2022/08/25
みなさんこんにちは!
郡山家庭教師学院です。
今回は、福島県立高校入試の数学の傾向と対策についてお話します。
福島県立入試の数学は5教科の中で最も平均点が低く、
難しい教科です。
30点取れれば上出来。
35点得点すればかなりの偏差値が期待できます。
例年40点以上の得点者は1%未満。
大問7(3)の問題(空間図形)は正解者0人の時もあります。
大問4「方程式の文章問題」は合否を分ける重要問題。
進学校を目指す人は必ず解けるようにしておきたい問題です。
年度によっては、正答率50%を超えることもあります。
平成21年までは連立方程式の文章問題が出題されていましたが、
平成22年からは連立方程式と2次方程式が交互に出題されるようになりました。
平成28年は2次方程式が出題されましたので、
平成29年は連立方程式が出題される可能性大です。
また、平成28年から方程式の文章問題は、2問出題されるように。
1・2月の新教研や実力テストでも方程式の文章問題は2問出題されていますので、
出題形式になれておくことが大切です。
大問5「図形の証明」は、正答率こそ低いものの(例年10%未満)、
部分点の得点率は20~30台の年度もあります。
証明問題は合同の証明がほとんどですが、
相似や辺と辺の比を使って証明する問題も出題されることがありますので、
完全回答を目指すには、高い数学力が求められます。
とは言え、部分点が十分に期待できる問題ですので、
あきらめることなく、可能な限り解答欄を埋めるようにしてください。
「確率「は必ず出題されます。
難問というわけではありませんので、
樹形図を描いて確実に得点できる力をつけておきたいところ。
「規則性の問題」は近年はほとんど出題されていません。
しかし、完全に無視できるわけではありませんので、
ある程度対策をしておく必要があるでしょう。
「資料の整理」は毎年必ず出題されています。
決して難しくなく、ある意味サービス問題的な内容となっています。しかしながら、「資料の整理」はほかの単元との関連が薄く、用語の意味や解き方を忘れてしまって、得点できない人が多く見られます。最頻値、メジアン、相対度数など用語や計算方法をしっかりと確認して、取りこぼしの無いように気を付けましょう。
以上のことから福島県の数学の対策ポイントは次のようになります。
☆大問1~3は確実に得点する。
進学校を狙っていない人にとっては、大問1~3が得点源になります。たっぷり時間をかけて問題に取り組み、取りこぼしの無いようにしてください。もちろん進学校を目指す人にとっては、これらの問題は必答の問題です。大問1は満点を、大問2・3合わせてミスは3問以下にとどめられるようにしておきましょう
☆大問6(1)、大問7(1)は確実に得点する。
大問6「関数の応用問題」と大問7「空間図形の応用問題」は全体の中でも難しい問題ですが、(1)に関しては、基礎的な知識で解答可能なサービス問題です。この2つは必ず回答するようにしましょう。
☆大問6(2)、大問7(2)のどちらかで得点をする。
大問6・7の(2)はどちらかといえば難しい問題と言えますが、2つとも難しい問うことは稀です。大問6(2)が難しければ、大問7(2)は比較的簡単だったり、その逆のパターンであったりすることがほとんどです。絶対にあきらめずに、回答できるかどうか挑戦するようにしてください。
☆大問6(3)、大問7(3)は無理に解こうとしない。
大問6・7の(3)は例年難問が出題されます。無理に解こうとして、時間を浪費するよりは、「方程式の応用」や「図形の証明」や「確率」「資料の整理」に時間をかけた方がコスパがよいといえます。しいて言うならば、大問6(3)の方が、大問7(3)よりも解きやすいことが多いので、挑戦するならば、大問6(3)にチャレンジしてみてください。
以上の点に気を付けながら、過去問題を中心に最後の仕上げをしましょう!