2022/08/25

as~asの構造
2つのものを比べて「同じくらい」と言いたいときは、as~ as..,「…と同じくらい~だ」を使います。形容詞・副詞をas~asで挟み込む感覚です。単に「同じくらい」というよりも、「同じくらいかそれ以上」というイメージです。
Going by Shinkansen is as expensive as flying.
新幹線で行くのは、飛行機で行くのと同じくらいお金がかかる
as – asの文をつくるプロセス
- トムはマリと同じくらいスペイン語を流暢に話す
- 英文を「2つ」用意する
(a)Tom speaks Spanish fluently. (b)Mari speaks Spanish fluently. - 比較基準となる単語をas – asで挟んで、2つの文をくっつける
Tom speaks Spanish as fluently as Mari speaks Spanish fluently.
(a)の文 比較基準 (b)の文
※前半のasは副詞「同じくらい」、後半のasは接続詞「~と同じように」 p.879 - 後ろのas以下を「スッキリ」させる
Tom speaks Spanish as fluently as Mari.
このas~ asの構造を踏まえてINTRODUCTION の問題を見てみましょう。
many+名詞/much+名詞をまとめて挟む
many(much)+名詞をas~asで挟むとき、っい、many / muchだけを挟みがちですが、まとめて挟み、”as many(much)名詞as’’の形になります。as many asにしてしまうと、名詞が余ってしまいます。
This pizza has as many pieces as that one.
このピザはあのピザと同じピースの数だ。
not as~ as…「…ほど~ではない」
as – asの否定文(not as~ as.’.)は「同じじゃない」となりそうですが、必ず差を表すす「…ほど~じゃない」と考えてください。「同じじゃない」では大小関係がハッキリしないからです。not as – as...はハッキリと差を表します。
Sapphires do not cost as mucn as diamonas.
サファイアは、タイヤモンドほど高くない
「見た目」や「昔」との比較 応用
not as – asは「見た目ほど~じゃない」 「以前ほど~じゃない」でもよく使われます。
That restaurant’s salada are not as big as they look in the pnotos.
あのレストフンのサラダは、メニューにある写真の見た目ほど大きくはない
I am not as young as I used to be.
私は以前ほど若くはない」/「もう若くないなあ」という気持ちでよく使われる
as – asを使った慣用表現
as~ as possible / as~ as+人+ can「できるだけ~」
I want it finished as quickly as possible.
大至急でやってもらいたい.
直後の単語を強調するas~as
The doctors at the hospital see as many as 50 patients per day
その病院の医師たちは、毎日50人もの患者を診察する。
強調のas – asの見抜き方
- 文の一部となっている → 普通のas~as
- 取り除いても大丈夫 → 強調のas~as
普通のas~as「同じくらい」と違って、強調のas~asはなくてもOKなものです。余分なas~asは強調だと判断できます。強調したい単語の前にas~asを置いたイメージを持てれば、構造上余分なas~ asは強調だとわかります。
not so~asを使った熟語
not so ~ asを使った重要表現
- not so much A as B 「AというよりむしろB」
- do not[cannot] so much as+原形「~さえしない(できない)」
- without so much as~「~さえしないで」
※without so much as a goodbye「さよならさえも言わずに」のように名詞もOK
He is not so much a teacher as a comedian.
彼は教師というよりはむしろお笑い芸人だ。
He cannot so much as take the train by himself.
彼は一人で電車に乗ることすらできない。
Without so much as talking to his ex-girlfriend, he left the party.
彼は、かつての恋人と言葉も交わさずに、パーティーを後にした。
as~asを使った「最上級相当表現」
- as~ as any…「どの…にも負けず劣らず~だ・とても~だ」
- as~as ever lived「きわめて~な」※as~ as has ever livedもOK
- as A as can be「この上なくAだ」 ※as Ass {A} can beもOK
as~ asを「同じ」だと思い込んでいると丸暗記するしかないのですが、「同じくらいかそれ以上」を使って直訳していけば解決します。
He is as wise as any.
彼は誰よりも賢い
He’s as great a scientist as ever lived.
彼は今までにない偉大な科学者である
I’m as happy as (happy) can be.
この上もなく幸福だ
as~ asを使ったその他の熟語
- as~ as ever「あいかわらず」 ※直訳「どんなとき(ever)とも同じ」
- as good as~ as「ほとんど~・~も同然(almost)」
His hatred of Communism was as strong as ever.
彼の共産主義への憎しみは相変わらず強かった.
He’s as good as dead.
彼は死んだも同然だ.
倍数表現
as~ asは「同じ」= 1倍です。「〇倍」を表すときは、as ~ asの直前に「〇倍」という語句を置くだけです。たとえば「3倍」なら、three times as~ asとします。「2倍」のときはtwice as~ asとするのが普通です。
A Smartphones today cost twice as much as those on the market ten years ago.
今のスマホは、10年前に出まわっていたものの倍の値段がする。
「だいたい同じ」のとき
「だいたい同じ」=「約1倍」と考えて、as – asの直前にabout 「約」を置き、about as~ asの形になります。 また、about twice as~ as「約2倍」almost[nearly] as~ as「ほぼ同じくらい」、just as~ as「ピッタリ同じ」も大切です。
A There are about as many people in Kanagawa as in Osaka.
神奈川の人口は、大阪の人口とだいたい同じくらいです。
This portrait is nearly as large as life.
この肖像画はほぼ実物大です。
as~ as以外の倍数表 名詞表現の利用
as~asを使った倍数表現は、名詞を使った形でも表せます。
- X times the of size 「…のX倍の大きさだ」
- X times the of length「…のX倍の長さだ」
- X times the of height 「…のX倍の高さだ」
- X times the of weight「…のX倍の重さだ」
- X times the of age「…のX倍の年齢だ」
- X times the of number「…のX倍の数だ」
- X times the of amount 「…のX倍の量だ」
- X times the of price「…のX倍の値段だ」
as~as以外の倍数表現 比較級の利用
X times as ~ as A → X times 比較級 than A 「 AのX倍~だ」
How many times 比較級~?「何倍…ですか?」
That country is 6 times wider than Japan.
その国は日本の6倍の広さです。
How many times did you go to stool?
便通の回数は?
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