2022/08/25
意外なほどシンプルに実践できるのに効果的な、
コスパ最強の勉強法を4つご紹介
「答え」を見ながら解く
答えを見ながらなんて、
そんな楽なことしていいの!?
と思うかもしれません。
ですがこのやり方は、勉強の本質をふまえたもので。
多くの試験では、その場でゼロから自分で考える力は求められていない。
必要なのは、問題を見て即座に「これはこうやって解くんだな」と思いつける力。
この力を鍛えるには、
基本的な知識に加えて解き方の「パターン」を身につけることが大切
「こういう問題はこう考える」ということさえ把握すれば、
試験本番でも、覚えたとおりの考え方に沿って
正解を導き出すことができる。
やることは、解説に書いてあることをそのまま覚えて
「解答を導くための考え方」をインプットする。
きわめてシンプルなこの方法が、
解き方のパターンを身につけるには最も効率的。
悩む時間をどんどん省いてインプットに時間を回せば、
短時間で結果につなげることができる。
読んだ内容を「思い出す」
本や参考書のたったいま読んだページの内容を覚えているか、
自分自身にクイズを出すだけと、驚くほどシンプルな勉強法です。
覚えたいページを1ページ読んだら、いったん教材を閉じる
たったいま読んだページになにが書いてあったか、思い出す
このように意図的に情報を思い出して記憶度を確認することを
検索練習といい、記憶の定着に効果的であることが実証されています。
「テキストを再読しただけ」の場合と
「検索練習をした」場合とを比べると、
後者のほうが約50%も多く勉強内容を記憶できていたそうです。
思い出した内容を、いちいち書き出す必要はありません。
紙もペンも使わないので、
移動中やスキマ時間に本を読んで勉強することが多い人におすすめ。
目標に「数字」を入れる
勉強にいまいち集中できない人は、
「数字を入れた目標をつくる」という勉強方法を試してみてください。
これは、「本を読む」「問題集を解く」といった目標に
「本を30ページ読む」「問題集を3ページ解く」といった数字を加えるだけ。
「次のテストでいい点がとれるように頑張ろうね」と言う場合と
「次のテストで80点がとれるように頑張ろうね」と言う場合では
「80点」という数字を示された人のほうが、
点数がよくなります。
20点は落としていいとわかっていたぶん、
点数をとるべきところに集中して勉強できるのです。
具体的な目標が見えているほうが、必要な勉強に集中できる。
「本を30ページぐらい読もう」と考えているのであれば、
「本を20〜40ページ読む」というように、
たやすく達成できそうなレベルから、
少しハードルが高いと感じるレベルまで幅をもたせるのもよい方法。
ポイントは下限の部分。
下限目標を楽に達成できると、
さらに頑張ろうという意欲が湧き、
結果として当初思い描いていたよりも高いレベルにまで到達できる。
「歩きながら」覚える
座ったまま覚える場合と歩きながら覚える場合の暗記効率を比較したところ、
歩きながら覚えるほうが暗記効率が高かったそうです。
これは歩き回ると筋肉が動いて脳が活性化するため。
筋肉を動かすと記憶力や学習能力の向上効果があります。
そこで、自宅勉強に飽きてきたタイミングや
いまいち集中できないときに
「歩きながら本を音読する」ようにしてみてはいかがでしょう。
また、最初に紹介した方法と組み合わせて、
「問題の答えを見る→解説を歩きながら覚える」のも効果がある。
黙々と本を読み、問題を解くという勉強は、
時に飽きてしまうもの。
「歩く」「声を出す」というシンプルな動作を組み入れてみてください。