2022/08/25
目次
自宅で自習できる学生は最強
受験勉強において、自宅で自習ができることは、周りの学生と差をつける重要なポイントになります。その理由は、学生が思っている以上に、家で勉強する時間が多いからです。勉強に充てられる時間を計算してみてください。自主規制期間中の今、1日6時間程度の自宅学習ができれば、夏休みの1日8時間分(約300時間)の学習ができることになります。学校が始まってからも、学校が終わって直帰して18時に到着すれば、就寝までの学習時間は約4.5時間、個別指導やクラブが終わって帰宅すれば、就寝までの学習時間は約1~2時間です。半年間、自宅で学習した場合、約720時間、授業料クラスに通った場合は180時間に相当します。この時間をいかにうまく使うかが、大学入試の結果を左右するといっても過言ではありません。
さらに、自宅で勉強することには、次のようなメリットもあります。
- 家から出ないということは、好きなときに勉強できるということ
- 移動時間が浮くので、勉強する時間が増える
- 周りに人がいないので集中しやすい
- 勉強するときに、たくさんの参考書を持ち歩く必要がない
- 勉強と声出しを同時に行える
自宅での時間を有効に使えば、自習室よりも効率的に勉強でき、着実に実力をつけ、周りの学生との差をつけることができます。しかし、家で勉強するのはいいのですが、家ではなかなか集中できないものです と感じる方もいらっしゃるかもしれません。その理由のひとつは、さまざまな誘惑があること。しかし、自宅で自習ができるかどうかは、それだけ試験の結果に大きな影響を与えるのです。
誘惑を避ける理由を認識しましょう
そもそもなぜ誘惑に負けやすいのか。実は、誘惑に負けてしまうのは、人間のメカニズムとして当然のことなのです。人間の脳はまず、簡単なものを自動的に探すようにできています。学習のように後から結果や報酬が得られるものよりも、すぐに報酬が得られるものを優先する習性がある。これは私たちが学べないことを意味するものではありません。家庭でしっかり学ぶには、自習の体制を整えることが大切です。
例えば、30分勉強したらスマホを触ってもいいとか、1時間勉強したらノートを作って記録するとか、ルールを決めておくといいでしょう。勉強が気持ちよくできるようなルールをしっかり決めておくことは、誘惑に負けないために家で勉強するときに必要なことです。
自宅で勉強するためのメソッド
では、自宅での自習を誘惑に負けずにしっかり進めるための具体的な方法を一緒に確認していきましょう。
(1)勉強の誘惑にかられるものをすべて紙に書き出してみる
まず、自宅での勉強を誘惑するものを特定します。自分がどのように勉強しているのか、どのようなプロセスで勉強しているのかをきちんと把握している人は意外と少なく、勉強したくなった時に時間が溶けてしまい、いつの間にか勉強しないまま時間が過ぎていることがあります。自分がどんな誘惑に、どのように屈しているのかを客観視するために、自宅での勉強の誘惑を紙に書き出してみてください。
- 勉強を始めてから30分もしないうちに、スマホをいじり始める
- 休憩にテレビをつけると、3時間くらい見てしまいます
- 帰宅してゲームを始めると、なかなかやめられず、これ以上起きているのがつらい
などなどです。
(2)それぞれの誘惑に対処する方法を考え、紙に書き出してみる
紙に書き出すなどして、誘惑を客観的に認識できたら、それに対して何ができるかを考えてみましょう。
- スマホの電源を切って、勉強するときだけバッグに入れる
- スマホを親に預ける
等々…
これらの対策は、いくつか考えられます。ベッドやソファーに横になってしまう人は、ベッドのないリビングで勉強する、などの方法が考えられます。
(3) 勉強を短時間に区切り、終わるたびに誘惑から逃げられるような仕組みを作る
対策がきちんと実行されれば、あまり誘惑に負けずに勉強できそうです。しかし、いくら誘惑に対抗しても、我慢し続ければ、人間はマンネリ化してしまいます。テレビを見る時間を3時間からいきなり0時間にするのは、とても難しいことです。ですから、ある程度の学習に耐えて乗り越えた後に、ご褒美として何かを用意しておくとよいでしょう。我慢した誘惑に対して、ご褒美の時間や回数を設定する。時間を決めてゲームをしたり、動画を見たり、自分を高めるために走ったり、筋トレをしたりするのもいいでしょう。まず、勉強する時間を決めて、終わったら誘惑から解放されるような原始的な仕組みやルールを決めておきましょう。30分勉強したら10分休む。60分勉強した20分休むなど、適宜休憩を入れることも必要です。
(4)1週間積み重ね、うまくいったこと、うまくいかなかったことを反省する
まずは、自分で考えたルールに沿って1週間勉強してやってみる。1週間後、その週の学習を振り返り、何が良かったのか、何が悪かったのかを客観的に認識する。自分が思ったとおりに学習できれば一番いいのですが、思ったとおりに、計画したとおりに学習するのはなかなか難しいものです。振り返ってみて、月曜日は結構できた、木曜日は全然進まなかったということがあれば、その理由も考えてみてください。
(5)次の週に誘惑にどう対応するか、もう一度考えて実行に移しましょう
反省をしたら、次は来週からどうするか考えてみましょう。先週うまくいったと思った分野は、来週も続ける価値があるかもしれません。うまくいかなかったところは、その理由を考え、来週はどうしたらいいかを考えるようにする。誘惑と上手に付き合えるようになれば、自宅での自習も効果的になります。
自宅での自習を最高の学習にするために、毎週毎週、誘惑の処理方法を更新し、改善し続けましょう!
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