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これで解決!to不定詞と動名詞の使い分けのポイント

time 2020/09/01

これで解決!to不定詞と動名詞の使い分けのポイント

目次

こんなに覚えるのは大変だ~

「to不定詞と動名詞の使い分けがわからない……」

「be to 不定詞の意味を5つも覚えるなんて……」

そんな悩みを持っている受験生は多いもの

英語を学ぶうえで欠かせないのが

「to不定詞(to + 動詞原形)」。

「動名詞(-ing形)」と比較されることが多く、

「to不定詞を目的語にとる動詞」と

「動名詞を目的語にとる動詞」に分けて

丸暗記した人も多いでしょう。

 

さらに「be to不定詞」となると、

「予定」「運命」「可能」「義務・命令」「意志」と5つもの意味が…

ひとつひとつを暗記するのは大変!!!(;^ω^)

 

そこで、

ネイティブの文法感覚からto不定詞の意味を理解すると、

to不定詞と動名詞の使い分けや、

「be to 不定詞」の5つの意味を効率よくものにすることができますよ!

 

to不定詞の意味

to不定詞を目的語にとる動詞には、以下のようなものがあります。

hope「望む」

plan「計画する」

wish「願う」

want「欲しいと思う」

decide「決める」

promise「約束する」

expect「期待する」

agree「同意する」

refuse「断る」など…

これらを機械的に丸暗記して覚えた人もいるでしょう。

しかし、認知文法で理解すると、丸暗記は不要になります。

これらの動詞は、

to不定詞の「まだ実現・実行していないことに、これから向かう」

というコア(中心的な意味)と結びつきが強いのです。

“I want to meet John.” (ジョンに会いたい)は、

会うことを望んではいるものの、まだ実現していません。

“I decided to meet John.” (ジョンに会うことに決めた)も、

会う決心はしているものの、

その時点では、会うことは実現していません。

まだ実現されていない出来事に対して、

これから実現することを望んだり、

実現するように努めたりするという意味合いを含む動詞のとき、

to不定詞を目的語にとるのです。

 

動名詞を目的後にとる動詞

一方、動名詞を目的語にとる動詞は次のとおり。

mind「気にする」

enjoy「楽しむ」

give up「諦める」

admit「認める」

finish「終える」

escape「避ける」

postpone (put off)「延期する」

stop「やめる」

deny「否定する」

avoid「避ける」など

動名詞のコアイメージは「動作の途中」。

「すでに起きている出来事や実際の行為、頭に浮かんでいる映像」

を指しています。

たとえば、“We enjoyed playing tennis.”(私たちはテニスを楽しんだ)は、

実際にテニスをしている行為を楽しむ様子を表す英文。

“He admitted stealing money.”(彼はお金を盗んだことを認めた)は、

実際に盗んだ行為を頭に思い浮かべながら認めた様子を表す英文です。

そのため、“enjoy” や “admit” は、to不定詞ではなく動名詞を目的語にとります。

 

 

to不定詞と動名詞の両方を目的語にとれる動詞

to不定詞と動名詞の違いがわかると、

両方を目的語にとれる動詞の意味合いの違いもすぐに把握できます。

 

以下の文で、部屋の鍵をかけていないことが確実にわかるのは、1と2のどちらでしょうか。

He forgot to lock the room.

He forgot locking the room.

正解は1。

似たような意味の文にも見えますが、

両者には明らかな意味合いの違いがあります。

彼は部屋の鍵をかけ忘れた。

(「これから部屋の鍵をかける」という行為を忘れた)

彼は部屋の鍵をかけたのを忘れた。

(「部屋の鍵をかける」行為をした記憶がない。実際はかけたかもしれない)

“forget” は、to不定詞と動名詞の両方を目的語にとれる動詞のひとつ。

1のto不定詞は「これからすること」、

2の動名詞は「動作の途中の映像を頭に浮かべる=記憶」を指しているのです。

これがわかると、両者の意味合いの違いは一目瞭然ですね

 

次に、以下の英文の意味を考えてみてください。

I like swimming, but I don’t like to swim now.

“like” も、to不定詞と動名詞の両方を目的語にとれる動詞。

「like to 不定詞」と「like 動名詞」は、

ともに「〜することが好き」という似た意味になる教わります

しかし、これらの間には微妙な意味合いの違いがあるのです。

前半の “I like swimming” は、

「泳いでいる」行為を頭に思い浮かべながら、好きと述べています

これに対して後半の “I don’t like to swim” は、

「これから泳ぐ」という行為の実現を好まない

という意味合いがあります。

よって、「水泳自体は好きだけど、いまは泳ぎたくない」

ということを意味をあらわすようになるのです

 

主語の働きをするto不定詞の意味

今度は、主語の働きをするto不定詞と動名詞を比較です

以下は「サッカーをするのは楽しい」という文です。

この2文にも微妙な意味合いの違いがあるんですね。

次のうち、書き手の経験から「楽しい」と述べたいときには、

どちらの表現がより自然でしょうか。

To play soccer is fun.

Playing soccer is fun.

正解は2。

動名詞は「すでに起きている出来事や実際の行為、頭に浮かんでいる映像」

を意味しますので、

「実際にサッカーをしている経験」から、

楽しいと述べているわけです。

対して、1のto不定詞は「現実で起きていないこと」を示唆する表現。

実際の経験というよりは、

一般論として「楽しい」と述べているわけです。

よって、2と比べて、1のto不定詞は現実性や経験の意味合いが薄くなります。

 

 

to不定詞と動名詞を正確にものにするために、

「言葉の形が違うと、伝わる意味合いにも違いが生じる」

という認識を身につけましょう。

 

「be to不定詞」の5つの意味

to不定詞のコアを知ることで、

冒頭で述べた「be to不定詞」の5つの意味

「予定」「運命」「可能」「義務・命令」「意志」(ヨウカイギ)

を効率よく覚えられますよ。その5つの意味は、とある意味から紐づけられているのです。

to不定詞は「~という状態に向かっている」「~という状態にたどり着いている」

というイメージを表します。

be動詞は状態を表しますので、

「be to 不定詞」は

「~という状態に向かっている状態」

「~という状態にたどり着いた状態」

をいみします

「~という状態に向かっている状態」

「予定」「可能」「義務・命令」「意志」

「~という状態にたどり着いた状態」で使われる意味は

「運命」

こちらの動画で詳しく解説されていますので是非ご覧ください

 

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