2022/08/25
アウトプット学習と言うと、
問題を解く、
単語や漢字を書く、
といったことを思い浮かべがちですが、
最も大切なことは、ノート作成です。
デジタルな時代だからと言って、
手を使って書くことほど素晴らしい勉強 法を忘れてはなりません。
吉田松陰は読書しながら常にノートをとっていた人で、
弟子にもそうするよう勧めていました。
読んだことを深く理解するばかりでなく、
深く読み込むためにも、
ノートをとることは非常に効果的だからです。
「今年のノートは明年の愚となり、
明年のノートは明後年の拙を覚えるべし。
是知識の上達するしるしなり」
という意味の言葉を残しています。
ノートをとることで、
自身の進歩が一目瞭然になる効果も期待できます。
教科書に下線を引いただけの内容や、
目で覚えた内容はすぐに忘れてしまいます。
しかしそれを書き出すことで、
学習内容が頭の中で整理整頓されていきます。
同じ内容を何度もノートまとめする必要は全くありませんが、
学校の授業を聞きながらノートにまとめていく学習は、
インプットとアウトプットを同時に行うことができる、
効率的な学習方法と言えるでしょう。