2022/08/25
テストのあと、
採点された答案用紙が先生から返されるたびに
タメイキをつく。
今度こそと 自分ではがんばったっもりなのに、
また目標の点数がとれなかった。
がっくりだ。
クラスの友 だちの前では
「テストがすべてじゃないさ、そんなに気にしてないよ」
と何食わぬ顔をしてい ても、
くやしさがいっのまにか動作に現われてしまう。
そんなときの君たちは、
壁を越えられないもどかしさでいっばいのはずだ。
いくらやってもダメなんじゃないか、
という絶望感をぬぐい去るのは、
口でいうほど簡単ではない。
数学はそれなりに
「やったぞ!」
という自信があったのに、
計算問題では単純なミスをするし、
文章問題は早とちりして、
ぜんぜんちがう答えを出してしまった。
英語の単語の綴りをまちがえた。
過去形で答えなければいけない作文を
現在形で書いてし まった。
動詞を複数にするのを忘れた。
国語は漢字の書き取りで失敗した。
社会の歴史問題で、
ある事件の年度を記憶ちがいしたために、
他の問題の年度もゴチャゴチャになって、
さんざんな成績だった。
理科は計算問題にば かり力を入れていたので、
植物の分類などの暗記もので点がとれなかった。
大なり小なり、
君たちにはこんな経験があるはずだ。
「後悔先に立たず」というけど、
いい 点がとれなかったテストのあとは、
誰だって落ちこむ。
いやな気分だ。
なんとかこの状態を打ち破って、
もっと上位の成績をとりたい!
という意欲はあるのだが、
思 うように学力が伸びない。
自分なりに努力をしているのだが、
それがテストの結果につながら ない。
勉強のやりかたにどこか欠点があるのではないか?
まちがっているのではないか?
と いう疑問や迷いが生まれてきている。
この記事にたどり着いたということは、
少なくとも勉強の意欲だけはあるのだと思う。
何事も心がまえが 最初にできていなければ、
話にならない。
すべては、そこから始まる。
そのやる気こそが一番大切。
もう夏休みも半分終わり。
でも、まだまだ遅くはない。
勉強はやる気になったときがスタートだ。