2022/08/25
ここでは、どのくらいの期間あれば成績が 向上するか、
という問題を考えてみましよう。
サプリメントでも「最低3ケ月は続けてください」
などと言われるように、
私たち人間は、
90日ほどのサイクルで変化が定着するようです。
新しい環境に慣れるのも、
体質を改善するのも、
3ケ月単位を目処にしておくと効果が実感できるのは、
人体の細胞の生まれ変わりサイクルが、
90日であることと何か関係があるのかもしれません。
しかし、こと学校の成績に関しては、
90日も必要ありません。
ー週間で十分です。
学校の成績は主としてテストの結果で決まりますが、
単元が限定されていて、
それほどの量はありませんから、
試験一週間前に頑張れば十分です。
ただしそれは、
日常生活の中で勉強する習慣を身につけ、
集中力を養っていることが大前提。
たとえ勉強の習慣がなくても、
スポーツなどで集中力を身につけている子どもは、
受験などの大きなプレッシャーがかかると、
短期間で驚くような伸びを見せる場合があります。
「やる時はやる」 という高度な集中力さえあれば、
大学受験レベルの準備であっても、3ヶ月もあれば十分、
とさえ言えるほどです。
確かに、このような一夜漬け的勉強では、
本当の実力は身に つかないかもしれません。
しかし集中力を発揮して目の前にある目標をクリアする
という「成功体験」を積み重ねて行くことは、
子どもにとって大きな財産となります。
「集中力さえあれば」1週間で何とかなると、
ことあることにさりげなく、
お子さんに伝えておくと良い でしよう。
そして実際にお子さんが成果をあげたら、
たとえそれが満点とは行かなくても、
「すごいじゃない!!!!!」
と思いっきりほめてあ げることです。