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【大学受験古文漢文】共通テスト対策で古文は夏からでも間に合う?

time 2026/06/01

【大学受験古文漢文】共通テスト対策で古文は夏からでも間に合う?

「部活を引退して、ようやく本格的に受験勉強を始めようと思っているけれど、古文が全然手につかない……」 「共通テストの古文って配点が高いのに、今から始めて本番に間に合うの?」

夏休みを迎えるこの時期、多くの受験生やその保護者様からこのような焦りの声が聞こえてきます。英語や数学、国語の現代文に時間を取られ、古文・漢文はどうしても後回しになりがちですよね。

結論からお伝えします。共通テストの古文対策は、夏から始めても十分に間に合います!

ただし、それには「正しい戦略」と「効率的な勉強法」が絶対条件です。なんとなく参考書をめくっているだけでは、時間はあっという間に過ぎてしまいます。

この記事では、夏から共通テストの古文・漢文で高得点を狙うための具体的なスケジュール、効率的な勉強法、そして多くの受験生が陥りがちな罠について徹底解説します。

1. なぜ「古文は夏からでも間に合う」と言えるのか?

「もう7月、8月なのに本当に大丈夫?」と不安に思う気持ちはよく分かります。しかし、古文という科目の特性を理解すれば、夏からのスタートでも逆転可能である理由が見えてきます。

理由①:覚えるべき「基礎知識」の量が圧倒的に少ない

英語と古文を比較してみましょう。

  • 英単語: 共通テストレベルで約4,000〜5,000語

  • 古文単語: 共通テストレベルで約300〜400語

なんと、古文単語は英語の10分の1以下の暗記量で済みます。古典文法に関しても、覚えるべき助動詞や助詞の数は限られており、集中して取り組めば1ヶ月程度でマスター可能です。

理由②:共通テストの出題パターンは決まっている

共通テストの古文は、マニアックな知識を問うものではありません。「文脈を正しく把握できているか」「登場人物の人間関係や心情を理解できているか」という、本質的な読解力が問われます。 さらに、近年は「複数のテキスト(会話文や解説文、和歌など)を組み合わせた問題」が定番化していますが、これも解き方のコツさえ掴めば恐れる必要はありません。

理由③:漢文との相乗効果で国語の得点源になる

共通テストの国語(200点満点)において、古文は45点、漢文は45点(※新課程の配点)を占める重要なセクションです。古文の基礎(特に文法や漢字の知識)を固めると、実は漢文の習得スピードも劇的に上がります。夏に古文の土台を作れば、秋以降に漢文を爆速で仕上げることが可能になります。

2. 【時期別】夏から本番までの逆転合格スケジュール

夏から始めて共通テストで8割以上をもぎ取るための、理想的なロードマップがこちらです。

【7月〜8月:基礎固め期】
・重要古文単語(300語)の暗記
・主要な古典文法(助動詞・敬語)の完全マスター

【9月〜10月:読解演習・漢文スタート期】
・短文〜中編の読解練習(主語の特定を意識)
・漢文の句法、重要漢字のインプット

【11月〜12月:共通テスト形式特化期】
・センター試験の過去問、共通テストの試行調査・過去問演習
・複数テキスト対策、和歌の修辞法の確認

【1月〜直前:総仕上げ期】
・予想問題集でのタイムマネジメント(時間配分)の徹底
・間違えた問題の「知識の穴」を総チェック

それぞれの時期に何をすべきか、詳しく見ていきましょう。

3. 【夏(7〜8月)】全ての土台を作る「インプット徹底期間」

夏休みの目標は、「単語と文法を見て、1秒で意味が言える状態にする」ことです。ここで妥協すると、秋以降の過去問演習で必ず挫折します。

① 古文単語:質より「回転数」

古文単語帳を1冊用意しましょう(『マドンナ古文単語』『古文単語315』『古文単語ゴロゴ』など、自分が使いやすいもので構いません)。

  • ポイント: 1日10語をじっくり覚えるのではなく、1日50語に目を通し、それを1週間繰り返す勉強法がおすすめです。人間の脳は「何度も見かけるもの」を重要だと認識します。

  • 注意点: 古文単語は「現代語と意味が違うもの(例:おどろく=目が覚める)」や「複数の意味を持つもの」が狙われます。赤字で書かれた第一意味だけでなく、第二意味まで目を通す癖をつけましょう。

② 古典文法:助動詞と敬語に全集中

文法をすべて完璧にしようとすると終わりません。共通テストで最も合否を分けるのは「助動詞」「敬語」です。

  • 助動詞のマスター法: 「接続(何形につくか)」「活用(どう変化するか)」「意味(過去・推量・打消など)」の3要素をセットで覚えます。「る・らる・す・さる・しむ…」と呪文のように口に出して活用表を暗記しましょう。特に「意味の識別(例:『なむ』の識別)」は共通テストの大好物です。

  • 敬語のマスター法: 尊敬語(行為者への敬意)、謙譲語(客体への敬意)、丁寧語(聞き手への敬意)の区別を徹底します。共通テストの古文は主語が省略されることが多いため、「この敬語が使われているということは、主語は身分の高い〇〇だ」と見抜くための最大の武器になります。

4. 【秋(9〜10月)】主語を見抜く「アウトプット・漢文開始期間」

基礎が固まったら、いよいよ文章を読んでいきます。同時に、漢文の対策もスタートさせましょう。

① 古文読解:主語の特定を命題とする

古文を読んでいて「誰が何をしているのか分からなくなった」という経験はありませんか? 古文は主語が驚くほど省略されます。秋の読解演習では、以下の「主語特定テクニック」を意識して解いてください。

  • 接続助詞「て・で」の上と下では、原則として主語は変わらない。

  • 接続助詞「を・に・が・ば」の上と下では、原則として主語が変わる。

  • 敬語の有無に注目する。(作者から登場人物への敬意か、登場人物同士の敬意か)

一文一文の訳(現代語訳)を丸暗記するのではなく、「なぜこの主語になるのか」のプロセスを解説を読み込んで理解することが大切です。

② 漢文の同時並行:コスパ最強の得点源

9月からは漢文のインプットも開始します。漢文は古文よりもさらに覚える量が少なく、「返り点(レ点・一二点)のルール」「重要句法(使役・被動・反語など)」「重要漢字(約100語)」を抑えるだけで、一気に得点が安定します。 古文で培った「文節の感覚」や「漢字の知識」がそのまま活きるため、1ヶ月もあれば共通テストレベルの土台が完成します。

5. 【冬(11月〜直前)】共通テスト特化型「実戦演習期間」

11月以降は、実際の試験時間を意識した実戦トレーニングに移ります。

① 過去問・予想問題集の正しい使い方

共通テストの過去問に加え、センター試験の過去問(特に古文・漢文)も非常に良質な演習素材です。

  • 制限時間の意識: 共通テストの国語は90分(※新課程)。現代文(2問)に時間を残すため、古文は20分、漢文は15分で解き切るスピード感を体に叩き込んでください。

  • 「複数テキスト」への慣れ: 近年のトレンドである、本文に加えて「生徒たちの話し合いの文章」や「和歌の評釈」が提示される問題に挑戦します。解く順番としては、「先に設問や条件に目を通し、何を読み解けばいいのかのゴールを決めてから本文を読む」というアプローチが有効です。

② 和歌修辞(技法)の最終チェック

共通テストの古文では、高確率で「和歌」が登場します。和歌が含まれる問題は受験生の正答率が下がりやすいため、差をつけるチャンスです。

  • 掛詞(かけことば): 一つの言葉に二つの意味を持たせる(例:「松」と「待つ」)。

  • 縁語(えんご): 関連する意味を持つ言葉を散りばめる。

  • 序詞・枕詞: 特定の言葉を導き出すためのフレーズ。

これらは知識があれば一瞬で解ける問題も多いため、冬休みの間に必ず総復習しておきましょう。

6. 保護者様へ:夏からの逆転受験生を支えるポイント

受験生の保護者様におかれましては、模試の結果や子供の進捗を見て「本当に間に合うの?」とハラハラされることも多いかと存じます。特に古文などの副次的に見えがちな科目において、以下のサポートを意識していただけると幸いです。

① 「焦りからの参考書買い漁り」を止める

子供が不安になると、次から次へと新しい古文の参考書や問題集を買いたがることがあります。しかし、夏からの逆転に必要なのは「1冊を完璧にすること」です。手元にある単語帳や文法書がボロボロになるまで繰り返しているか、そっと見守ってあげてください。

② 配点と戦略の理解

「うちの子、英語ばかりやっていて国語(古文)をやっていないけれど大丈夫かしら」と思われるかもしれません。夏前半までは英語・数学の主要科目に時間を割くのが受験の鉄則です。7月後半〜8月にかけて古文の集中講義(自主学習や塾など)を取り入れているようであれば、それは正しい戦略です。計画通り進んでいるかを信じて応援してあげてください。

まとめ:夏からの集中投資で、古文漢文を最大の武器にしよう

共通テストの古文・漢文は、「正しい順番(単語・文法 ➔ 読解 ➔ 過去問)で、集中して取り組めば、最も短期間で成果が出る科目」です。

夏からスタートすることは決して遅くありません。むしろ、これまでに培った現代文の読解力や、他科目での勉強の習慣が身についている今だからこそ、驚くべきスピードで吸収できるはずです。

「何から手をつければいいか分からない」「一人ではスケジュールの管理が難しい」という場合は、プロの力を借りるのも一つの手です。個人の志望校や現在の実力に合わせた最短ルートのカリキュラムで、効率よく合格を勝ち取りましょう!

まずは今日、手元にある単語帳を開くことから始めてみませんか? あなたの挑戦を応援しています。


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