2022/08/25
長文に対する抵抗感をなくし、徐々に英文を読む力をつけていく多読学習法です。最近では、高校や大学などの教育機関でも普及が進んでいます。聞いたことがある、あるいは試したことがある方も多いのではないでしょうか。しかし、その効果を疑問視する声もあります。今回は、この方法とそのメリット、問題点について見ていきましょう。
英語多読学習法とは?
まずは、多読について簡単に紹介します。多読とは、その名の通り、大量の文章を読むことで英語に順応することです。
多読では、わからない単語が出てくるたびに辞書を引くのではなく、一つひとつの単語の意味だけでなく、文章全体を理解しようと思って読みますよね。最初は意味のわからない言葉でも、たくさん読んでいると、いろいろな場面で何度も目にするようになり、類推して意味を理解できるようになると言われています。
英語の語彙が少ない場合は、絵本など語数の少ない本から始めるとよいでしょう。とにかくわからないところを飛ばして読む。立ち止まらずに、読めるだけ読むことが大切だからです。読んでいる本がつまらないと思ったら、読むのをやめて他の本を読めばいいのです。なぜなら、読書ができるようになるには、自分が楽しいと思う本を読み、それを長く続けることが大切だと言われているからです。
目次
一定レベル以上の英語力が必要
多読を始めると、わからない単語が多かったり、わからない部分があると、その単語をなぞるだけになります。これでは、読解力が身につきません。文章に目を通し、大まかな意味を理解するためには、ある程度の英語力が必要です。読めば読むほど、言われたことの前後関係から意味を推し量ることができるようになりますが、読解力も必要です。ただ読んでいるだけでは、英語の読解力を高めることは難しいといえます。
自分に合った本がなかなか見つからない
多読の秘訣は読書を楽しむことですが、自分に合った本を見つけるのは難しいものです。読書を楽しむためのポイントは、自分に合った本を見つけることです。しかし、その本が面白いかどうかは、読んでみないとわからないことが多いのが実情です。面白くないと思ったら、別の本を読めばいいわけですが、本を買うとなると、その分お金がかかります。
時間がかかる
多読とは、文章や本をたくさん読んで英語に慣れることです。つまり、改善するのに時間がかかるということです。英語のレベルが低いと、簡単な児童書から始めることになり、大人の本を読むには、頑張ってもかなりの時間がかかる。じっくりと時間をかけて学習できるのであれば、英語の学習方法としては良いかもしれませんが、数日後、数ヶ月後の試験勉強には向いていないかもしれません。
まとめ
多読は、英語のレベルが高く、読書が得意、または好きな人でないと効果がありません。英語力が低くても、我慢する余裕がある人にはいいかもしれません。逆に、読書が苦手な人には向かないでしょう。文字数の少ない簡単な本をたくさん読むといいと言われていますが、そもそも面白いと思えなければ、続けられないかもしれません。こういう本は、面白いと思わないと、おそらく続かないでしょう。
世界には、さまざまな英語学習方法があります。しかし、一番大切なのは、ご自身の状況や目的に応じて、自分に合った方法を見つけることです。この記事を読めば、多読が自分にとって正しい学習方法かどうか判断できるようになります。
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