【大学受験】背水の陣？一発逆転？もう後がない人のための共通テスト日本史2か月完成勉強法

time 2022/08/29

まずは流れをつかむ

日本史のどのルートでも、まず必ず「流れを極める」ことが必要です。つまり、流れをつかむということは、歴史を物語のあらすじとしてとらえることなのです。つまり、それぞれの時代、権威、人々の特徴、なぜそうなったのか、その結果どうなったのかが把握できれば、流れをマスターしたと考えてよいでしょう。

例えば、江戸時代の「流れ」を想像してください。

江戸時代は260年間続き、幕藩体制、身分制度、大名統制など、徳川家が築いた武家政治が特徴である。8代目以降は、徐々に体制が崩れ、改革が行われたが成功せず、国民の不満が蓄積された。そして、開国が求められ、薩摩・長州連合軍の敗北で江戸時代は幕を閉じたのである。

もちろん、これはごく大まかなアウトラインに過ぎませんので、もう少し具体的にイメージしていただければと思います。

日本史の流れを最初に把握した後は、歴史の流れは「エピソード記憶」という形で脳に入り、後で思い出しやすくなる。歴史は相互に関連しており、単独で記憶されることはないことを認識する。日本の歴史がより面白くなる。これらの効果により、その後の研究がしやすくなることが期待されます。とはいえ、最初から分厚い教科書を読む気にはなれません。そこで、まずはプロセスをざっくりと把握するために、以下の参考書をお勧めします。

本書は講義形式の参考書なので、実際に講義を聞いているような感覚で、すぐに理解することができます。ゆっくり読めるので、漫画のように楽しめますよ。4冊ありますので、気合を入れて臨んでください。

一問一答を通じて、知識をアウトプットする

一問一答はインプットに使うのでは？と思っていることでしょう。一般的にはそうかもしれません。流れを理解し、すでに何らかの知識を入力しているため、各設問でテストすることが可能です。

ターゲット4000は一問一答でも有名ですが、短時間で高得点を狙うなら、東進の一問一答がおすすめです。東進の一問一答は時系列に並んでいるので、一問一答でありながら、流れを確認することができるのです。一方、「ターゲット4000」は基本的に難易度順に並んでいるので、流れが掴みにくい。

また、一問一答と並行して「石川昭康の日本史講義B」のCDを聴くとよいでしょう。CDで日本史を学ぶというのは少し珍しいかもしれませんが、通学の途中など、空いた時間に気分転換を兼ねて勉強できるのでおすすめです。これらのCDのメインスピーカーは石川さんご本人ですが、独特の話し方で覚えやすいと思います。

過去の徹底分析

ここまできたら、いよいよ入試共通試験の過去問の分析に入ります。過去問を分析する目的は、大きく分けて2つあります。

自分の実力を知るため
よくある試験問題の内容を知るため

(i) 自分の能力を知ること

過去問の分析に取り組むことで、その時点の自分の実力を明確に把握することができます。早い段階で自分の能力がわかれば、その後の学習のペース配分もわかるはずです。また、次に過去問に取り組んだときに点数が上がっていれば、自分の成長を実感できてテンションが上がりますよ。

(ii) 共通の試験問題を理解する。

共通テストの問題をよく分析し、どのように出題されるかを知っておけば、テストに出ないものを無駄に勉強することがなくなり、勉強の効率が上がります。実際のテストでどのような問題が出題されるのか、どのように出題されるのかを常に意識してください。

過去の問題を解いて対処・解決する

過去の問題を徹底的に分析し、自分の弱点を洗い出し、個別に対策を講じる。日本史の学習は復習が一番大事。ここまでいろいろ書いてきましたが、結局一番大事なことは何なのか？それは、復習です。

復習は面倒くさいという印象を持つ人もいるかもしれませんが、復習に勝る勉強法はありません。やはり、一問一答を始める前にプロセスを把握する必要がありますし、もちろん、一問一答をしながらプロセスを見直すことも必要です。ちなみに、日本史の勉強時間の7～8割くらいは復習に費やしていました。一問一答の1回ですべてを学べるわけではありません。何十回と見直して初めて思い出せるものです。復習のタイミングは、学習の中で本当にわかってくることです。最初は改版のタイミングが合わなくて行き詰まるかもしれませんが、試行錯誤しているうちに、自分に合ったタイミングが見つかるはずです。日本史の勉強を進めたとしても、復習を怠らないようにしましょうね。

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