記憶に残りにくい
シャープペンシルで書いた文字は、記憶に残らない。
理由は、主に2つあります。
第一に、色が大事だから。
第二に、書いた文字は消さないほうが良いから。
まずは、色について考えてみます。
シャープペンシルは黒色の芯を使っているでしょう。
黒い文字で埋め尽くされた紙面は単調で
後で見直した時に思考の整理がしにくいものです。
おすすめは、ボールペンを使って色分けしながら勉強すること。
思考整理力、記憶力、そして創造力の向上が期待でき
勉強の効率が格段にアップします。
文字を色分けすると、
色ごとに具体的なイメージを持つことができます。
そのイメージを文字情報に付け加えることで、
脳内での思考の整理、理解、記憶が進みます。
さらに、色は創造力を伸します。
子供の頃、色鮮やかな絵本を見て想像を膨らませたり、
カラフルな折り紙で様々なものを作って遊んだりしたように、
色にはクリエイティブな発想を養う力があるのです。
色分け勉強に便利なのが、赤・青・黒の3色ボールペン。
勉強していると、ペンを持ち替えるのは煩わしいもの。
ペンを持ち替えると思考が途切れ、
何を書こうとしていたのか分からなくなってしまうこともあります。
成果を出したいなら、今すぐ3色ボールペンに切り替えましょう。
思考が停止する
消しゴムで消す作業は、思考を停止させてしまう。
書いた文字を消さないほうがいいのは
「書き間違いは理解不足」という理由からです。
よく書き間違える漢字や単語、
よくやってしまう計算間違いは理解不足が原因かもしれません。
ボールペンを使って勉強してみると
いつも同じような間違いばかりしていることに気が付きます。
おそらくそれは、意味をきちんと理解せずに書いていたり、
思考停止状態で文字を書いていた、
ということが原因だと考えられます。
間違いを消しゴムで消してしまっていると
同じ間違いばかりしていることに気づくことができません。
消すという作業は、思考を一旦ストップしてしまいます。
消しゴムを使っているときは
消すということに集中しています。
ペンを持ち替えるのと同じで、
勉強としての思考は停止し、
ロスが生まれてしまうのです。
消しゴムで消すのをやめて、
間違えたらバツ印を付けて直ちに思考をもとに戻しましょう。
効率よく思考を前に進めていくことができます。
そして、バツ印の箇所を見返し、
自分の間違いをしっかり見つめ直してみてください。
意外な弱点に気付けるかもしれません。
とにかくたくさん書こう
勉強するには、書くという行為は当然重要です。
ものを覚えたいなら紙に書くのが良い、
と言われています。
目で見ているだけではすぐ忘れてしまいますが、
手を動かして文字を書くという行為には、
目で見、
手で書き、
記憶する、
というそれぞれの段階で脳がフル回転するため、
脳が活性化し記憶力がアップします。
また、手を動かすと集中力までアップするという効果もあります。
書く紙は、絶対にノートでなくてもかまいません。
よく、ノートのまとめに時間をかける人がいます。
まとめノートは、後々の勉強に役に立ちます。
まとめノートを作ること自体が楽しいかもしれません。
しかし、成果を出したい場合、
まとめノートが絶対に効果的だとは限りません。
たくさん書くことより
キレイに書くことのほうが気になっていませんか?
とにかく書いて書いて書きまくりましょう。
たくさん書いた紙を見ると
「これだけ勉強したんだ! 」という自信にもつながります。
キレイなノートづくりなんて必要ありません。
もともと参考書にキレイにまとめてあるのですから
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おすすめ教材
ここからは、中学生にお勧めの教材を紹介します。高校生にお勧めの教材は
こちらをご覧ください。
英語
キクタンは文字通り耳で覚える単語集(CD2枚収録)。教科書に出てくる単語だけでは不十分。定期テストは乗り切ることができても、実力テストでは教科書に出ていないものもバンバン出てきます。中学生必携の単語集です。
文法事項が詳しく説明されています。この参考書の良いところは動画で授業をしてくれるところ。英語嫌いの生徒でもすんなり頭に入るでしょう。
「ホントにわかる」シリーズよりも内容は易しめ。監修は山田暢彦先生。このテキストを使って
YouTubeでとってもわかりやすい授業を公開しています。
こちらのテキストは教科書準拠。丁寧な解説に教科書の内容に沿った問題で学習を進めることが可能です。付属のCDでリスニング対策もばっちり!
中学3年間の基礎がコンパクトにまとまっています。高校入試の準備として使うと効果的です。
数学
とても見やすく、動画付きで理解もしやすい教材。基礎から徹底的に学習するのにぴったりです。
数学と言えば数研出版。中学生用のシリーズもご多聞に漏れず秀逸です。数学が好きな生徒にはピッタリ。自学でもメキメキ実力アップ。
中学数学の総まとめ教材。カラーページが多く、数学嫌いの生徒や数学が苦手な生徒でも取り組みやすくなっています。
国語
現代文のカリスマ講師、出口汪による教材です。中学生向けに書かれていますので、わかりやすい表現になっています。文章の読み方、問題の解き方などを徹底的に解説。現代文が苦手な高校生にもおすすめです。
国語は一度得意科目にしてしまえば、勉強をしなくてもコンスタントに高得点がとれる教科です。理論編で問題の解き方を学んだあとは、こちらの問題集で力を定着させましょう。
理科
マイスタディガイドは手書き風イラストで分かりやすい参考書。理科の暗記学習はこれでばっちり!
付属のネット動画がとてもわかりやすく、まるで家庭教師の授業!基礎から標準レベルの力をつけるためには最適なテキストです。
タイトル通り、図や表がふんだんに盛り込まれたビジュアル参考書。勉強の仕方も説明されているので、テキスト通りに勉強を進めていけば、中学理科の各分野の理解が深まります。
基礎から標準レベルの知識を効率的に身に着けることができます。一人でも学習を進めやすく、編者のこだわりが随所に感じされます。
社会
マイスタディガイドは手書き風イラストで分かりやすい参考書。社会の暗記学習はこれでばっちり!
ハイレベルな参考書。社会が大好きな生徒はこの一冊でどんどん自学を進めるとぐんぐん実力がアップします。
地理はやみくもに暗記してモス部に忘れてしまいます。地図と関連付けながら覚えていくのがポイントです。こちら教材の動画を見なが具体的なイメージを描いて勉強を進めていくことができます。
歴史の勉強は、頭の中に年表を作ることが重要。この教材は動画と連動した学習で、現代までの時代の流れを無理なく覚えていくことができます。
数学に定評のある数研出版社のテキスト。社会の教材ではことらがおススメです。演習書が付属しており、定期試験対策だけでなく、自高校入試の対策にも最適です。
こちらの教材は問題集ではありませんが、苦手教科の対策の第一歩としておすすめの教材です。名前の通りマンガで解説されていますので、スイスイ読み進めることができます苦手な人が多い歴史、公民、古文などをはじめとして、ほぼ全教科がそろっています。毎日気軽に触れることで苦手意識がなくなっていきます。
公民は身の回りの生活に深くかかわっており、内容的に社会の中で最も理解しやすい分野です。こちらのシリーズで定評のある動画授業でぐんぐん理解が進みます。
公民が苦手な生徒にはこちらがおススメ。基本からしっかり教えてくれるます。
偏差値50を目指す生徒におススメ。標準レベルの内容で3年間の学習内容を総復習できます。このテキストを完ぺきにこなせるようになったら、上のレベルにすってっぷアップしましょう。
受験生の50%以上が正解できた入試問題だけを集めているため効率的に基本問題を復習することができます。全ての問題に「受験生のどれくらいが解けた問題なのか」という正答率が表示されています。1ページあたりの問題量も少ないため無理なく進められ、モチベーションアップにつながります。
こちらの問題集は受験生の50%以下の生徒しか解くことができなかった難しい問題を集めた問題集です。偏差値は相対評価なので、みんなが解けない問題を解くことができるようになれば偏差値60が突破できるようになってきます。こちらの問題集もすべての問題に正答率がついています。正答率30%以下の問題が解けるようなれば、実力は相当なものです。何度も何度も繰り返し解いて応用力を伸ばしましょう。