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「神童」は中学生になると潰れる!? コンプレックスがある人のほうが活躍できる理由

time 2017/10/02



ちょっと気になるネットの記事

子育て中の道しるべに

以下、ダ・ヴィンチ・ニュースより

「神童」は中学生になると潰れる!? コンプレックスがある人のほうが活躍できる理由

神童はなぜ中学生になると「潰れる」のか

石川: これも感覚的な話ですが、進学校に通ってた友達に話を聞くと、おもしろいですね。たとえば、小学校のときに神童と呼ばれるような、「日能研でトップを取り続けてきました」みたいな子は、中学以降で潰れることも多いみたいです。

吉田: 潰れる?

石川: 推測なんですけど、人が成長するってときは、「積み上げていくことによる成長」と、「ゆらぎからの学び」の両方があると思うんですね。小学校で受験に通るためにめちゃくちゃ積み上げている子たちってのは、山にたとえると細長い山みたいで、富士山みたいな裾野の広さがない。でも中学校以降も勉強しようと思えるには、広い裾野というか、大きな土台が必要になってくるんですよ。そのためには、小学生のときから「ゆらぎ」をもたせて、勉強しておく必要がある。「ゆらぎ」は「余白」といってもいいかもしれない。

吉田: うんうん、わかります。

石川: だから小学校では全力で受験勉強するよりも、余白を持ちながら別のことをやってた子が中高で伸びたりする。でも中高と大学ではまた違って、中高で成績がよかった人は大学以降に潰れることもある。もっといえば、大学でうまくいっても社会でうまくいくとは限らない。「ゆらぎ」やコンプレックスみたいなのを持ち続けている人のほうが、長い目で人生を見たら活躍できているという現象もあります。そういう意味で、人生っていうのは、遅かれ早かれどこかで1回は輝けるようにできているんですかね。そして輝けるタイミングが遅ければ遅いほど、活躍が長く続くんじゃないのかなって、僕はなんとなく感じています。そういう意味で進学校のすごくいいところは「めちゃくちゃできる人」たちがいるということ。「こいつにはもうどうやっても勝てない」ってわかると、みんなそうじゃない方向性で自分の道を見つけようとする。だから多様性の花が開くんです。

吉田: うん、僕自身もすごくよくわかります。

石川: たとえば僕は、高校から進学校に行ったんですが、ビックリしましたね。それまで「数学はできるほう」だと思ってたのに、もうまったく歯が立たないどころか、勝負の土俵が違いすぎるくらいできる同級生や下級生が多くて、早々と数学から逃げたクチです(笑)。でも数学って、学問の根幹なんですね。だから10代のときに数学から逃げずに向き合っていたら、自分はどうなっていただろうって、今でも思いますね。

圧倒的な天才と並んでやきそばを食べる経験

吉田: 僕が通っていた中高一貫校も、トップ50の人とかは現役で東大入って、留学して宇宙物理学者になったりしているわけですよ。で、僕は300人中200番目くらいで、一浪して慶應に入るっていう、成績グラフでいえば山の後ろ側にいっぱいいるタイプ。でもそういうトップの人たちと一緒に食堂で並んで焼きそば食ってたし、そいつが裕木奈江を好きだとか、どうでもいいことも知ってたわけですよ(笑)。つまり自分のいる場所の地続きに、そういうトップエリートがいるっていう実感を持てた。今思えば、そのことがとても大事だった気がする。

石川: ある意味、強烈な「負け」の感覚を持てるってことですか?

吉田: むしろそういう天才が地続きにいると、この世界に地続きじゃないところなんかないって思えるようになるわけですよ。僕はどっちかいうと負けず嫌いで、勝負事はすげえ一生懸命やるタイプですけど、でも、とんでもないレベルの天才に負ける経験をして、もう勝ち負けとかそういうことがすべてではないなって感覚も身につきましたね。

石川: それはたぶん、吉田さんが今までの人生で修業を重ねてこられたからこその自信だと思います。自分が苦手なことにチャレンジして克服してきた人っていうのは、やっぱり本物の自信を持つし、深い満足を得られるんですよ。

吉田: 裏を返せば、得意なことだけやってきた人は本当の意味での自信を持ち得ない?

石川: 持ち得ないと思います。「得意」と「好き」だけでやっていくと、ある程度は成長するんですよ。でも壁にぶちあたったときに、そこからどう成長していいかわからなくなる。それまでが本能的にやってきたことばかりだと、どう努力をすればいいかわからないから、限界の壁を突破できないんです。壁を突破するためには、苦手なことにチャレンジしてきた経験がないと難しい。吉田さんは『なぜ、この人と話をすると楽になるのか』(太田出版)で詳しく書いていましたけど、コミュ障の自分に向き合って克服した経験があるじゃないですか。そういう経験を持っている人は、たとえ失敗してダメになっても「またできるや」ってどこかで思えるようになるんですよ。努力の術、修業する術が身についているんだと思います。

偉大な発見はいつも「普通」を問うことから

吉田: さっき小3から勉強がおもしろくなくなるという話が出ましたけど、僕は「学ぶ」ことのモチベーションを保ち続けるためには、2つ必要なことがあると思っています。それは「常識を外れること」と「好奇心を持ち続けること」。でも大人になるにつれて、どちらも失われていってしまうことが多い。

石川: 「好奇心がどこから生まれるのか」は、僕が追いかけ続けているテーマの一つなんですけど、好奇心がある限りは「学び」のモチベーションはずっと続くんですよ。一方で、好奇心が生まれるのをいちばん邪魔しているのは僕らの理性。理性が先にくると、普通のものを見て「普通だな」と思うようになってしまう。そうすると当然、好奇心は生まれなくなります。

吉田: たとえば今、僕らの目の前にペンがありますけど、これを見ても何も感じなくなるってことですよね。「ペンって、どうやってできてるんだろう?」「インクの歴史って?」とか、そういう疑問がわかなくなるってこと?

石川: そうそう、「ペンって、どんな味がするんだろう」とか。

吉田: おお、それは考えつかなかった!

石川: ペンという当たり前の存在を、改めて不思議に思うことで興味って生まれてきますよね。ニュートンだってリンゴが木から落ちるのを見て「不思議じゃね?」って思ったんです。人類はずっとリンゴが木から落ちるのを見ていたはずなのに、それを彼は「不思議」だと思って、そこから万有引力の法則が生まれた。偉大な発見はいつも「普通」を問い直すところから生まれるんです。

 

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