2022/08/25

助動詞の過去形の心構え
助動詞の過去形はちょっと厄介です。基本助動詞の予想系の意味は過去形になっても同じように使えます。mayの過去形mightや、canの過去形couldは同じ意味があります。過去形なのに過去を表さない代表格がshouldです。shouldはshallの過去形と説明されますが、shallの過去形の意味で使われることは無く、現在の視点から使われます。
助動詞の過去形は、必ずしも過去のことを表すとは限らないので注意が必要です。助動詞の過去形、特にwouldとcouldを見たら、まず最初に考えるべきは仮定法です。助動詞の過去形が出てきたら、まずは仮定法としての用法を考え、その上で仮定法では無い意味をチェックしていきましょう。
couldのメインの意味
「できた」の意味は超マイナー用法で、couldを見た時にまず考えるのは、canの意味に「もしかしたら」を加えた意味です。
~できたろうに(仮定法)
If I had money now, I could buy this watch.
もし今お金があれば、この時計を買えるのに。
If she asked for help, she could get the project done faster.
彼女が助けを求めれば、プロジェクトをもっと早く終わらせることができるのに。
遠回しの丁寧表現
We could go to the new Italian restaurant for dinner tonight.
今夜は新しいイタリアンレストランに行くのはどうでしょうか。
You could try calling customer service to resolve the issue.
問題を解決するために、カスタマーサービスに電話してみるのはいかがでしょうか。
~することがあしえる(可能性)
He could join our club.
彼は私たちのクラブに入会するかも。
Anything could happen.
何が起こるか分からないぞ!(なんでも起こるかもしれない)
It could’t be true.
そんなことはあり得ない(それが本当であるはずがない)
couldの意味 過去形としての用法
couldが表す「できた」の意味は、「もしやろうと思えばできた」という意味です。
~することができた(過去の可能)
When I was younger, I could run a mile in under six minutes.
若い頃は、6分以内で1マイル走ることができました。(→今はできない)
I couldn’t understand the language when she first moved to the country.
その国に最初に移住したとき、言葉を理解できませんでした。(→今はできる)
「できた」にcouldが使えないとき
couldが表す「できた」の意味は、「もしやろうと思えばできた」という意味ですから、やろうと思えば「いつでもできた」ということになります。これに対して、その時一回だけできた場合や、過去の一時期だけできた場合にはbe able toを使います。
He was able to pass the exam.
彼はその試験に合格できた。
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