2022/08/25
「軽い運動」で脳を整える
勉強を始める前の準備として、
記憶を入れやすい脳の状態にしておくことが大切です。
そのためにおすすめしたい方法が「軽い運動」。
軽い運動には脳の活性化を促す効果があると明らかになっています
効果が現れ始める運動時間はたったの2分から。
ここで想定されている運動とは、
ジョギングやウォーキング、サイクリングなどの有酸素運動です。
脳が情報を記憶し始める「前」に有酸素運動を行なうことで、
学習や記憶の機能が改善する効果があると考察しています。
運動が脳によいことはよく知られていますが、
勉強の準備段階に身体を動かしておくことが効果的なのですね。
勉強前に軽く近所を散歩するだけで大丈夫です。
脳をよい状態に整えてから、勉強に取り組んでみましょう。
検索練習で効率的に記憶する
短時間のでも学習内容を濃く記憶に残すには
「検索練習」という方法がおすすめです。
検索練習とは、脳内の記憶をたぐって学習内容を思い出すという方法。
単語帳を使ったフラッシュカード形式の勉強などがこれにあたります
新しくインプットした情報を「頑張って思い出す」ことで、
曖昧な記憶をしっかり定着させることができるのです。
覚えたことを思い出すという行為は、アウトプットです。
覚えたことを自分の言葉で言い換えるアウトプットが効果的。
脳内で既存の情報と新しい情報をつなぎあわせ、
理解しやすいよう加工していく作業により、
学習効率が高まるのだそうです。
たとえば、参考書を読んだら途中で本を伏せ、
覚えていることを自分の言葉で紙にまとめてみる。
そんな勉強法を取り入れてみましょう。
「思い出す」ことを意識しながら学習を進めていくと効率が上がるかもしれませんよ。
勉強後10分間は何もしない
勉強後は、覚えた内容を忘れないための対策が重要です。
その方法はきわめてシンプル。
勉強後の10分間はあえて「何もしない」ことです。
外部からの情報が入らない状態で、
10分間ぼーっとすると学習内容を10%も多く記憶することができるそうです
数秒単位では記憶の定着は起こりません
時間を空けることなく新しい情報を次々入れると、
そのぶん前の情報が抜けていってしまいます
勉強したことを忘れにくくするには、
少なくとも10分間は脳に余計な情報を入れず、
知識の定着を待つことが重要なのです
勉強後、すぐにスマートフォンに手を伸ばすのではなく、
あえて情報に触れない状態をつくり、
10分間だけ意図的にぼーっとしてみましょう