2022/08/25
記憶には、単純記憶とイメージ記憶の2種類があります。単純記憶は単純反復記憶とも呼ばれ、何度も繰り返し脳に刷り込まれることで記憶が太くなっていきます。イメージ記憶は意味記憶とも呼ばれ、映像のイメージとともに覚えた記憶なので忘れにくいという特徴があります。
この2つの記憶にはそれぞれメリットとデメリットがあり、単純記憶のメリットは、「早く思い出すことができる」「大量に覚えられる」という2つです。一方でメリットは、何度も繰り返して覚えなければならないという点です。しかも1日では無理で、何十日も繰り返すことで暗記できます。細かい記憶の糸が何十何百と紡がれて太い記憶となっていく感じです。イメージ記憶は気を苦をしやすいというメリットがありますが、思い出すのに時間がかかるというデメリットがあります。しかも、大量に覚えるには不向きです。なぜならば、一つの事柄に対して、それぞれ個別のイメージを脳に植え付けていかなければならないので、脳の容量を大量に使ってしまいます。そのため、イメージ記憶は英単語の記憶には向きません。語呂合わせや、イメージによる英単語暗記の本がたくさん出ていますが、使ってみると思ったほど覚えられないのはこのためです。ただし、イメージ記憶は長期間の記憶に適しています。歴史年号や、理科の暗記事項なんかは語呂合わせといったイメージ記憶が適しています。