2022/08/25
ゴールデンウィークまで1週間、
郡山市内の中学校の殆ど修学旅行が終了したことと思います。
福島県公立2期まではあと11ヶ月。
ぼんやりしていたら受験勉強の時間はどんどんなくなります。
部活を引退してから、と言わず、
連休前から受験生としての勉強を始めましょう
とはいえ、初めての受験勉強で困るのは、
「いつまでに何をすればよいのか」わからないということです。
勉強するのは当然ですが、
いつ、なにを、どのように勉強したらよいかということは、
なかなか見当がつかないことでしょう。
特に、安積・安積黎明等の上位校目指す生徒は、
学校の進度に合わせて勉強をしていては、どんどん受験勉強が遅れていってしまいます。
そこで今回は、上位校を目指す皆さんのための「受験までの1年間」を考えてみます。
きっと、今やるべきことが見えてくることでしょう。
2年生の春休みからゴールデンウィーク終了までの間は、
新年度が始まったばかりで、学校も勉強もあまり進みません。
この時期を利用して、中学1・2年の学習をしっかりと復習しておきましょう。
また、この期間に各教科の先取り学習をしておくと後々勉強が楽になります。
「まだ、授業が進んでいないからいいや・・・。」と言わず、
先の単元を自分で予習するようにしてください。
1学期の受験勉強は、 習慣化 も大きな目的のひとつです。
習慣化のためには、日々の課題をあまり難しすぎないほうがよいでしょう。
問題が難しいと、なかなか先へ進めずにストレスが増え、
習慣をつけにくくなってしまいます。
習慣化という言葉は受験生にとって最も重要です。
やる気を出すよりも、まずは、勉強の習慣をつけましょう。
冬休みが終わると1ヶ月ほどで私立入試が始まってしまいます。
ですから、遅くとも11月には、過去問練習ができるように先取り学習を進めていく必要があります。
口で言うのは簡単ですが、実際に10月末までに中学内容を先取りしていくのは大変なことです。
部活が忙しい人は、引退までは思うように勉強を進めることができないかもしれません。
過去問に取り組む際に未習事項があると特に困るのは数学と英語です
数学は入試で出題される内容の大半を3年生の内容が占めています。
「因数分解」「平方根」「2次方程式」などの計算はもちろん
「2次関数」「相似」「円」「三平方の定理」などで未習事項があると問題の理解ができません。
英語も中3内容に未習部分があると長文を理解することができません。
入試問題は長文読解が中心なので、これが読めなくては過去問に取り組む意味がありません
ですから、部活などで時間が取れない人は数学と英語を優先的に先取り学習をしていきましょう。
次は社会についてです。
公民は地理や歴史に比べ、暗記の部分が多いのが特徴です。
暗記であれば「とにかく覚える」ことで力をつけられるので短時間で効果を出すことができます。
ノートまとめとワークブックによる問題練習を中心にどんどん先に進めていきましょう。
理科は暗記中心の単元(生物分野)から進めていくとよいでしょう。
「運動とエネルギー」「イオン」「天体」といった、物理・か化学・地学分野は、
教えてもらわないと理解しにくい単元です。
これらの単元は確認だけしておいて、学校の授業で補完しましょう。
国語は1年間で成果を出すのは容易ではない教科ですが、
先取り学習をしていなくても、受験の過去問を解くことができる唯一の教科です。
1学期のうちから各都道府県の過去問を解いて問題に慣れておくようにしましょう。
先取り学習は教科書や参考書で内容を理解して問題集で練習していく、という流れで進めていきます。
難しい問題を解く必要はありません。
教科書レベルの習得ができれば十分です。
難問を解くよりも、どんどん先に進んで中学校の学習内容を終えてしまいましょう。
ただし、上位行を目指す皆さんは、問題練習の量は十分に確保してください。
学校の問題集だけでは足りませんので、
書店で問題集を購入して練習量を補ってください。