくなり、集中力が続かなくなる。
これは科学的にも証明されていることです。ですから、姿勢が悪いと勉強に集中できないのは当然といえば当然です。これからは、どんな姿勢が「良い姿勢」なのか、なぜ勉強するときに大切なのか、具体的に解説していきます。
勉強するときの姿勢とは?
では、そもそも勉強するときの「良い姿勢」とはどういうことなのでしょうか。
この姿勢は、地球に対して垂直になるように椅子に座ることです。「地球に垂直」と言われてもピンとこないかもしれませんが、座っているときに背筋を伸ばしているときと同じ姿勢を保つことをイメージしていただければと思います。そうすると、腰の背筋が硬く緊張したままになってしまうので、座りながら背筋を触りながら上体を前後に動かして、柔らかくなるポイントを探します。背中の筋肉が柔らかくなったその位置で、上半身をキープします。このポーズをとろうとすると、自然と骨盤も立ってきます。骨盤を立てておくことは、勉強に集中するためにとても大切なことです。また、デスクワークで資料を見る際も、首を曲げすぎると首に負担がかかり、良い姿勢を保つことが難しくなるので、首の下垂を最小限に抑えるように心がけましょう。
しかし、いきなりこの姿勢を数時間維持するように言われると、最初は難しいかもしれません。
そこで、まず椅子をデスクに近づけてデスクがお腹を支えるようにし、背中で背中を支えるようにして、姿勢を地球に対して垂直にするように心がけましょう そして、椅子をデスクに近づけてください。
良い姿勢で学習することのメリット
ここでは、良い姿勢で勉強する理由とその効果について説明します。
居眠りしにくくなる
まず、良い姿勢を保つことは、寝落ちしにくくなるということです。良い姿勢は呼吸を楽にし、脳に十分な酸素を供給してくれるので、眠くなることもありません。それだけでなく、骨盤をしっかり立てて座ることで、立ち姿勢に近くなり、交感神経が優位になるのです。交感神経優位とは、体がより活動的になり、その結果、常に「オン」になっているということです。逆に、座っているときに骨盤が曲がっていると、睡眠状態に近くなり、副交感神経が優位になって体が休まるので、すぐに眠くなるのだそうです。つまり、良い姿勢を保てば、勉強中に眠くなりにくいと言えるのです
疲れを感じにくくなる
座っている姿勢が悪いと、肩や腰に負担がかかり、筋肉が硬くなり、疲れやすい体になってしまいます。勉強のしすぎで肩が凝ったり、痛くなったりしている方もいらっしゃいます。短期間の勉強でもすぐに疲れて休みたくなってしまいますし、姿勢が悪いと、疲れやすくなるだけでなく、肩こりや首こりによる頭痛の原因にもなるので、よくありません。姿勢が良くなれば疲れにくくなり、長時間の勉強も苦にならなくなるはずです
集中力が向上する
勉強中に眠くなりにくく、疲れにくいので、集中力が高まる。
以上、2つの効果を見て、よく座ることで勉強に集中しやすくなることを実感していただけたのではないでしょうか?それだけでなく、冒頭で説明したように、背骨がまっすぐで、肺の呼吸がぴったり合っていると、脳に酸素がきちんと送られるため、脳の働きが活性化されるのだそうです。逆に言えば、悪い姿勢で勉強していると、いくら長く勉強しても自分の力を発揮できないことになります。何があっても同じ時間勉強するのであれば、集中力を高めて生産性を上げることが必要です それが狙いなんですね。良い姿勢を保つことは、誰でも簡単に始められることなので、ぜひ実践してみてください。
勉強するときの姿勢をよくするにはどうしたらいい?
勉強するときの姿勢を良くするための具体的な方法について説明します。
自分に合った椅子やテーブルを使用する
まず、自分に合った椅子や机で勉強しているかどうかを確認します。「良い姿勢」とは、地球に対して垂直に座ることができることと定義されています。しかし、椅子の高さが違っていたり、かかとが床についていなかったりすると、どうやってもこの姿勢を作ることはできません。そのため、椅子の高さを調節して良い姿勢を保つことで、最高の集中力を発揮することができます。椅子の高さを変えられない場合は、クッションで調整するのも手です。
照明を変える
また、勉強する部屋が暗すぎることも、姿勢の悪さの原因になることがあります。部屋の明るさが十分でないため、目の前のものが見えにくく、結果的に猫背で勉強することになるケースも少なくありません。部屋の照明を変えたり、机の照明を明るくすると、手元の資料の文字が読みやすくなり、姿勢も良くなります。
立って勉強する
座っているより立っている方が姿勢が良くなりやすく、交感神経が優位になり、勉強中に眠くなるリスクも減ります。実際、GoogleやFacebookなど世界的に有名な企業でも、立ったまま仕事ができるようにスタンディングデスクを導入しているほど、立ったまま仕事をすることは効率的なのです。高さを調節できるスタンディングデスクをつかえば、立位、座位両方で勉強できるので便利です。
勉強するときの姿勢の注意点
勉強するときの姿勢のコツをご紹介します。
ベッドや床で勉強しない
勉強するときは、絶対にベッドや床に寝転がらないようにしましょう。休憩時間はベッドや床に寝転ぶだけと決めておかないと、だらだらと無駄な勉強することになってしまいます。何度も言うように、横になるとリラックスした副交感神経が優位になり、すぐに眠くなる。この点からも、寝転んで勉強するのは絶対にダメです。 これが一番大切なことです。
時には、姿勢を変えることも大切
時には姿勢を変えることも大切です。いつも同じ椅子やテーブルにじっとしていると体が硬くなってしまうので、いつも部屋で勉強している人はリビングに移動してみるなど、少し環境を変えてみるのもおすすめです。姿勢を変えることで、リフレッシュや集中力を高めることができます。試験勉強など、長時間連続して作業する場合を除き、1時間おきくらいに立ち上がって、気分転換にストレッチをしましょう。
自分に合わない環境で集中できるようにする
自分の能力を最大限に発揮できるよう、自分以外の環境でもいつも通り集中することを心がけましょう。どんな椅子やテーブルに座るのか、どんな環境なのか、入試の日にならないとわからない。当日の環境は、思った以上に集中力に影響します。たとえ自分に合わない椅子やテーブルで試験を受けることになっても、いつも通り集中できるように姿勢を整えておきましょう。
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