2022/08/25
蛍光ペンを使いこなそう!
についてもう少し掘り下げて説明していきます
学校の授業を聞いて、
分からないことをわかるようにしていくのが勉強だ
と思っている人は多いです
もし、本当にそうならば、
学校の授業を受けている人は、全員成績が上がって
東大に合格できなければおかしいのです
でも実際にはそうではない
つまり、
分からないことをわかるようにすることだけが勉強ではないということなのです
勉強には4つの段階があります
前回の記事では
勉強で覚えるものを
赤・・・大事な箇所だが、見た瞬間に0秒で意味が分かる
緑・・・3秒くらい考えて意味が分かる
黄・・・見たことはあるが、意味が分からない
青・・・見たこともないし、意味も分からない
という4つの段階に色分けしました
この青のものを黄色に
黄色のものを緑に
緑のものを赤に昇格させていくことが勉強なのです
まず、青の見たことも意味も分からない状態では、
なにも頭に入ってきません
例えば、理科で出てくるブラウン運動という言葉を全く知らなければ
先へ進むことはできません
まずは、ブラウン運動という言葉を、
最近何回も聞くなぁ、意味は分からないけど・・・
という状態になる必要があります
青(見たこともないし、意味も分からない)から
黄(見たことはあるが、意味が分からない)に昇格させる段階で
一番有効なのは音読です
何度も口に出していれば、
なじみのある言葉になっていきます
次は
黄(見たことはあるが、意味が分からない)から
緑(3秒くらい考えて意味が分かる)にしていく作業です
ここが、わからないものをわかるようにする、という作業です
学校や塾の授業はこの部分を担っています
分からないものをわかるようにするのが勉強だと思っている人は、
この部分のことだけを勉強だと思っているのです
つまり、全体の3分の1しかとらえていないということなんです
先に出てきたブラウン運動についていえば
この段階で
微粒子がランダムに動く運動のことをブラウン運動というのだ
ということが分かれば
ブラウン運動かぁよく聞くけど、微粒子がランダムに動く運動のことだな
ということが腑に落ちるようになります
次に
緑(3秒くらい考えて意味が分かる)から
赤(大事な箇所だが、見た瞬間に0秒で意味が分かる)にしていく作業です
この段階はうろ覚えのものを大量に目に入れて覚えていくことが有効です
多くの受験生が
勉強は分からないものをわかるようにすることだと考えているために
つまり、青→黄→緑→赤という順番で勉強を進めていこうとするのです
中でも 黄→緑 の作業に多くの時間を費やしていますが、
一番大切なのは、緑→赤 の段階なんですね
緑→赤 の段階が最もストレスが少なく、
成績が上がるところなのです
この作業をしなければ序盤の成績アップは見込めません
スタート時の自分の緑の段階の事項をすべて赤の段階にしてから
黄色の段階のものを緑にしていくのです
そして、新に緑となったものを赤にしていくのです
つまり勉強は
緑→赤
黄→緑
緑→赤
という順番で繰り返していくのです
じゃぁ、青→黄 はと思いますよね
この段階は一番ストレスのかかるところです
ここは、一連の流れとは別に
とにかく音読をして、青の言葉になれるようにしていきましょう
そして、青→黄になったら、
緑→赤
黄→緑
緑→赤
の勉強の流れの中に組み込んでいけばよいのです