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中学英語も仮定法ができないとダメ!仮定法の文法を確認しておこう!

time 2021/03/30

中学英語も仮定法ができないとダメ!仮定法の文法を確認しておこう!

仮定法と言えば、

「現在のことを言及するときは現在形ではなく過去形を使う」

「過去のことを言及するときは過去形ではなく過去完了を使う」

などのルール。

仮定法の攻略ポイントは「過去形のとらえ方」にあります。

ネイティブの文法感覚がわかる「認知文法」で、

過去形の本当の正体をつかむと、

仮定法の表現をスムーズにものにすることができますよ。

目次

仮定法の過去形が示す意味

まずは、仮定法の定義を見ていきましょう。

過去に実際に起きた事実は、

ご存じのとおり過去形で示します。

これは直説法の過去形と呼ばれます

直説法は、

「実際に起きていること、過去に実際に起きたこと」

を述べる動詞の形を示します。

直説法過去:I had enough money.

「(過去において実際に)十分なお金があった」

直説法の反対が仮定法です。

「実際には起きていないことを、仮にそうだとしたら」

と表す動詞の形のことを指します。

仮定法が複雑な原因のひとつが「時制」。

仮定法では、

現在の事実に反しているときは

過去形を使うというルールがあります。

仮定法過去:If I had enough money, I would buy a new car.

「(現在において)十分なお金があれば、

新車を買うのに(実際にはお金はないけれど)」

「現在のことなのに過去形?」と混乱してしまいますよね。

じつは過去形は、時間的な「過去」を指すとは限らないのです。

過去形のコア(中心的な意味)は「距離感」。

認知文法で過去形を見ていくと、

「過去」は「時間的な距離」だけでなく「現実との距離」も表せます。

仮定法で過去形を使う理由

英語ネイティブにとっての「現在」は、

いま話者自身がいる場所。

現在形は、「現在」といういま時点のことを指すというよりは、

自身のいる現実の世界を表しています。

たとえば、

“I have enough money.”は

(私は十分にお金をもっている)

「発話しているいまこの瞬間だけでなく、

過去・現在・未来のいつでももっている」

という意味合いが含まれています。

話者がいる現実世界と密接に関連があるときに

現在形を用いるのです。

一方、過去形が示すのは現実と切り離した世界。

先ほどの “I had enough money.” の例も、

「過去のある場面において十分なお金があった」

ことを述べているに過ぎず、

現在もそうかまでは読みとれません。

そこから、

仮定法の過去形は現実に反した

仮想の世界を言及していることがわかります。

仮定法で過去形を用いるのは、

現実世界と距離を置く意味合いから由来しているのです。

過去の現実に反した世界を述べるときに使うのが仮定法過去完了。

過去を振り返って、

「あのときには起きなかった事実だが、仮に起きていたとしたら……」

という話を、過去完了形を用いて描写しています。

以下の例では、

「振り返ったその当時は、新車を買わなかった」

ことを含意しています。

If I had had enough money, I would have bought a new car.
「(過去を振り返りながら)十分なお金が(あのとき)あったら、新車を買ったのに」

英語は、「時間」だけでなく

「事実」かどうかによって動詞の形を変える言語。

「過去形」が「距離感」のイメージから由来していること、

「時間的な距離」に加えて「現実との距離」を含意していることを、しっかり頭に入れましょう。

過去形を使うとより丁寧になる理由

「過去形」が「距離感」を示すことがわかると、

さらにものにできる表現が丁寧表現。

「過去形」が「聞き手との距離」も表せるためです。

丁寧表現は、直接的な言い方を避け、

間接的な言い方をすることによって生まれるとのこと。

その手法として、時制を現在形から過去形にずらします。

話者の意図や気持ちを現実から離すことで、

より丁寧に相手に伝えられるのです。

たとえば、 “Could you give me some advice?” は、

「アドバイスを私に頂けませんか?」という意味の表現です。

助動詞 “can” の過去形 “could” を用いて、

“Can you ~?” と尋ねるよりもより丁寧な依頼をしているのです。

この “could” には「できた」のような過去の意味はありません。

むしろ

「アドバイスする必然性はない(もしくは当然のものとして期待していない)が、

もしよろしければアドバイスしてほしい」

という実現性の低さを含意しています。

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