並べ換えの最初に最初の記号はこない、最後に最後の記号はこない
ひとつの文章をバラバラに分解し、デタラメに配置して、「正しい順序に並べ換えろ」という形式の問題がよく出題されます。この形式の問題では、番号をふられた選択肢の内容をいちいち吟味してみたり、意味をつなげてみた りする苦労を極端に少なくすることができます。「並べ換え問題では、先頭の
記号は最初にこない、最後の記号は最後にこない」という大原則を覚えておけば、貴重な時間をムダにすることなく正解に達することができます。
大原則を当てはめて選択肢をある程度しぼったら、他の選択肢問題と同様、部分的比較によって答えを導き出す。選択肢 同士の共通部分を探し出し、多数決の原理で正解を選びます。
それでは、いま述べた大原則をふまえて、つぎの問題をやってみましょう。ここでは、選択肢の内容は書かず、選択肢の記号のみで解いていきます。
例題
〔問〕 文中abcdeの各文は、順序が不同となっている。前後の文との関連から考え、正しい順序に並べかえるとすれば、次のどの順序がもっとも適切か、番号で答えなさい。
① a-c-d-e-b
② c-e-a-d-b
③ b-d-e-c-a
④ d-c-a-e-b
⑤ c-a-e-d-b
まず、いちばん最初にaがきている選択肢、①が消えます。そしていちばん最後にaがきているものを消すのだが、これは残念なことにひとつもありません。
つぎに内容を見ていきます。つまり共通部分を探していくことにします。すると、e-bというつながりが①と④にあります。また、d-bというつながりが ②と⑤に見えます。そしてc-aというつながりが、⑧と④と⑤にあります。
あとは、a-eというつながりが④と⑤にあります。そうすると、ここで④と⑤は、c-a-eと、三つもつながっている共通部分があることになる。これはとくに“意味ありげさーが重いといえるでしょう。
これで、共通部分をすべて抜き出したわけですが、これを実際に選択肢に書き込んでみると、④と⑤に書き込みが集中するつことがわります。さらに④と⑤を他の肢と比較してみると、先頭にcが来ているという点で②と⑤が共通なことから、⑤が本命、④が対抗といえそうです。ここからは実際に内容を確認してみると正解が見えてきます。実際の正解は⑤でした。
この視点を知ったからには、間違えてもの①ような肢は選ばなくなります。実際の問題でも、まるっきり的外れで、数合わせのためだけに適当に作られた肢だということが分かります。しかし、①を検討するのもそれなりの時間が掛かるので、最初から不正解を見抜ける問うことは、本番の試験で大きなアドバンテージとなります。並べ換え問題で①,a,(ア)といった最初の記号が最初にきているものは、出題者が 「不正解だよ」と教えてくれているものなのです。
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