勉強の成果を計算する場合、私は次のような式で考えることがあります
勉強の成果=教材の質*集中力*勉強時間2+過去の勉強の蓄積
いくら時間をかけても、集中せずにだらだら勉強していたら成果は上がりません。さらに勉強時間は二乗になっています。勉強時間は勉強の成果を決定づける大きな要素なんですね。
偏差値の高い大学に行くということは、教材の質を高める要素に当てはまります。昔から勉強が苦手だということは、過去の勉強の蓄積等要素です。しかし、勉強時間は二乗した上に、掛け算されるので、他の要素を凌駕して余りあるほどの影響力があるのです。
ちなみに、もう一つの要素の集中力というのは、どれだけ真剣に勉強をしなければならないと考えているかというメンタルによって大きく変化します。簡単に言えば、せっぱつまっていない人は、集中できないのです。
では、上記の指揮で勉強の成果を計算してみましょう
一流大学は一応授業や学生の質が高いものと仮定して、教材の質を5とします。他の大学は3としておきましょう。集中力は個人差がありますので1としておきます。勉強時間はほとんどしていない人は1、毎日コツコツ勉強している人は10とします。そして、一流大学を出た人は、受験勉強の実績がありますので、過去の勉強の蓄積を100、高卒の場合は0とします
一流大学卒でも、社会に出てからほとんど勉強をしなかった人は、
勉強の成果=5*1*12*+100=105
高卒、または一流大学以外の大学を卒業後、毎日30分~1時間、毎日コツコツと勉強してきた人は
勉強の成果=3*1*102+0=300
となります。この計算からもわかるとおり、一流大学を出るかどうかということは、勉強の成果と直結しないのです。社会に出てから自分の価値を高めるためにコツコツと勉強をつづけた人こそ、成長を続けることができるといえるでしょう。
この記事を読んでいる人の中には、中学生や高校生の方もいらっしゃると思います。中高生の場合、教材の質の値は1と考えてください。過去の勉強の蓄積も、年が若ければ無視してもいいくらいの違いしかありません。かりに、高校2年生まで受験勉強をさぼっていたとしても、3年生になってから、死に物狂いで勉強すれば、劇的な成果を上げることが可能です。
とはいえ、勉強の成果を上げたいと思っているならば、長い期間コツコツと勉強時間を積み上げていくことが一番効果的です。大学受験や高校受験といった短期的な目的の達成のためだけではなく、生涯にわたって自分をより良き方向へ成長させ続けていくためには、100M走ではいけないのです。毎日10時間勉強しても、1週間でぷっつりやめてしまってはほとんど意味がありません。何年もかけて、マラソンのように勉強を続けていく方が、長期的には数倍成果が上がります。
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おすすめ教材
ここからは、中学生にお勧めの教材を紹介します。高校生にお勧めの教材は
こちらをご覧ください。
英語
キクタンは文字通り耳で覚える単語集(CD2枚収録)。教科書に出てくる単語だけでは不十分。定期テストは乗り切ることができても、実力テストでは教科書に出ていないものもバンバン出てきます。中学生必携の単語集です。
文法事項が詳しく説明されています。この参考書の良いところは動画で授業をしてくれるところ。英語嫌いの生徒でもすんなり頭に入るでしょう。
「ホントにわかる」シリーズよりも内容は易しめ。監修は山田暢彦先生。このテキストを使って
YouTubeでとってもわかりやすい授業を公開しています。
こちらのテキストは教科書準拠。丁寧な解説に教科書の内容に沿った問題で学習を進めることが可能です。付属のCDでリスニング対策もばっちり!
中学3年間の基礎がコンパクトにまとまっています。高校入試の準備として使うと効果的です。
数学
とても見やすく、動画付きで理解もしやすい教材。基礎から徹底的に学習するのにぴったりです。
数学と言えば数研出版。中学生用のシリーズもご多聞に漏れず秀逸です。数学が好きな生徒にはピッタリ。自学でもメキメキ実力アップ。
中学数学の総まとめ教材。カラーページが多く、数学嫌いの生徒や数学が苦手な生徒でも取り組みやすくなっています。
国語
現代文のカリスマ講師、出口汪による教材です。中学生向けに書かれていますので、わかりやすい表現になっています。文章の読み方、問題の解き方などを徹底的に解説。現代文が苦手な高校生にもおすすめです。
国語は一度得意科目にしてしまえば、勉強をしなくてもコンスタントに高得点がとれる教科です。理論編で問題の解き方を学んだあとは、こちらの問題集で力を定着させましょう。
理科
マイスタディガイドは手書き風イラストで分かりやすい参考書。理科の暗記学習はこれでばっちり!
付属のネット動画がとてもわかりやすく、まるで家庭教師の授業!基礎から標準レベルの力をつけるためには最適なテキストです。
タイトル通り、図や表がふんだんに盛り込まれたビジュアル参考書。勉強の仕方も説明されているので、テキスト通りに勉強を進めていけば、中学理科の各分野の理解が深まります。
基礎から標準レベルの知識を効率的に身に着けることができます。一人でも学習を進めやすく、編者のこだわりが随所に感じされます。
社会
マイスタディガイドは手書き風イラストで分かりやすい参考書。社会の暗記学習はこれでばっちり!
ハイレベルな参考書。社会が大好きな生徒はこの一冊でどんどん自学を進めるとぐんぐん実力がアップします。
地理はやみくもに暗記してモス部に忘れてしまいます。地図と関連付けながら覚えていくのがポイントです。こちら教材の動画を見なが具体的なイメージを描いて勉強を進めていくことができます。
歴史の勉強は、頭の中に年表を作ることが重要。この教材は動画と連動した学習で、現代までの時代の流れを無理なく覚えていくことができます。
数学に定評のある数研出版社のテキスト。社会の教材ではことらがおススメです。演習書が付属しており、定期試験対策だけでなく、自高校入試の対策にも最適です。
こちらの教材は問題集ではありませんが、苦手教科の対策の第一歩としておすすめの教材です。名前の通りマンガで解説されていますので、スイスイ読み進めることができます苦手な人が多い歴史、公民、古文などをはじめとして、ほぼ全教科がそろっています。毎日気軽に触れることで苦手意識がなくなっていきます。
公民は身の回りの生活に深くかかわっており、内容的に社会の中で最も理解しやすい分野です。こちらのシリーズで定評のある動画授業でぐんぐん理解が進みます。
公民が苦手な生徒にはこちらがおススメ。基本からしっかり教えてくれるます。
偏差値50を目指す生徒におススメ。標準レベルの内容で3年間の学習内容を総復習できます。このテキストを完ぺきにこなせるようになったら、上のレベルにすってっぷアップしましょう。
受験生の50%以上が正解できた入試問題だけを集めているため効率的に基本問題を復習することができます。全ての問題に「受験生のどれくらいが解けた問題なのか」という正答率が表示されています。1ページあたりの問題量も少ないため無理なく進められ、モチベーションアップにつながります。
こちらの問題集は受験生の50%以下の生徒しか解くことができなかった難しい問題を集めた問題集です。偏差値は相対評価なので、みんなが解けない問題を解くことができるようになれば偏差値60が突破できるようになってきます。こちらの問題集もすべての問題に正答率がついています。正答率30%以下の問題が解けるようなれば、実力は相当なものです。何度も何度も繰り返し解いて応用力を伸ばしましょう。