みなさんこんにちは!
郡山家庭教師学院です。
今回は、福島県立高校入試の数学の傾向と対策についてお話します。

福島県立入試の数学は5教科の中で最も平均点が低く、
難しい教科です。
30点取れれば上出来。
35点得点すればかなりの偏差値が期待できます。
例年40点以上の得点者は1%未満。
大問7(3)の問題(空間図形)は正解者0人の時もあります。
大問4「方程式の文章問題」は合否を分ける重要問題。
進学校を目指す人は必ず解けるようにしておきたい問題です。
年度によっては、正答率50%を超えることもあります。
平成21年までは連立方程式の文章問題が出題されていましたが、
平成22年からは連立方程式と2次方程式が交互に出題されるようになりました。
平成28年は2次方程式が出題されましたので、
平成29年は連立方程式が出題される可能性大です。
また、平成28年から方程式の文章問題は、2問出題されるように。
1・2月の新教研や実力テストでも方程式の文章問題は2問出題されていますので、
出題形式になれておくことが大切です。
大問5「図形の証明」は、正答率こそ低いものの(例年10%未満)、
部分点の得点率は20~30台の年度もあります。
証明問題は合同の証明がほとんどですが、
相似や辺と辺の比を使って証明する問題も出題されることがありますので、
完全回答を目指すには、高い数学力が求められます。
とは言え、部分点が十分に期待できる問題ですので、
あきらめることなく、可能な限り解答欄を埋めるようにしてください。
「確率「は必ず出題されます。
難問というわけではありませんので、
樹形図を描いて確実に得点できる力をつけておきたいところ。
「規則性の問題」は近年はほとんど出題されていません。
しかし、完全に無視できるわけではありませんので、
ある程度対策をしておく必要があるでしょう。
「資料の整理」は毎年必ず出題されています。
決して難しくなく、ある意味サービス問題的な内容となっています。しかしながら、「資料の整理」はほかの単元との関連が薄く、用語の意味や解き方を忘れてしまって、得点できない人が多く見られます。最頻値、メジアン、相対度数など用語や計算方法をしっかりと確認して、取りこぼしの無いように気を付けましょう。
以上のことから福島県の数学の対策ポイントは次のようになります。
☆大問1~3は確実に得点する。
進学校を狙っていない人にとっては、大問1~3が得点源になります。たっぷり時間をかけて問題に取り組み、取りこぼしの無いようにしてください。もちろん進学校を目指す人にとっては、これらの問題は必答の問題です。大問1は満点を、大問2・3合わせてミスは3問以下にとどめられるようにしておきましょう
☆大問6(1)、大問7(1)は確実に得点する。
大問6「関数の応用問題」と大問7「空間図形の応用問題」は全体の中でも難しい問題ですが、(1)に関しては、基礎的な知識で解答可能なサービス問題です。この2つは必ず回答するようにしましょう。
☆大問6(2)、大問7(2)のどちらかで得点をする。
大問6・7の(2)はどちらかといえば難しい問題と言えますが、2つとも難しい問うことは稀です。大問6(2)が難しければ、大問7(2)は比較的簡単だったり、その逆のパターンであったりすることがほとんどです。絶対にあきらめずに、回答できるかどうか挑戦するようにしてください。
☆大問6(3)、大問7(3)は無理に解こうとしない。
大問6・7の(3)は例年難問が出題されます。無理に解こうとして、時間を浪費するよりは、「方程式の応用」や「図形の証明」や「確率」「資料の整理」に時間をかけた方がコスパがよいといえます。しいて言うならば、大問6(3)の方が、大問7(3)よりも解きやすいことが多いので、挑戦するならば、大問6(3)にチャレンジしてみてください。
以上の点に気を付けながら、過去問題を中心に最後の仕上げをしましょう!
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おすすめ教材
ここからは、中学生にお勧めの教材を紹介します。高校生にお勧めの教材は
こちらをご覧ください。
英語
キクタンは文字通り耳で覚える単語集(CD2枚収録)。教科書に出てくる単語だけでは不十分。定期テストは乗り切ることができても、実力テストでは教科書に出ていないものもバンバン出てきます。中学生必携の単語集です。
文法事項が詳しく説明されています。この参考書の良いところは動画で授業をしてくれるところ。英語嫌いの生徒でもすんなり頭に入るでしょう。
「ホントにわかる」シリーズよりも内容は易しめ。監修は山田暢彦先生。このテキストを使って
YouTubeでとってもわかりやすい授業を公開しています。
こちらのテキストは教科書準拠。丁寧な解説に教科書の内容に沿った問題で学習を進めることが可能です。付属のCDでリスニング対策もばっちり!
中学3年間の基礎がコンパクトにまとまっています。高校入試の準備として使うと効果的です。
数学
とても見やすく、動画付きで理解もしやすい教材。基礎から徹底的に学習するのにぴったりです。
数学と言えば数研出版。中学生用のシリーズもご多聞に漏れず秀逸です。数学が好きな生徒にはピッタリ。自学でもメキメキ実力アップ。
中学数学の総まとめ教材。カラーページが多く、数学嫌いの生徒や数学が苦手な生徒でも取り組みやすくなっています。
国語
現代文のカリスマ講師、出口汪による教材です。中学生向けに書かれていますので、わかりやすい表現になっています。文章の読み方、問題の解き方などを徹底的に解説。現代文が苦手な高校生にもおすすめです。
国語は一度得意科目にしてしまえば、勉強をしなくてもコンスタントに高得点がとれる教科です。理論編で問題の解き方を学んだあとは、こちらの問題集で力を定着させましょう。
理科
マイスタディガイドは手書き風イラストで分かりやすい参考書。理科の暗記学習はこれでばっちり!
付属のネット動画がとてもわかりやすく、まるで家庭教師の授業!基礎から標準レベルの力をつけるためには最適なテキストです。
タイトル通り、図や表がふんだんに盛り込まれたビジュアル参考書。勉強の仕方も説明されているので、テキスト通りに勉強を進めていけば、中学理科の各分野の理解が深まります。
基礎から標準レベルの知識を効率的に身に着けることができます。一人でも学習を進めやすく、編者のこだわりが随所に感じされます。
社会
マイスタディガイドは手書き風イラストで分かりやすい参考書。社会の暗記学習はこれでばっちり!
ハイレベルな参考書。社会が大好きな生徒はこの一冊でどんどん自学を進めるとぐんぐん実力がアップします。
地理はやみくもに暗記してモス部に忘れてしまいます。地図と関連付けながら覚えていくのがポイントです。こちら教材の動画を見なが具体的なイメージを描いて勉強を進めていくことができます。
歴史の勉強は、頭の中に年表を作ることが重要。この教材は動画と連動した学習で、現代までの時代の流れを無理なく覚えていくことができます。
数学に定評のある数研出版社のテキスト。社会の教材ではことらがおススメです。演習書が付属しており、定期試験対策だけでなく、自高校入試の対策にも最適です。
こちらの教材は問題集ではありませんが、苦手教科の対策の第一歩としておすすめの教材です。名前の通りマンガで解説されていますので、スイスイ読み進めることができます苦手な人が多い歴史、公民、古文などをはじめとして、ほぼ全教科がそろっています。毎日気軽に触れることで苦手意識がなくなっていきます。
公民は身の回りの生活に深くかかわっており、内容的に社会の中で最も理解しやすい分野です。こちらのシリーズで定評のある動画授業でぐんぐん理解が進みます。
公民が苦手な生徒にはこちらがおススメ。基本からしっかり教えてくれるます。
偏差値50を目指す生徒におススメ。標準レベルの内容で3年間の学習内容を総復習できます。このテキストを完ぺきにこなせるようになったら、上のレベルにすってっぷアップしましょう。
受験生の50%以上が正解できた入試問題だけを集めているため効率的に基本問題を復習することができます。全ての問題に「受験生のどれくらいが解けた問題なのか」という正答率が表示されています。1ページあたりの問題量も少ないため無理なく進められ、モチベーションアップにつながります。
こちらの問題集は受験生の50%以下の生徒しか解くことができなかった難しい問題を集めた問題集です。偏差値は相対評価なので、みんなが解けない問題を解くことができるようになれば偏差値60が突破できるようになってきます。こちらの問題集もすべての問題に正答率がついています。正答率30%以下の問題が解けるようなれば、実力は相当なものです。何度も何度も繰り返し解いて応用力を伸ばしましょう。