いままで小学生・中学生・高校生の家庭教師を経験してきました。
・どうしたら生徒ひとりで勉強をできるようになるか?
・予備校の勉強の予復習をする生徒の特徴はなにか?
・どうしたら計画的に勉強できるようになるか?
と考えてみることがしばしば。
それがわかったら誰も苦労せず勉強できるようになりますが、
結局、生徒ひとりひとり改善策はあるし、
さまざまな方策を試しながら勉強を続けていくしかありません。
しかしあることについては、
勉強習慣が身についている生徒の共通点が一つだけありました。
それは「勉強するなら本棚を用意すべき」ということです。
「教材積ん読(つんどく)」はダメ!
生徒宅へ行くと、
たいていの場合机の上に教材が積み上げられています。
教科書とプリントの混ざった「タワー」が
勉強スペースの左右にそびえ立っているのです。
決して不真面目な生徒ではないので、
本棚は昔の教材や本ですでにいっぱい。
片付けたくても収納するスペースがない状況。
このような環境では勉強ははかどりません。
机上にはその時の勉強に関係あるものしか置かないのが基本です。
勉強に関係のないものを置くのは論外ですが、
数学の勉強をしているときの机の上に
英語の辞書を置いている状態もよくありません。
なぜ本棚が必要か?
そもそも机・部屋が散らかっていると集中できません。
また、プリントやテキストがバラバラの場所に置いてあると
勉強を始める前に、
教材を探すというハードルができてしまいます。
環境が乱れていると思考がクリアにならないので
勉強する全体像が把握できず、
勉強の計画が立てられなくなってしまうこともあります。
これから勉強を始動させようというとき必ずやるべきことは、
本棚を用意すること。
新しい本棚を購入する必要はありません。
カラーボックスで十分なんです。
大学受験であっても、カラーボックスが2つもあれば
全ての教材、ノートを整理整頓することができます。
逆に言えば、カラーボックス2つ以上必要であれば、
必要がなかったり
全く手を出していなかったりする無駄な教材があるということになります。
何かを勉強するときに急激なスピードで増えていく教材が増えていくものです。
志望校の数だけ赤本を買って、
各教科の参考書を揃えたら、
あっという間に50cmくらい突破してしまいます。
受験科目の多い国立大学ではなおのこと。
使わなくなった教材や
買ったけれど志望校の傾向や
自分のレベルに合わず
手を出しそうにない教材は
まとめてどこかにしまっておきましょう。
意を決して受験のための勉強を始めるときには、
必ず勉強道具を置くスペースが必要になります。
まずは環境から整えていくことが本当はとても大事なんです。
にほんブログ村
おすすめ教材
ここからは、中学生にお勧めの教材を紹介します。高校生にお勧めの教材は
こちらをご覧ください。
英語
キクタンは文字通り耳で覚える単語集(CD2枚収録)。教科書に出てくる単語だけでは不十分。定期テストは乗り切ることができても、実力テストでは教科書に出ていないものもバンバン出てきます。中学生必携の単語集です。
文法事項が詳しく説明されています。この参考書の良いところは動画で授業をしてくれるところ。英語嫌いの生徒でもすんなり頭に入るでしょう。
「ホントにわかる」シリーズよりも内容は易しめ。監修は山田暢彦先生。このテキストを使って
YouTubeでとってもわかりやすい授業を公開しています。
こちらのテキストは教科書準拠。丁寧な解説に教科書の内容に沿った問題で学習を進めることが可能です。付属のCDでリスニング対策もばっちり!
中学3年間の基礎がコンパクトにまとまっています。高校入試の準備として使うと効果的です。
数学
とても見やすく、動画付きで理解もしやすい教材。基礎から徹底的に学習するのにぴったりです。
数学と言えば数研出版。中学生用のシリーズもご多聞に漏れず秀逸です。数学が好きな生徒にはピッタリ。自学でもメキメキ実力アップ。
中学数学の総まとめ教材。カラーページが多く、数学嫌いの生徒や数学が苦手な生徒でも取り組みやすくなっています。
国語
現代文のカリスマ講師、出口汪による教材です。中学生向けに書かれていますので、わかりやすい表現になっています。文章の読み方、問題の解き方などを徹底的に解説。現代文が苦手な高校生にもおすすめです。
国語は一度得意科目にしてしまえば、勉強をしなくてもコンスタントに高得点がとれる教科です。理論編で問題の解き方を学んだあとは、こちらの問題集で力を定着させましょう。
理科
マイスタディガイドは手書き風イラストで分かりやすい参考書。理科の暗記学習はこれでばっちり!
付属のネット動画がとてもわかりやすく、まるで家庭教師の授業!基礎から標準レベルの力をつけるためには最適なテキストです。
タイトル通り、図や表がふんだんに盛り込まれたビジュアル参考書。勉強の仕方も説明されているので、テキスト通りに勉強を進めていけば、中学理科の各分野の理解が深まります。
基礎から標準レベルの知識を効率的に身に着けることができます。一人でも学習を進めやすく、編者のこだわりが随所に感じされます。
社会
マイスタディガイドは手書き風イラストで分かりやすい参考書。社会の暗記学習はこれでばっちり!
ハイレベルな参考書。社会が大好きな生徒はこの一冊でどんどん自学を進めるとぐんぐん実力がアップします。
地理はやみくもに暗記してモス部に忘れてしまいます。地図と関連付けながら覚えていくのがポイントです。こちら教材の動画を見なが具体的なイメージを描いて勉強を進めていくことができます。
歴史の勉強は、頭の中に年表を作ることが重要。この教材は動画と連動した学習で、現代までの時代の流れを無理なく覚えていくことができます。
数学に定評のある数研出版社のテキスト。社会の教材ではことらがおススメです。演習書が付属しており、定期試験対策だけでなく、自高校入試の対策にも最適です。
こちらの教材は問題集ではありませんが、苦手教科の対策の第一歩としておすすめの教材です。名前の通りマンガで解説されていますので、スイスイ読み進めることができます苦手な人が多い歴史、公民、古文などをはじめとして、ほぼ全教科がそろっています。毎日気軽に触れることで苦手意識がなくなっていきます。
公民は身の回りの生活に深くかかわっており、内容的に社会の中で最も理解しやすい分野です。こちらのシリーズで定評のある動画授業でぐんぐん理解が進みます。
公民が苦手な生徒にはこちらがおススメ。基本からしっかり教えてくれるます。
偏差値50を目指す生徒におススメ。標準レベルの内容で3年間の学習内容を総復習できます。このテキストを完ぺきにこなせるようになったら、上のレベルにすってっぷアップしましょう。
受験生の50%以上が正解できた入試問題だけを集めているため効率的に基本問題を復習することができます。全ての問題に「受験生のどれくらいが解けた問題なのか」という正答率が表示されています。1ページあたりの問題量も少ないため無理なく進められ、モチベーションアップにつながります。
こちらの問題集は受験生の50%以下の生徒しか解くことができなかった難しい問題を集めた問題集です。偏差値は相対評価なので、みんなが解けない問題を解くことができるようになれば偏差値60が突破できるようになってきます。こちらの問題集もすべての問題に正答率がついています。正答率30%以下の問題が解けるようなれば、実力は相当なものです。何度も何度も繰り返し解いて応用力を伸ばしましょう。