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暗記力は人間力も向上させる

time 2017/06/08


一時期、暗記中心の教育が、

批判の的になったことがありま した。

子どもには思考力を身につけさせることが大切なのだから、

暗記主義などもってのほか、

というのが、その理由です。

 

思考するには材料が必要です。

そしてその材料は、

記憶することで自分の中に取り込むしかありません。

もちろん、細かい年号など暗記していなくても、

歴史の流れはつかめるかもしれません。

しかし、

「19世紀から20世紀初頭にかけて、

南北アメリカや東南アジアで、

中国の移民が急増した背景には、

どんな事情があったか答えよ」

というような質問に回答するには、

議論を組み立てるためのデータが必要です。

 

これは数年前の東大の入試問題を例にとったものですが、

たと 試験問題ではなく、

時間制限がなくても、

質問に回答するために必要そうなデータを、

あとからかき集める方が、

かえって難 しいかもしれません。

 

ある程度の暗記をしておかなければ、

思考力を育てるだけの基礎が築けないという実利的な問題のほかに、

暗記力はそれ自身で価値があります。

脳はいろいろな領域が連動していますから、

暗記力もしくは記憶力を鍛えることで、

脳全体の活性化が期待できるでしよう。

また、暗記することで根気を身につけることができ、

成績アップの速効性もある。

自分に自信を持つ契機ともなってくれるのですから、

こんなに良いことはありません。

記憶力は年を取っても衰えないということが、

このところいろいろな研究によりわかってきているようですが、

記憶の基礎体力は若いうちに身につけておいた方がベター。

小中学生は 生の中で一番、

脳みそが暗記に適している時期なのですから、

この時期に活用しなくて、

いったいいつ使うと言うのでしょう。

 

暗記が苦手な子どもは少なくありませんが、

脳みそが悪いのではありません。

暗記の仕方が間違っているのです。

暗記もの は「目で暗記する」と思っているなら、

考えを改めましょう。

見て覚えたつもりでも、

いざもう一度書けと言われると、

案外出てこないことがあるのは、

ご承知の通り。

 

暗記で重要なのは、

実は「身体で暗記する」ことです。

できるだけ多くの感覚器官を使って覚える、

と言い換えても構いません。

 

具体的には暗記したい対象を見て、

口に出して唱え、

それを自分の耳で聞きながら、

実際にノートに書き留める。

視覚、聴 覚、触覚をフル回転させるのです。

勉強では味覚や嗅覚を連動させることは難しいですが、

社会科や理科などでは、

特産物を実際に味わってみるとか、

花の匂いを嗅いでみるとか、

家庭育の中で積極的に活用できる機会もあるでしよう。

 

とにかく暗記の基本は書くことです。

子どもの机の上には、

自由に何を書いても良い白紙とエンピツを常備しておくようにしましょう。

書くことは脳に刺激を与え、

記憶として定着させます。

英語の単語にしろ漢字にしろ、

社会の地名にしろ、

人物名にしろ、年号にしろ

すべて、この白紙に書いて書いて書きまくります。

同じ言葉を何も見なくて書けるまで書く。

白紙が足りなくなるまで書き続けるのです。

 

教科書の太字で書かれている単語をピックアップして、

白紙に書きなぐるだけでも構いません

(むしろお薦めします)。

それを習慣化させることで、

子どもの記憶力、

いえ、「脳力」が飛躍的にアップするでしよう。

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