2022/08/25

大学入試共通テストにおける英語の配点は、リーディング・リスニング合わせて200点満点。英語が得意かどうかにかかわらず、多くの受験生にとって合否を左右する科目の一つです。
この共通テスト英語の対策は、できるだけ早く、そして計画的に始めることが成功の鍵です。特に「高2のうちにどこまで準備できるか」が、その後の受験勉強全体に大きな影響を与えます。
今回は、「高2から共通テスト英語の対策を始めるための年間スケジュール」と、「その時期に何を意識すべきか」を具体的に紹介します。早期スタートを切りたい方や、英語の勉強に不安を感じている方にとって、有効なガイドとなるはずです。
共通テスト英語の特徴とは?
まず、共通テスト英語の問題形式を押さえておきましょう。
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リーディング(100点)
全体が「実用的な英文読解」で構成され、内容把握・情報処理能力が問われます。文法問題は出題されません。 -
リスニング(100点)
読み上げは基本すべて1回。図表、会話、要点の聞き取りなど、多様な形式が出題されます。
つまり、「英文法の知識」や「難しい語彙」よりも、「速く正確に読む力」「聞き取って判断する力」が重要になるテストです。対策は単なる暗記ではなく、英語を日常的に触れる環境を作り、実践力を鍛えることが求められます。
高2から始める年間計画(4期に分割)
高2の4月から高3の3月までの1年間を、以下の4つの期間に分けて対策を進めていきます。
◆第1期(4月〜6月):土台作り・基礎完成
この時期は、文法・語彙・音声の基礎を固める期間です。共通テストの形式にいきなり手を出すよりも、まずは以下の3点に集中しましょう。
◎重点ポイント
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英文法の基礎を一通り復習(特に準動詞・関係詞・仮定法など)
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高校基本単語を2000語レベルまで定着させる
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音声教材でシャドーイングや音読習慣をつける
◎おすすめ教材
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『Next Stage』『Vintage』(文法確認用)
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『ターゲット1900』『システム英単語』(語彙)
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『NHKラジオ英語講座』『TED-Ed』など(リスニングの導入に)
◎学習時間目安(週)
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英単語:5日×20分
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文法:3日×30分
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リスニング&音読:3日×15分
この時期に“英語を毎日触れる習慣”をつけることで、後々の負担が格段に軽くなります。
◆第2期(7月〜9月):実践力の導入
夏休みを活用して、少しずつ共通テスト形式の問題に触れていきましょう。まだ完璧に解けなくても大丈夫。「問題形式に慣れること」が第一目的です。
◎重点ポイント
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リーディングの設問タイプを体感する(情報検索・要約・推測など)
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リスニング問題で「1回聞き取り」に慣れる
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長文の音読&要約で速読力を養成
◎おすすめ教材
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『共通テスト実戦模試(河合・駿台・Z会など)』
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『英語リスニング問題集(標準レベル)』
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『速読英単語(必修編)』で音読+文構造確認
◎学習時間目安(週)
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共通テストリーディング問題:3題
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リスニング問題:3回(1回20分)
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英語長文音読:3日×15分
この時期は「英語を速く処理する力」を意識的に養うことがカギです。
◆第3期(10月〜12月):精度とスピードの強化
秋以降は、受験が徐々に現実味を帯びてきます。ここでは「速く正確に読む力」「聞き取って答えを出す判断力」を磨きながら、得点力を実践レベルに引き上げていきます。
◎重点ポイント
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制限時間内で解く訓練をスタート(時間管理能力を養う)
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読解スピードUPのためのチャンク読み・スラッシュリーディング練習
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リスニングでは設問の先読み・メモ取り技術も導入
◎おすすめ教材
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『共通テスト予想問題集』(タイマーを使って解く)
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『英文速読トレーニング本(Z会・駿台系)』
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YouTubeのニュース英語・ネイティブ会話(多聴練習に)
◎学習時間目安(週)
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リーディング模試形式:週2題(1題30分+復習)
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リスニング模試形式:週2題(聞き直し&ディクテーションも)
ここでタイムプレッシャーの中でも正解率を保てるようになると、高3以降が非常に楽になります。
◆第4期(1月〜3月):実力定着と苦手分野の補強
高2の締めくくりとして、この3か月で一気に実戦力を完成させましょう。特に「苦手な設問タイプ」や「時間不足になる問題」への対策が重要です。
◎重点ポイント
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間違えた問題のパターン分析(なぜミスしたのかを明確に)
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分野別の読解演習(広告文/メール文/意見文など)
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リスニングで「設問の意図」に着目しながら聞く練習
◎おすすめ教材
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『共通テスト過去問』『共通テスト型模試(第3回・第4回)』
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『英語4技能問題集(書く・話すも含めた総合力UPに)』
◎学習時間目安(週)
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苦手パート集中特訓:週3回×30分
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過去問演習:週1回(リーディング+リスニング)
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弱点分析&復習ノートづくり
この段階まで来れば、英語の基礎力・実践力・応用力がバランスよく備わってきます。高3の4月からは志望校に応じた対策にすぐに入れる状態を目指しましょう。
高2から始めるメリットとは?
高2から共通テスト英語の対策を始めることで、次のようなメリットがあります。
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高3の夏以降、二次試験対策(自由英作文・難関長文)に時間を割ける
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英語が「勉強の中心軸」として自信につながる
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模試で安定して高得点を出せるため、受験全体が優位に進む
多くの受験生が「高3の夏から共通テストの過去問に手を出す」中で、1年前から準備していることは、圧倒的なアドバンテージになります。
まとめ:1日15分でも「継続」が鍵
共通テスト英語は暗記やテクニックではなく、「日常的な英語接触と実践の積み重ね」が問われるテストです。だからこそ、早く・長く・バランスよく対策を進めることが何よりも重要です。
高2の今からできることはたくさんあります。1日15分からでも構いません。まずは「習慣をつくること」から始めてみてください。その積み重ねが、1年後の大きな自信となり、本番での成功へとつながります。
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