【英文法153】比較3　比較級・最上級の重要表現

time 2024/05/19

folder 英文法

比較級・最上級を使った基本表現

likeとセットで使うbetter/best

like A better[more] than B 「BよりAが好き」
like A {the} best[most] 「Aがー番好き」
Which do you like better[more] A or B?「AとB、どっちが好き？」

I like dogs better than cats.
犬より猫が好き

I like dogs the best of all animals.
動物の中で犬が一番好き

Which do you like better, dogs or cats?
犬派それとも猫派？

単数形・複数形がまぎらわしい表現

比較級+than any other+単数形「ほかのどの～より…だ」
one of the最上級＋複数形＝among the 最上級+複数形「ほかのどの～より～だ」

Asia is larger than any other continent
アジアはほかのどの大陸よりも大きい。

He is one of the most popular students in the class.
彼はクラスの人気者だ。

最上級を使った慣用表現

at last「ついに」
at {the} most「多くても（せいぜい）
at least「少なくても」
at fthe} best「良くても（せいぜい）」
at (the} worst「悪くても（せいぜい）」
at one’s best「最高の状態で」
at one’s worst「最悪の状態で」
at the latest「遅くても」
at the earliest 「早くても」
to the best of one’s knowledge 「～の知る限り」
to the best of one’s ability r～の力の及ぶ限り」
make the best of~ 「～を最大限に利用する」※「うまくベストを尽くす」イメージ
make the most of~「～を最大限に利用する」※「あるものをフルに活用する」イメージ
get the most out of～「～を最大限に活用する」
for the most part「大部分は」
best[most] of all「何より」

実質最上級の表現

Nothing が主語のパターン

ハッキリ「一番！」とは言わず、「誰にも負けない」のように遠回しに伝えることもあります。

Time is the most precious thing of all「時間はすべての中で最も大切だ」
Nothing is more precious than time 「時間よりも大切なものはない」
Nothing is as precious as time. 「時間ほど大切なものはない」

No~が主語のパターン

No other名詞十比較級・原級のパターン

He is the tallest boy in his class.「彼はクラスでー番背が高い男子だ」
No other boy in his class is taller than he is. 「クラスのほかのどの男子も彼より背が高くない」
No other boy in his class is as tall as he is.「クラスのほかのどの男子も彼ほど背が高くない」

比較級・最上級の強調

「差」の大きさを示すとき

「差がどれくらいか？」を示すときは比較級の直前に差を示す語句を置きます。差を「具体的な数字」で表す。

I am two years older than Tom.「僕はトムより2歳年上だ」
l am older than Tom by two years. 「僕はトムより2歳年上だ」※差を表すby ~「～の分だけ」

差を「漠然とした表現」で表す

差がどれくらいかを示すときは、比較級の直前に差を示す語句を置きます。

The musnroom omelet tastes a iittie oetter tnan tne plain one.
キノコの入ったオムレツのほうが、プレーンオムレツよりちょっとだけ美味しい。

Making a video is much more complicatea tnan watching one.
動画を作るのは、見ることに比べてはるかに複雑だ。

veryとmuchの整理

veryがやる仕事はmuchはやらない、muchの仕事にveryは興味がないという感じです。たとえばvery goodは正しい→much goodはアウト。一方でmuchの後は比較級→
veryの後に比較級はアウトと整理できます。また、最上級はtheの位置に注意してください。much the bestとthe very bestとなります。ちなみに、the veryの後にmost型の最上級は不可なので、the very most～の形はNGです。

強調表現の整理（very vs. much)

原級　〇 very good 　✕ much good

比較級　✕ very better　〇 much better

最上級　✕ very the best　〇much the best

最上級　〇 the very best　✕ the much best

「強調のmuch」の細かい知識発展

many more＋可算名詞　例：many more people「はるかにたくさんの人々」
much more＋不可算名詞　例：much more money「はるかに多くのお金」

ちなみに、実際に使うとき、manyとmuchの使い分けが心配なら、far more~/ a lot more～「はるかにたくさんの～」を口癖にしておけば便利です。

様々な強調語句応用

比較級を強調するもの「かなり・はるかに・さらに」

漠然と強調する基本語句：much / a lot / way
入試でよく問われる語句：still/ even / by far/ far
その他の語句：yet/rather / a great deal/significantlyなど
強調のever: ever＋比較級「ますます比較級だ」 ※ever「ずっと・絶えず」

The library is even quieter than the park.
図書館は、公園よりさらに静かだ。

最上級を強調するもの

by far the＋最上級
the very＋最上級の形
possible 「できる限り」※最上級の後ろに置く
imaginable 「想像しうる限り」※最上級の後ろに置く

Your test results will be sent to you in the shortest time possible.
検査の結果は、できるだけ早く送付される予定です。

強調語句を使った慣用表現応用

「ましてや～はなおさらだ」 ※“否定文,much less~’’の形で使われます。この表現は熟語として扱われるのですが、実は比較級lessの前に強調のmuch/still / evenを置いただけです。「否定文,much less~」は直訳「…じゃない。もっと少ない～だ」→「…じゃない。～はもっと（なおさら）だ」です。昔の問題集にmuch[still] more～「ましてや～はなおさら」という熟語が載っいましたが、現代英語で使われず入試にも出ません。肯定文で「～は言うまでもなく」は、to say nothrig of – / riot to meriflon～などを使えばOKです