2022/08/25
部活や授業、
受験勉強にだけ専念していればよい既卒生に比べて
現役高校生は受験勉強の時間を確保するのが大変です
今回は平日の学習効率を高めるための4つの方法をご紹介
目次
登校前に「アウトプット」しよう
「朝は脳のゴールデンタイム」
朝は「ドーパミン」が大量に分泌される時間
ドーパミンはやる気をもたらすほか、
記憶や認知作用をつかさどる中枢神経を強化する働きがある
朝の脳はさえわたっていて、
高い集中力を発揮できる状態なのです。
では、具体的にどんな勉強をすれば、
朝の脳を有効に使えるのでしょう?
睡眠を経て前日の記憶が整理されまっさらな状態になる朝の脳は、
論理的思考をするのに向いている
情報を素直に覚える暗記勉強よりも、
「頭を使い問題を解く」
「教科書や参考書の内容を自分の言葉で整理し、まとめてみる」などの、
考えながら行なうアウトプット中心の勉強が適していると言えるでしょう。
朝は物理や数学のような数字が絡む勉強にも向いている
数字を扱う勉強をする人は、
朝に重点的に数字系の勉強を行なうとよさそう
スキマ時間は「耳」を使おう
どんな状況でも勉強習慣を継続させるためには、
スキマ時間を積極的に活用することがポイント
積み重ねは馬鹿にならない
電車やバスの待ち時間、移動中、始業前――など、
日々の細切れ時間を洗い出し、
それらを足し合わせれば、平
日でも勉強量を確保できる
とはいえ、スキマ時間だと充分に集中できないという人もいる
そこで注目してもらいたいのが「耳」を使った勉強法。
覚えたい項目や概念を自分で読み上げてスマートフォンに録音し、
それを家事の合間のスキマ時間に聴くだけ
自分の声を聞きたくないという人は1.5倍速で聴けばOK
情報収集効率も高まる
夜は「暗記」をしよう
朝が忙しくとも、夜なら時間がとれる
就寝前の時間を勉強にあてるとするなら
特に「暗記系」の勉強を中心に行なうこと
記憶学習をするなら就寝前の1~2時間が最適
寝る直前に覚えた情報は脳にとって整理がしやすい
脳の海馬の領域では寝ているあいだに、
その日に入ってきた情報や記憶の断片を整理している
睡眠中に正しく組み合わせられた記憶は、
大脳へと移動し長期記憶として保管される
寝る直前に覚えた情報は散らばっておらず一か所に集まった状態
それゆえ、寝る直前に覚えた情報は、
脳にとって整理がしやすく、
記憶にも定着しやすい
寝る直前に「復習」を
就寝前の勉強にひと手間を加えて、
記憶定着率をさらに上げてみましょう。
それは、「5分の復習」
その日の勉強内容を、就寝前の5分間で整理してメモに書き出し、
簡単な復習をする
このひと手間をするだけで、
1日の勉強が就寝中にしっかりと記憶されやすくなる
夜の勉強が終わったら、ベッドに入り寝る前に、
覚えた内容をさらっと復習してみましょう。
その日の学習内容が記憶に残りやすくなり、
次の日の勉強もはかどります