物事を断定的に言う人はあやしい？！

 
「朱に交われば赤くなる」

ということわざをご存知でしょうか？

人は関わる相手によって

善人にも悪人にもなるという意味です。

中学生の皆さんは一番感化されやすい年頃です。

どういう人に影響を受けるかで

人生を大きく左右してしまうことさえありますから

この点に関してはよくよく注意しなければいけません。

特に物事を断定的に言う人は

まず疑ってかかったほうがいいでしよう。

「塾なんか行かなくても、自分で勉強すれば成績は絶対に上がる」

こういうことを聞いて

「そうなんだあ」

と簡単に納得して はいけません。

そうではなくて

「それも一つの考えだな」

と いう立場でいたほうがいいです。

逆に中には

「塾に通わなけ ればなかなか成績を上げられない」

という考えの人もいます。

私の考えではこうです。

A：多くの中学生は自分で進んで勉強をできるだけの精神はまだ発達していない子が多い

B：中学生の中には自律的に勉強に取り組み、ど んどん成績を上げていく人もいるが、非常に少ない。

Aのタイプの中学生の場合は、

どこをどれだけ勉強すればいいかを

ある 程度指示してあげないと

なかなか成績が上げられません。

その点では、

塾に行かなくても大丈夫！とも、

塾には絶対行った方がいい！とも言えないわけです。

また塾にも個別塾や集団塾などいろいろな形式がありますが、

性格や習熟度によって

どういう塾が本人に合っているかはそれ ぞれ異なり、

また英語、数学だけ塾で教われば十分という人もいれば、

5教科教わらないと困るという人もいる、というのが実情です。

ある人には「Aだ！」と言われ、

別の人はには「Bだ！」と言われたら、

いったいどちらが正しいの かと迷ってしまいますが、

物事にはAかBかなんて簡単に片 付けられることは少ないです。

ですから断定的に

「こちらのほうが絶対正しい」

という人はまず疑ってかからなければいけません。