2022/08/25
一発で見てすべてを覚えるのが暗記だという人がいます
しかし、一発で覚えたとしても、
それは一発で忘れてしまう記憶です
どんな天才でも少なくとも3回は見て覚えるのが本当の暗記なんです
脳は、繰り返されたものを大切なものだと感じます
試験当日まで覚えておかなければならないのですから
最低3回は見て覚えることで、
長期記憶に定着させていく必要があるのです
記憶には2種類あります
20秒以内・・・短期記憶
20秒以上・・・長期記憶
これを利用しているのがテレビCMです
テレビのCMはほとんどが15秒で作られています
まずは、短期記憶に訴え、
何度も繰り返すことによって長期記憶に移していくのです
つまり、一度見て忘れないことよりも、
何度も見て忘れないことを目指して作られているんですね
これは勉強でも同じです
アメリカのプロボクサー、モハメド・アリは
「倒すのではない、当てるんだ。そうすれば勝てる。」
と言っています
一発のパンチで倒すのではなく、何度もジャブを当てて
相手を倒すのです
勉強の記憶もこれと同じことが言えます
つまり、試験当日まで忘れないために
記憶のジャブを繰り返すのです
では、何回くらい繰り返せばいいのでしょうか?
もしもあなたが3回で覚えられるのでしたら
あなたは大天才です
9回繰り返して覚えられるのであれば、
あなたはかなりの天才です
21回繰り返して覚えられたら
あなたは天才です
もしも、あなたが普通の人間だったら?
21回以上繰り返さなければならないということです
何十回も繰り返すには、1回の作業が簡単でなければなりません
その作業が書いて覚える方法だと
何十回も繰り返すことができなくなってしまうんですね
そのためにも暗記のためには、
繰り返し見るということた一番効率的で継続しやすい方法なのです
「見る」だけであれば、1回あたりの作業の負担はそれほど大きくありません
負担が大きくない代わりに何度も繰り返すことが可能になります
そうやって何度も暗記を繰り返すことで
脳みそに
「これは大事なんだな、記憶しなければならないんだな」
という信号を送るのです
最低21回は繰り返して見たり読んだりするようにしてください
21回というと試験の3週間前ですよね
部活が休みになってから勉強に本腰を入れても手遅れです
暗記に関しては、少なくとも試験の3週間前から始めておくようにしましょう