【大学受験】1か月完成！英単語攻略法

time 2022/03/15

今回は、「英単語帳の使い方」について解説します。効率的な勉強法にすれば、英単語帳は1カ月4冊をクリアすることが可能です。1か月間徹底的に会い単語を叩きこんでしまえば、後は時々思い出してメンテナンスをするだけで、長文読解で使える語彙力を維持することが可能になります。しかし、これはただ闇雲にやればいいというものではありません。どの単語帳を選び、どのように勉強をしていけばいいのかということについてこの記事を読めばご理解いただけると思います。

英単語帳は1冊1周1週間で！

英単語帳の使い方の目安は、1週間で1周することです。その気になれば、1ヶ月どころか1週間もかからずに単語帳を1周することも可能です。しかし、それを実現するためには、次のようないくつかのコツがあります。

1冊目はイメージしやすい単語帳を選ぼう!

まず、単語帳を選ぶ際には、英単語のイメージを掴みやすいかどうかを確認します。今まで単語帳を試したことがない方は、DUO3.0とシステム英単語が最初の一冊に断然おすすめです。

また、シス単は2～3語で構成される小さなフレーズを覚えるので、暗記しやすく、イメージしやすいのも特徴です。

逆に、ターゲットや単語王はお勧めしません。なぜなら、これらの単語帳にはフレーズやセンテンスの中に英単語が含まれていないため、英単語をイメージしづらく、覚えにくいからです。使用する場合は、2冊目以降に使用することをお勧めします。2冊目以降の単語帳は、1冊目で覚えた単語がたくさん載っているので、復習もできますし、知っている単語も増えるので、1冊目よりも速いペースで1周できるようになるはずです。最初は単語帳1冊に絞ってください。

英単語帳を1ヶ月で完成させる方法

次に、1ヶ月で4冊の英単語帳を完成させるための具体的な方法を4つ説明したいと思います。

(1)瞬時に100％記憶状態を作り出す

サイクルは1週間でと言ったって、ただなんとなく読めばいいというものではありません。大切なのは、瞬間的に100％の記憶状態を作り出すことです。つまり、単語を「記憶」した瞬間に、その単語を絶対に覚えてしまうのです。当たり前！と思われるかもしれません。でも、この瞬間を100％意識することで、復習のしやすさが全然違うんです! とても重要であることがわかると思います。暗記するときに100パーセント意識していれば、復習するときに “あ、これ前に覚えた！”と思えるんです。覚えやすくなります。逆に、その瞬間を100％意識していないと、見直しても思い出せず、”おつかれさま “状態になってしまうのです。ですから、英単語を覚えるときは、まず「100％その場にいる」ことを覚える必要があります。

(2) 頻繁に復習し、単語を暗唱することを繰り返す。

人間は忘れる生き物です。100％を維持することは不可能です。ですから、最初から、忘れることを前提に、こまめに単語帳を見直すことをおすすめします。1日100語覚える計画なら、100語を一度に覚えようとせず、10語ずつ10回に分けてやること。第2部を終えたら、第3部に入るのではなく、第1部に戻ってください。セクションを学習する際に、常に最初の2セクションを復習しておくと記憶の定着が高まります。さらに、5つのセクションを1つの大きなセクションにまとめ、同じ大きなセクションを進行するために、前のセクションを復習するようにします。このように頻繁に復習を取り入れることで、短時間に詰め込んだ知識も失われにくくなるのです。

(3)100％何度も繰り返し、長期記憶に移し替える

英単語帳を1周したら、ここからが本番です。1周目を終えたら、すぐに2周目を始められます。2周目を終えたら、3周目を始める。隙間が空かないように。覚えたばかりの単語を忘れてしまいます。目安としては、まず単語帳を6～10周することから始めるとよいでしょう。もちろん、足りないと思ったら、納得いくまでどんどんやればいいんです。10周というと大変そうですが、ご安心ください。単語帳を繰り返していくうちに、どんどん単語を覚えていき、繰り返すことが簡単になっていきます。5周したら、6～7割くらいの単語が頭に入っているはずです。5周したら、まだわからない単語だけ見直すようにします。10周くらいすると、覚えていない単語は1割くらいになるはずなので、そう考えると気が楽になりますよね。よっぽどのことがない限り、忘れない程度に英単語帳を何度も繰り返しましょう。

(4) 覚えていない単語に着目して、英単語帳を何度も読み返す

何度も繰り返すのであれば、今度は覚えている単語と覚えていない単語を分けて考えることが重要です。そのために、英単語帳の単語を正の字でチェックします。

まだ覚えていない思う単語には、正の字を付けましょう。これによって、正の字の数によって、修正が必要な単語と修正があまり必要でない単語が一目で区別でき、修正する頻度を自分で計算することができます。もし、英単語の中に、正の文字がいっぱい入っていたり、「正正」となっていたら要注意です。

メインとサブを使い分ける

1冊の単語帳を10周して9割がた覚えることができたら、その単語帳はメインからサブに降格させます。そして、次の単語帳をメインの単語帳にして、再び10周回していきます。サブになった単語帳は3日に1回最初から最後まで流し読みして意味を確認してください。サブになると、こまめに見直すので、1回目のときほど時間をかけなくてもよくなります。このようにして1か月で3-4冊の単語帳を10周回してしまいます。全ての単語帳がサブになったら、あとは1日1回1冊順番にを見直すようにしてください。この習慣を受験前日まで続けることで、あ棚の英語語彙力は完璧になります。高校1年や2年の夏休みにやるのがおススメです。一度気合を入れて土台を作ってしまえば、後がとても楽になります。

英単語帳のダメな使い方

いきなり全てを記憶しようとする「カンペキ主義」になると、英単語暗記は失敗します。真面目にやろうとする人ほど、1周目で派生語まで覚えようとしたり、複数の意味を覚えようとしたりすることが多いです。しかし、1回目ですべてを完璧に暗記することはできないのです。サブとして数日に1回まわしていくときに全部暗記すればいいんです。まずはカンペキ主義を捨てよう。

英単語1つに対して、日本語の意味を1つだけ覚える。
派生語、類義語、例文は無視!

この2点をまず守り、不要なカンペキ主義を排除して暗記を進めてください。

また、英単語を書くことで覚えようとしている学生は数え切れないほどいるが、実はこれは非常に非効率的です。いちいち書いていたら時間がかかるし、大学入試では単語のスペルを覚えるような問題はほとんど出題されません。英作文が必須の人だけ、英作文で使う単語は限られているので、英作文で使う単語のスペルだけ覚えればいいんです。基本的に大学入試で求められるのは、英単語を書く力ではなく、英語の文章を読む力です。つまり、英単語を読んで理解する能力です。ですから、単語は書いて覚えるのではなく、読んで覚えることが大切です。見た瞬間に単語の意味が思い浮かべばそれでよいのです。大切なのは、声に出して覚えることです。目で見た情報を口に出すことで、さまざまな方向から脳に刺激を送ることができ、ただ黙読するよりも記憶に残りやすくなるのです。

まとめ

100％記憶している状態を作る。
頻繁に見直すこと。
一冊の本に集中する。
徹底的な見直し。
完璧主義を捨てる。
書かずに音読して覚える

このような点に気をつければ、1ヶ月で英単語の土台を確立することができます。まずは最初の1冊を10周するところから始めてみてください。

また、おススメの英単語帳についてはこちらの記事をご覧ください。

【大学受験】英単語・英熟語の勉強法を徹底解説！おススメ単語帳はこれ！

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