日々の生活の中で勉強は欠かせません。
学校や塾の授業などクラス授業もありますが、
受験勉強となると独学での勉強が大部分を占めるのではないでしょうか。
しかし独学だとなかなか捗らなかったり、
継続できずに悩んだりする人も多いはず。
そこで今回は独学で成果を出す勉強法を紹介します。
独学は非効率的?
独学で勉強しても成果が出ず、
効率が悪いと考えている方も多いかもしれません。
しかし、独学はうまくできれば、
むしろ効率の良い勉強になります。
しかし、勉強の成果は、ある程度継続しないと表れませんから、
その前に挫折してしまうと意味がありません。
1人ではモチベーションを維持することは難しいものです。
勉強すべきポイントが押さえられておらず、
ただ机に向かっているだけになっている場合もあるでしょう。
自分で勉強内容をカスタマイズできることは独学のメリットですが、
下手な勉強計画では効率の良い勉強とかけ離れていく可能性もあります。
独学はメリットを活かすことができれば勉強は捗り、
最も効率の良い勉強法が確立できます。
独学のメリットは勉強内容や時間を自分に合わせることができること。
学習塾では自分のレベルに合ったコースが見つからなかったり、
自分に合わせたスケジューリングができなかったりします。
講義形式では集中していなくても次々と進んでしまうため
勉強しているつもりになりがちで、
復習を怠るために結局学んだことが身につかないのです。
その点、独学は自分勉強内容から内容のレベル、
参考書や問題集選びまですべて自分で行います。
主体性をもって勉強に取り組むことができますし、
自分にぴったりの学習計画が立てられるのです。
独学の効率を上げる方法1
独学に集中できないという悩みを解決するために、
達成度をその都度確認することを推奨します。
ぬり絵勉強法は独学にぴったりでしょう。
方眼紙とカラフルなペンを用意し、
15分勉強したら1マス塗っていくだけです。
塗った面積がどんどん広がっていくと楽しいですし、
勉強するモチベーションに繋がります。
教科ごとに色を変えれば学習時間のバランスまで見えます。
独学の効率を上げる方法2
最適なスケジュールや勉強内容、レベルで勉強するために、勉強計画を作成しましょう。
独学を続けているにもかかわらず成果が出ないという人は
計画を立てずに勉強をしている可能性大です。
押さえるべきポイントは3つ。
- 最終目標を確認する
- 達成期限を決める
- 自分の現在位置を確認する
3つのポイントが確認できたら、
現状からやるべきこと、期間から勉強計画を立てましょう。
まず、最終目標と現状を照らし合わせてやるべきことを洗い出します。
やるべきことに対して期間が少ない場合は優先順位を立てることも大切です。
あまり重要でないところは潔く捨てていきましょう。
独学ではまったくわからない範囲を対策していくのは時間も労力もかかってしまいますよね。
優先すべきは曖昧な理解の箇所を完璧にしていくこと。
手も足も出ない問題は後回しにして、
すぐに得点に結びつく理解度が高いものから1つ1つ完璧にしていくようにしましょう。
独学の効率を上げる方法3
最後はテストを活用した勉強法。
テストというと学習内容の理解や定着を測るツールと考えがちですが、
テストによって学習内容の定着が促進されることがわかっています。
ある調査によると
テキストを読んだだけでその後他に何もしなかった学生に比べ、
テキストを読んだ後に複雑なテストをこなした学生は
1週間後に覚えていた内容が145%も多かったといいます。
記憶の過程には
符号化(情報を憶える過程)、
貯蔵(情報を保存しておく過程)、
検索(情報を思い出す過程)があります。
インプットした情報はアウトプットできるよう練習しておく必要があります。
テストを活用して検索を繰り返し、
アウトプットできる記憶に変換しましょう。
さらに、テストを受けて理解度を客観的にチェックすることで、
根拠のない自信を持つことなく、
理解度が低い部分を把握できます。
要復習のポイントが簡単にチェックできるので
自分の弱点に特化した勉強計画が立てやすくなります。
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おすすめ教材
ここからは、中学生にお勧めの教材を紹介します。高校生にお勧めの教材は
こちらをご覧ください。
英語
キクタンは文字通り耳で覚える単語集(CD2枚収録)。教科書に出てくる単語だけでは不十分。定期テストは乗り切ることができても、実力テストでは教科書に出ていないものもバンバン出てきます。中学生必携の単語集です。
文法事項が詳しく説明されています。この参考書の良いところは動画で授業をしてくれるところ。英語嫌いの生徒でもすんなり頭に入るでしょう。
「ホントにわかる」シリーズよりも内容は易しめ。監修は山田暢彦先生。このテキストを使って
YouTubeでとってもわかりやすい授業を公開しています。
こちらのテキストは教科書準拠。丁寧な解説に教科書の内容に沿った問題で学習を進めることが可能です。付属のCDでリスニング対策もばっちり!
中学3年間の基礎がコンパクトにまとまっています。高校入試の準備として使うと効果的です。
数学
とても見やすく、動画付きで理解もしやすい教材。基礎から徹底的に学習するのにぴったりです。
数学と言えば数研出版。中学生用のシリーズもご多聞に漏れず秀逸です。数学が好きな生徒にはピッタリ。自学でもメキメキ実力アップ。
中学数学の総まとめ教材。カラーページが多く、数学嫌いの生徒や数学が苦手な生徒でも取り組みやすくなっています。
国語
現代文のカリスマ講師、出口汪による教材です。中学生向けに書かれていますので、わかりやすい表現になっています。文章の読み方、問題の解き方などを徹底的に解説。現代文が苦手な高校生にもおすすめです。
国語は一度得意科目にしてしまえば、勉強をしなくてもコンスタントに高得点がとれる教科です。理論編で問題の解き方を学んだあとは、こちらの問題集で力を定着させましょう。
理科
マイスタディガイドは手書き風イラストで分かりやすい参考書。理科の暗記学習はこれでばっちり!
付属のネット動画がとてもわかりやすく、まるで家庭教師の授業!基礎から標準レベルの力をつけるためには最適なテキストです。
タイトル通り、図や表がふんだんに盛り込まれたビジュアル参考書。勉強の仕方も説明されているので、テキスト通りに勉強を進めていけば、中学理科の各分野の理解が深まります。
基礎から標準レベルの知識を効率的に身に着けることができます。一人でも学習を進めやすく、編者のこだわりが随所に感じされます。
社会
マイスタディガイドは手書き風イラストで分かりやすい参考書。社会の暗記学習はこれでばっちり!
ハイレベルな参考書。社会が大好きな生徒はこの一冊でどんどん自学を進めるとぐんぐん実力がアップします。
地理はやみくもに暗記してモス部に忘れてしまいます。地図と関連付けながら覚えていくのがポイントです。こちら教材の動画を見なが具体的なイメージを描いて勉強を進めていくことができます。
歴史の勉強は、頭の中に年表を作ることが重要。この教材は動画と連動した学習で、現代までの時代の流れを無理なく覚えていくことができます。
数学に定評のある数研出版社のテキスト。社会の教材ではことらがおススメです。演習書が付属しており、定期試験対策だけでなく、自高校入試の対策にも最適です。
こちらの教材は問題集ではありませんが、苦手教科の対策の第一歩としておすすめの教材です。名前の通りマンガで解説されていますので、スイスイ読み進めることができます苦手な人が多い歴史、公民、古文などをはじめとして、ほぼ全教科がそろっています。毎日気軽に触れることで苦手意識がなくなっていきます。
公民は身の回りの生活に深くかかわっており、内容的に社会の中で最も理解しやすい分野です。こちらのシリーズで定評のある動画授業でぐんぐん理解が進みます。
公民が苦手な生徒にはこちらがおススメ。基本からしっかり教えてくれるます。
偏差値50を目指す生徒におススメ。標準レベルの内容で3年間の学習内容を総復習できます。このテキストを完ぺきにこなせるようになったら、上のレベルにすってっぷアップしましょう。
受験生の50%以上が正解できた入試問題だけを集めているため効率的に基本問題を復習することができます。全ての問題に「受験生のどれくらいが解けた問題なのか」という正答率が表示されています。1ページあたりの問題量も少ないため無理なく進められ、モチベーションアップにつながります。
こちらの問題集は受験生の50%以下の生徒しか解くことができなかった難しい問題を集めた問題集です。偏差値は相対評価なので、みんなが解けない問題を解くことができるようになれば偏差値60が突破できるようになってきます。こちらの問題集もすべての問題に正答率がついています。正答率30%以下の問題が解けるようなれば、実力は相当なものです。何度も何度も繰り返し解いて応用力を伸ばしましょう。