2022/08/25
特に脳が活発に働いているとき は、
「会話をしているとき」だということです。
会話とは言 葉を発するという処理に加えて、
相手の表情や声の調子から相手の感情を推測するという
決してコンピューターにはできない
高度な処理も含まれます。
ですから会話をよくする人は
脳がいつも活性化しています。
子供の会話の実験でこんな面白い結果が出ていました。
子供(5歳程度)にお母さんとの会話と、
全く知らない人 との会話の最中に脳を測定したところ、
お母さんとの会話で は脳はよく働いていたのですが、
知らない人との会話は脳の 働きが
かなり鈍っていたということです。
その原因としては
おそらく、初めて出くわした人は
相手がどんな人か、
どう思ってい るのかが
推測しにくいことがあげられます。
ところがお母さんなら、
すでにわかっている情報が多いので
脳は活発 に働いたのだということです。
つまり脳とはの計算の実験 と同じように、
すでにわかっていることを繰り返したほうが
はるかによく働くということがわかります。
さてここでちよっと気に留めておいてほしいことは
インターネットや電子メールの存在です。
これらの媒体でのコミュニケーションが
多用される時代となりましたが、
これらのお かげで脳を使う機会が
著しく減ったと考えられます。
表情や 声のトーンから感情を読み取っていくという
高度な処理が脳 を強く働かせるわけですから、
相手の表情や声のトーンがわからない
電子メールでのやり取りだけでは
あまり脳が働かないということになります。
ですからメールをやるなとは言いませんが、
ここぞという時にはメールよりも電話、
電話よりも直接会って話すことを心がけたいものです。
電子メールは確かに便利で楽ですが、
その分脳も楽をしてしまうわけです。
皆さんも友達を観察してみてください。
よくしやべる人は、
成績がいいか悪いかは別として、
頭の回転が速い人が多いのではないでしようか。
勉強ができなくても、
そういう人ほど社会に出てから成功者になるものです。