【大学受験英語】学校の授業＋αで英語を得点源にする方法

time 2025/07/10

folder 大学受験対策英語

大学受験において「英語」は最も配点が高く、合否を左右する重要科目です。一方で、「学校の授業を真面目に受けているのに、なかなか点数が伸びない」「定期テストは取れるけれど、模試になると点が取れない」という悩みもよく聞きます。

実は、多くの受験生が「学校の勉強だけでは不十分」であることに気づかず、いつの間にかライバルに差をつけられているのです。

この記事では、学校の授業をベースにしながら、そこに“＋α”を加えて英語を得点源に変える具体的な方法を解説します。英語が苦手な生徒も、得意にしたいと考えている生徒も、今日から取り入れられる内容です。

学校の授業で身につく力と、その限界

まずは、学校の授業で得られることと、そのままでは届かない部分を明確にしておきましょう。

■ 学校の授業で得られること

文法の基礎（文型・時制・関係詞・仮定法など）
長文の読み方の導入
単語・熟語の基本レベル
定期テストによる知識の定着

これらは、英語学習の「土台」を作る上で非常に重要です。特に英文法の基礎が整理されていないと、どれだけ長文を読んでも内容をつかめません。学校での丁寧な文法指導は大きな武器になります。

■ 学校だけでは不足しがちなポイント

語彙力（大学受験で必要な6000語〜8000語に届かない）
長文読解のスピードと量
英作文や自由英語の表現力
リスニングの実践力

多くの高校では、授業時間の制限から読解量や語彙の幅が不足しがちです。これを補わないと、模試や共通テスト・難関大学の試験では通用しません。

学校＋αの学習で「得点源」になる英語力をつける方法

ここからは、学校での学習を活かしつつ、効率的に伸ばすための「＋α」の取り組みを紹介します。

① 語彙力：学校の単語帳に加え、自分の「第二の単語帳」を持とう

高校で使用されている『システム英単語』『ターゲット1900』『LEAP』などの単語帳は、大学受験に十分対応しています。しかし、学校では週に20〜30語しか進まない場合も多く、年間通しても定着しないことがあります。

■＋αの取り組み

1日50語×3回復習（朝・昼・夜）を習慣化
アプリ（mikan・英単語ターゲットアプリなど）を活用
自分専用の「見直し用単語帳」（間違えた単語だけ集めたもの）を作成

定期的に「覚えたはずの単語」を忘れるのが人間です。反復と仕組みで、語彙を“知っている”から“使える”状態に変えていくことが重要です。

② 文法力：授業の確認＋文法問題集で得点力を鍛える

文法は「知識の定着」と「実践的な使いこなし」が必要です。学校の授業で基本事項を学んだら、それを演習でアウトプットしましょう。

■＋αの取り組み

『Next Stage』『Vintage』『スクランブル英文法』などの問題集で演習
学校の授業進度より先取りして復習を回す
文法の分野別チェックテスト（接続詞・仮定法・関係詞など）を自作する

文法問題は「どこでつまずいたか」が見えやすいため、自分の弱点を浮き彫りにする材料として活用できます。模試の文法問題で得点率が上がってきたら、長文にも自信が持てるようになります。

③ 読解力：週に2〜3本の長文演習をプラスする

大学入試の英語は、とにかく長い文章を速く、正確に読む力が求められます。学校の授業では1〜2週間で1本の長文を丁寧に解説するケースも多く、量が不足しがちです。

■＋αの取り組み

『速読英熟語』や『ポラリス英文読解』『やっておきたい英語長文』シリーズで演習
毎週2〜3本、25分で読む→採点→解説→復習の流れを固定
精読（1文ずつ訳す）＋多読（制限時間を設けて読む）のバランスを取る

最初は読めなくて当然です。大切なのは、**「自分の読解プロセスを振り返ること」**です。時間がかかっても、「なぜ読めなかったか」「どの文構造が理解できなかったか」を丁寧に復習しましょう。

④ 英作文：英借文から始めて徐々に自分の言葉へ

自由英作文・和文英訳は、単語や文法を“使いこなす”力が問われます。学校での練習量が少ない分、日常的に書く機会を意識して増やすことが重要です。

■＋αの取り組み

模範解答の「型」を暗記して使い回す（導入表現・理由の言い回しなど）
まずは「書き写し＋文法確認」から始める（英借文）
『英作文トレーニング』や『ドラゴンイングリッシュ』などを活用

書いたものは、先生・家庭教師・添削サービスに見てもらうことで、フィードバックが得られます。間違いを恥じずに「直してもらう」ことが最短の上達法です。

⑤ リスニング：毎日10分、耳を英語に慣らす

共通テストや私大ではリスニングの配点が増え、対応が必須です。文法や読解のついでにやるのではなく、リスニングは独立したスキルとして毎日取り組むべきです。

■＋αの取り組み

毎日10〜15分、シャドーイングor音読練習
『NHKラジオ英会話』『TED-Ed』『CNN10』などで耳を慣らす
学校のリスニング教材は繰り返し使用し、スクリプトも確認する

英語を聞いて理解するためには、「音を音として聞き取る耳」と「意味を処理する頭」の両方を鍛える必要があります。

学習の習慣化が最大の鍵

どんなに質の高い教材でも、「やったりやらなかったり」の状態では成果が出ません。学校の授業を最大限活かすためにも、次の2点を意識しましょう。

勉強する時間を毎日固定する（例：19時〜20時は英語）
1週間単位で目標を決め、達成度をチェックする

無理に1日3時間やる必要はありません。毎日30〜60分を積み重ねることが、3ヶ月後・半年後の圧倒的な力になります。

まとめ：学校を「基盤」として、自分だけの＋αで勝つ

大学受験英語は、やみくもに問題を解くのではなく、「学校の学習で得られること」と「自分に必要な補強ポイント」を明確にした上で戦略的に学習することが重要です。

語彙力を拡張して「読む・書く・聞く」の基礎を整える
文法・読解・英作文・リスニングに対して、バランスよく取り組む
学校の授業を最大限活かしつつ、＋αで周囲と差をつける

この積み重ねが、英語を「得点源」へと変えていく確実な方法です。焦らず、しかし着実に、自分にとっての最適な学習スタイルを確立していきましょう。

福島県の中学生・高校生専門という品質

「福島県の中学生・高校生専門」は私たちのこだわりです。福島県の高校入試を知り尽くし、福島県の高校の授業と大学入試知り尽くした経験豊富なプロ講師がによるハイレベルな授業を、福島県の多くの方々にも受けいただきたい。そして秘めた才能を開花してほしい。そんな思いで始めたのが駿英家庭教師オンラインです。
勉強が得意、教えるのが得意…というだけの講師ではありません。生徒との信頼関係を一番に考え、相手の立場に立ちながら教えることが何より重要であると考えております。一人一人、目標はそれぞれです。教える相手の気持ちに寄り添います。