2022/08/25
熟語動詞の受動態
熟語を1つの動詞とみなす
laugh at~「~を笑う」のような熟語は1つの動詞として扱うことで、svoの文となる(0が発生する)ので、受動態の文に変えることができます。あくまでlaugh atで1
つの動詞扱いなので、受動態はbe laughed atになります。atを残すのがポイントです。
Tom’s classmates laughed at Tom.
クラスメイトはトムのことを笑った
Tom was laughed at by his classmates.
ノアはクラスメイトに笑われた
「atが残るのが変」 「at byというつながりがヤダ」と思って、atを消すのは許されません。laugh atで1つの動詞なので、「atを消す」=「動詞の綴りを勝手に消す」く
らいメチャクチャなことだからです。もしlaugh と atを別々に考えてしまうとOが存在せず受動態にはできなくなります。
受動態で使われる「熟語」
- laugh at~ 「~を笑う」
- speak to~ 「~に話しかける」
- run over~「r(車が)~をひく」
- cut down~ 「~を切り倒す」
- call on~ 「~を訪ねる・(先生が生徒)を当てる」
- hear from~「~から連絡がある」
- deal with~「~を処理する」
- put off~「~を延期する」
- call off -「~を中止する」
- put away~「~を片づける」
- throw away~「~を捨てる」
- bring up~「~を育てる」
- bring about~「~を弓は起こす」
- look up to~「~を尊敬する」
- look down on~「~を軽蔑する」
- do away with~「~を廃止する」
- take care of~「~を世話する」(=look after)
- take advantage of~「~を利用する」
- make fun of・make a fool of~「~をからかう」
- catch sight of~「~を見つける」
- lose sight of~「~を見失う」
- pay attention to~「~に注意を払う」
- make use of~「~を利用する」
第4文型(SVOO)の受動態
be p.p.の後ろに名詞はこないのが受動態の大原則ですが、これが崩れるのが第4文型(svoo)・第5文型(svoc)の受動態です(be p.p.の後ろに名詞がくる)。受動態にする=目的語を主語にすることでしたが、そもそも目的語が2つあるなら、1つ目的語が先頭に出たところで、もう1つが残るはずです。そもそもsvoo・svocをとる動詞は(svoに比べて)かなり少ないので実は簡単です。
Test takers are sent their admission tickets two weeks before the examination date.
受験者には、受験日の2週間前に受験票が送付される。
※admission ticket「入場券・受験票」/ two weeks before~「~の2週間前」
sendが受動態になって、“is sent”の形になっています。are sentの直後にtheir admission ticketsという名詞がきています。
write+「人」+「物」=「人に物を書いて送る」の受動態は、「物」is written「人」になるはずです。しかし実際は一旦前置詞を使った形「write+物to人」にしてから受動態にするほうが圧倒的に好まれます。
Thank you note was written to me by Tom.
お礼の手紙はトムから私に送られてきた。20-3
第5文型(SVOC)の受動態
SVOCの受動態で、Oを前に出した後、Cの扱いは2つのパターンがあります。
そのまま残す:Cに原形以外(名詞・形容詞・to不定詞・分詞など)がきたとき
名詞の場合:受動態は‘’be p.p.+名詞”の形
The lion is often called “the king of beasts.”
ライオンは「百獣の王」と呼ばれることが多い。
※ by peopleは省略/能動態はPeople often call the lion” the king of beasts.”
形容詞の場合:受動態は“be p.p.+形容詞’’の形
Prostitution was made illegal in Japan in 1956.
日本では、売春は1956年に違法とされた。
※ makeOC「OをCにする」の受動態
to不定詞の場合:受動態は「人 is p.p. to 原形」の形
The students were told to go home by the teachers.
生徒たちは、教師たちから家に帰るよう言われた。
※能動態はThe teachers told the students to go home.
形を変える:Cに原形がきたとき ※原形→to不定詞に変える
Cに動詞の原形がきた場合は「原形→to不定詞に変える」という特別ルールが適用されます。原形をそのまま残すのではなくto~に変えるだけです。
Mari was made to work till late at night.
マリは夜遅くまで働かざるをえなかった。 ※直訳「働かせられた」
能動態はThey made Mari work till late at night.「彼らはマリを夜遅くまで働かせた」となりますが、受動態ではMariが先頭に出るとMariとwas madeで新たなペアができる反面、動詞workが余ってしまいます。そこで、相方を失ったworkは、動詞ではなくto不定詞に成り下がるしかないので原形不定詞ではなく、to不定詞なら動詞の直後にくっつくことができます。
Tom was seen to come out ot tne supermarket.
トムはそのスーパーマーケツトから出てくるところを目撃された。
※知覚動詞の受動態(be p.p. to+原形)は「使えない」という意見もありますが、入試には出ます
疑問詞と受動態
Who was th-is novel written by?
この小説を書いたのは(一体)誰なんですか?
※直訳「誰によって書かれた?」
元々は、Was this novel written by Hana?「この小説はハナが書いたの?」で、人名(Hana)がwhomになり(byの後ろなので目的格)、それが文頭に出ると、Whom was this novel written by?となります。ただしこの形は現代英語では見かけない硬い文なので、Whom→ Whoで代用したのが、上の英文です。
What is S called?
Sは何と呼ばれていますか?
call OC 「OをCと呼ぶ」の受動態S is called Cから、Cがwhatになって先頭に出ると、What is S called?という形になります。海外旅行中、何かを指さしながら、What is this called in English?「これは英語で何と呼ばれますか?」と使えます。
What is “phak chi” called in English?
「パクチー」って英語で何て言うの?
lt’s called “cilantro.”
「シラントロウ」だよ。
正しい勉強法を知り、実践すれば成績アップは簡単です。
マンツーマンの個別指導で自己ベストを更新!
大切なお子様の学習指導はお任せください
- 小中一貫校の中学校受験
- 中学生の高校受験対策
- 高校生の大学受験対策
- 高校生の看護学校受験対策 など
経験豊富な講師がお子様の夢の実現をお手伝いいたします
※お問い合わせはこちらまで