2022/08/25
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なぜ多くの学生が理科を軽視するのか?
大学入試では、ほとんどの学生が国語、数学、英語の勉強を最優先しています。その結果、理科や社会の勉強を後回しにする傾向があります。その結果、ギリギリで理科に追いつこうとする生徒がたくさんいます。もちろん、国語、数学、英語は優先的に勉強することが大切です。しかし、理科や化学の勉強が大学受験に間に合わないという学生も少なくありません。理科や化学の勉強を後回しにしていると、大学受験に間に合わず、化学が足を引っ張ることになります。多くの学生は、長い間先延ばしにしてきたからもう遅いと思い、あきらめることにしています。他にも、計算が苦手だからと理論化学をあきらめたり、暗記が苦手だからと無機・有機化学を避けたりする学生も少なくありません。これは時間とお金の無駄であり、国語や数学、英語よりも受験対策が容易な化学を諦めることは、大学受験で失敗すると言っても過言ではありません。大学受験勉強を始める前に化学の勉強法を確立しておけば、試験前に焦ることもないでしょう。
大学入試のための化学の勉強法
無機化学や有機化学の内容を理解するためには、理論化学の知識が必要です。つまり、理論化学の学習方法を確立することが、後に無機化学や有機化学を学ぶための基礎となるのです。理論化学は無機化学と有機化学に分けられるが、以下に詳しく説明ます。
理論化学にはさまざまな単元がありますが、実はそれぞれの単元は他の単元と関連しているのです。理論化学を学ぶには、大学入試の問題を理解するために、各単元を関連付ける必要があります。
例えば、化学平衡を理解するには熱化学の知識が必要であり、酸と塩基の反応式を覚え、電池と電気分解は酸化と還元の応用です。つまり、理論化学のある分野の知識が不足すると、理論化学の他の分野だけでなく、無機化学や有機化学にも影響を及ぼすことになるのです。
無機化学編
はっきり言って、無機化学は暗記科目ではありません。正確には、無機化学は皆さんが思っているよりもずっと暗記が必要ないのです。これを知っていれば、無機化学の学習方法を簡単に確立することができます。無機化学の学習方法を確立できず、無機化学の学習を避けてしまうのは、理論化学と連動して学習しないからです。逆に言えば、無機化学と合わせて理論化学を勉強しておかないと、想像通りとんでもない暗記分野になってしまうのです。言葉のあやとして、無機化学は理論化学の一部と考えてください。まず、大学受験で無機化学を勉強する際に必要な理論化学分野の勉強法について説明します。
イオン化傾向(理論化学)
イオン化傾向とは、ある元素が溶液中でイオンになる傾向のことです。
一般にイオン化しやすいのは
Li K Ba Ca Na Mg Al Zn Fe Ni Sn Pb H Cu Hg Ag Pt Au
この順番で覚えていけばいいのです。
有名な語呂合わせとして「理科バカな、まあ当てにすんなひどすぎる借金」という覚え方があります。
イオン化傾向の違いにより、水、希酸、酸化性酸との反応が異なります。これらの反応はガスを発生させるので、無機化学の「気体の製法」と密接な関係があります。
酸と塩基(無機化学の理論化学)
理論化学では、酸や塩基も大学受験の無機化学の勉強法を決める上で重要な役割を担っています。
ある物質が強酸か弱酸か、強塩基か弱塩基かを学びます。また、酸性塩と塩基性塩の性質を理解することも必要です。無機化学では、さまざまな物質を生成する反応が、中和反応であることが非常に多いです。これらの反応を単に暗記するのではなく、酸と塩基の単元をしっかり把握することが必要です。
酸化還元反応(無機化学の理論化学)
酸化還元単元を学習すると、半反応式を学習することになります。この半反応式は無機化学では非常に重要です。半反応式を覚えようとする学部生は多いが、酸化還元の分野をマスターしていれば半反応式は作れるようになります。無機化学では、さまざまな物質ができる反応を覚える必要があります。半反応式の右辺に現れる物質が分かれば、そのまま応用できます。つまり、半反応の方程式を全部覚える必要はなく、必要最低限のことだけを覚えればいいのです。酸化還元を理解することは、無機化学を暗記科目から脱却させるための鍵です。
大学受験のための無機化学の勉強法
大学受験のために化学を勉強するためには、理論化学から何を暗記し、何を理解すればよいかを整理することが大切です。以上のように、無機化学を理論化学と合わせて勉強できれば、暗記項目はかなり減らせるはずです。また、理論化学を学ぶことは、無機化学への学習アプローチを身につけることにつながります。
しかし、無機化学はやはり無機化学なので、完全に暗記しなければならないものもそれなりにあります。無機化学の暗記を後回しにしていると、大学入試に間に合いません。理系なので、暗記が苦手だからといって、無機化学で逃げてしまってはいけません。理論化学と組み合わせることで暗記項目を減らせることがわかったら、3年生の夏までに無機化学の準備を始めてください。
以上、大学入試の無機化学のおすすめ勉強法を紹介しました。無機化学を学んでいる人なら、よく理解できるはずです。「鉄が熱いうち打て」です。問題集の演習を繰り返し、知識を完全に頭に定着させておくとよいでしょう。
大学受験のための有機化学の勉強法
有機化学の特徴のひとつは、暗記が多いことです。有機化学コースの始めに、有機化合物の命名法を学びます。有機化合物は、多くの異なる官能基が結合して一つの物質を形成しています。反応式を見てなぜ反応が起こるのかを理解するためには、各官能基の特性を知る必要があります。また、最も一般的な有機化合物の名称、構造式、反応も覚えておく必要があります。
このように、有機化学は覚えることがたくさんあります。一方で、考えることで解決しなければならない問題も多くあります。その代表的なものが「構造決定」です。「構造決定」を解くためには、様々な有機化合物の官能基や反応に関する知識が必要です。つまり、大学入試の有機化学の問題は、基礎知識がないと簡単に解けないのです。そのため、大学入試に合格するためには、有機化学を徹底的に勉強することが不可欠です。暗記した後は、問題集の問題を通して、有機化学について考える力、思考力を身につけましょう。
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