【高校国語】高校の定期テスト現代文の勉強法

time 2021/11/12

高校生活で避けて通れないイベントの一つが、中間試験と期末試験です。これらの試験の結果によって、推薦入学の可否が決まるため、受験を考えている高校生は、特に力を入れて試験対策を行う必要があります。

大学入試や模擬試験とは異なり、一般的には皆さんが知っている教科書から出題されます。一見、簡単そうに見えても、現代文の定期テスト対策を知らない高校生は多く、また、この科目自体に苦手意識を持っていることも少なくありません。今回は、現代文の試験対策と勉強方法について解説します。

授業のノートを徹底的に復習する

現代文に限らず、テストを作成しているのは先生です。テストの目的は、生徒が授業の内容を理解したかどうかを確認することです。

テストの問題は、先生が授業で強調したことや、板書に基づいて作られます。普段の授業を注意深く聞き、重要なポイントをメモし、手水と前にはノートを徹底的に見直すことが大切です。特に、「著者の主張」と「主張の理由と根拠」「登場人物の心情」を先生が説明した時は先生の説明を必ず教科書にメモしてください。優しい先生であれば、「これは試験に出るよ」と強調してくれるかもしれません。

現代文では、「なぜ」や「どういうことか」という問題が出題されます。そして、答えの根拠となる記述が、本文の中に絶対に存在します。もしも根拠のない答えであれば、それは出題者の感想になってしまい、テストの問題としては不適切なものとなってしまうからです。テストを作成する先生は、授業の中で、「著者の主張」「主張の理由と根拠」「登場人物の心情」の根拠となる記述を説明しています。この説明は、テストで得点するための重要なポイントなので、聴き逃さないようにしましょう。

音読が効果的！

現代文は文章の内容や構造をよく理解していれば、満点を取ることも不可能ではありません。そのためには、特に声に出してしっかりと文章を読むことが一番の近道です。音読には、文章を理解しやすくなるというメリットがあります。以外と思われるかもしれませんが、黙読で理解するのは、音読で理解することよりも一段レベルの高い作業なのです。ですから、テスト勉強で文章を理解したり、覚えたりしたいときは、黙読よりも音読する方が効果的です。文章をしっかりと読んで暗記することができれば、定期テスト対策も良い結果が得られるでしょう。眠気覚ましになります。ただし、テスト本番では、音読することはできません。そのため、声を出さずに音読する口パク音読を普段からトレーニングしておくことをお勧めします。

言語事項問題の対策をしっかりと！

漢字や重要語句などの言語事項問題は、模試や大学入試の本試験の配点ではあまり重視されません。作者の主張や主人公の気持ちを読み取れるかどうか、読解力が重視される傾向にあります。しかし、漢字の書き取りや読み方、語彙の理解などを問う定期テストでは、知識問題の配点が高くなる傾向があります。定期テストでは、テストの範囲が限られているので、出題できる問題のレパートリーがあまり多くないことが原因です。しっかりと準備をしておけば、定期テストの言語事項問題で満点を取るのは簡単です。新出漢字や意味の分からない言葉について、教科書や授業ノートを見直して、取りこぼしがないようにしましょう。

まとめ

高校生活では、定期テストは避けて通れないものです。推薦入試を受ける場合は、定期テストでいい成績と積み重ねていくことが成否を分けるため、特にしっかりとした準備が必要です。繰り返しになりますが、定期テストの目的は、授業の理解度を測るためです。普段の授業で先生の話や板書をしっかりとノートや教科書に書き残しておきましょう。