「事前テスト」とは?
「事前テスト」とは、既に覚えたことや習ったことをテストするのではなく、
全く知らないことをテストするというものです。
もし新学期の初日に、
その学期中に習うことをテストしたならば答えられないのは当然でしょう。
しかし最初に事前テストを受けることで、
本番のテストでの正答率がアップするというのです。
「事前テスト」をやる意味
では、なぜこの事前テストで正答率が向上したのでしょうか?
その理由は事前テストによって獲得できる
「失敗体験」と「無知の知」にあります。
つまり、間違えることで脳が逆に「覚えよう」と積極的に働いてくれる上に、
全く知らない問題に答えることで「自分は知っている」という錯覚を抱かなくなるのです。
偶然正解してしまった問題は見直さない。
何となくノートや参考書をめくって内容を覚えた気になる。
そんな経験に身に覚えがありませんか?
これらの錯覚が勉強のムラの原因です。
「失敗体験」と「無知の知」の2つの効用が、
事前テストを効率的な勉強法にしていると考えられます。
事前テストの実践方法3つ
【1】友人と2人で取り組む
事前テストは、友人と共に取り組むほうが効率的。
問題集を買って1人で取り組むこともできますが、
問題集だと問題がすでに決められています。
事前テストをすることで、解けそうな問題からやるというような、
自分で問題を選ぶことができないのです。
2人が出題者・回答者として異なる範囲を出し合うことで、
効率よく多くの範囲の勉強をすることができます。
クイズのように問題を出し合うことで、モチベーション向上も期待できます。
【2】選択問題と記述問題を織り交ぜる
単語は、選択問題を出題すると効率的です。
テキストの重要な単語で選択肢を作り、
問題だけを変えることで素早く出題できます。
また、難しい概念や重要事項は「~とは何か?」と、
記述式にしてもいいでしょう。
ヒントを少しずつ出し、わからないなりに考えさせてみてください。
選択肢を選ぶだけの単調な作業ではなく、
記述を組み込むことで、より脳を刺激することができます。
【3】事前テストと従来の学習を組み合わせる
範囲が広く複雑なテストに対しては
事前テストをあくまで勉強のためのモチベーションアップのために使ってみるとよいでしょう。
まず、友人とまだ勉強していない範囲の問題を出し合いましょう。
わからないなりに考えて解くことでそれらが記憶に残ります。
刺激された好奇心に突き動かされ、
従来の自学自習で曖昧な部分の知識を補っていくことができるのです。
最後にテスト前夜に、友人と再びテストを出し合い、
達成度を確認すれば完璧でしょう。
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おすすめ教材
ここからは、中学生にお勧めの教材を紹介します。高校生にお勧めの教材は
こちらをご覧ください。
英語
キクタンは文字通り耳で覚える単語集(CD2枚収録)。教科書に出てくる単語だけでは不十分。定期テストは乗り切ることができても、実力テストでは教科書に出ていないものもバンバン出てきます。中学生必携の単語集です。
文法事項が詳しく説明されています。この参考書の良いところは動画で授業をしてくれるところ。英語嫌いの生徒でもすんなり頭に入るでしょう。
「ホントにわかる」シリーズよりも内容は易しめ。監修は山田暢彦先生。このテキストを使って
YouTubeでとってもわかりやすい授業を公開しています。
こちらのテキストは教科書準拠。丁寧な解説に教科書の内容に沿った問題で学習を進めることが可能です。付属のCDでリスニング対策もばっちり!
中学3年間の基礎がコンパクトにまとまっています。高校入試の準備として使うと効果的です。
数学
とても見やすく、動画付きで理解もしやすい教材。基礎から徹底的に学習するのにぴったりです。
数学と言えば数研出版。中学生用のシリーズもご多聞に漏れず秀逸です。数学が好きな生徒にはピッタリ。自学でもメキメキ実力アップ。
中学数学の総まとめ教材。カラーページが多く、数学嫌いの生徒や数学が苦手な生徒でも取り組みやすくなっています。
国語
現代文のカリスマ講師、出口汪による教材です。中学生向けに書かれていますので、わかりやすい表現になっています。文章の読み方、問題の解き方などを徹底的に解説。現代文が苦手な高校生にもおすすめです。
国語は一度得意科目にしてしまえば、勉強をしなくてもコンスタントに高得点がとれる教科です。理論編で問題の解き方を学んだあとは、こちらの問題集で力を定着させましょう。
理科
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付属のネット動画がとてもわかりやすく、まるで家庭教師の授業!基礎から標準レベルの力をつけるためには最適なテキストです。
タイトル通り、図や表がふんだんに盛り込まれたビジュアル参考書。勉強の仕方も説明されているので、テキスト通りに勉強を進めていけば、中学理科の各分野の理解が深まります。
基礎から標準レベルの知識を効率的に身に着けることができます。一人でも学習を進めやすく、編者のこだわりが随所に感じされます。
社会
マイスタディガイドは手書き風イラストで分かりやすい参考書。社会の暗記学習はこれでばっちり!
ハイレベルな参考書。社会が大好きな生徒はこの一冊でどんどん自学を進めるとぐんぐん実力がアップします。
地理はやみくもに暗記してモス部に忘れてしまいます。地図と関連付けながら覚えていくのがポイントです。こちら教材の動画を見なが具体的なイメージを描いて勉強を進めていくことができます。
歴史の勉強は、頭の中に年表を作ることが重要。この教材は動画と連動した学習で、現代までの時代の流れを無理なく覚えていくことができます。
数学に定評のある数研出版社のテキスト。社会の教材ではことらがおススメです。演習書が付属しており、定期試験対策だけでなく、自高校入試の対策にも最適です。
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公民は身の回りの生活に深くかかわっており、内容的に社会の中で最も理解しやすい分野です。こちらのシリーズで定評のある動画授業でぐんぐん理解が進みます。
公民が苦手な生徒にはこちらがおススメ。基本からしっかり教えてくれるます。
偏差値50を目指す生徒におススメ。標準レベルの内容で3年間の学習内容を総復習できます。このテキストを完ぺきにこなせるようになったら、上のレベルにすってっぷアップしましょう。
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こちらの問題集は受験生の50%以下の生徒しか解くことができなかった難しい問題を集めた問題集です。偏差値は相対評価なので、みんなが解けない問題を解くことができるようになれば偏差値60が突破できるようになってきます。こちらの問題集もすべての問題に正答率がついています。正答率30%以下の問題が解けるようなれば、実力は相当なものです。何度も何度も繰り返し解いて応用力を伸ばしましょう。