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現代文の解き方(現代文の勉強法)

time 2018/02/18

私は国語が得意です

現代文も古文も漢文だって大好きです

 

中学校の頃から国語が得意でしたが

センスや感覚で得点力がアップしたわけではありません

ましてや読書虫になって読解力を伸ばしたわけでもありません

書いてあることを書いてあるままに理解する

特に現代文においてはこの原理原則を徹底することによって

国語の成績がみるみるアップしていきました

今回は現代文について解き方の原理原則を説明していきます

 

「次の文章を読み、後の問題に答えなさい」

現代文の問題は、こんな決まり文句で始まります

この一言に現代文の解き方のすべてが詰め込まれています

つまりこの決まり文句は

「答えは本文の中に隠れているから、よく読んで探して問題に答えてね!」

といっているようなものなのです

こんな教科は現代文と英語くらいのものですが、

英語は外国語という点で高いハードルがあります

現代文は母国語なので読んだままに答えればOKなんですね

これはサービス教科、どこを探しても見つかりません

ですから、受験生の皆さんは

この記事を読んでぜひとも現代文で高得点を手にしてほしいと思います

 

ここでは、大学受験を念頭に話を進めていきますが、

高校受験にも適用できますので、

中学生のみなさんもぜひ試してみてくださいね

 

さてと・・・

受験する学校のレベルがたくなればなるほど

漢字や語の意味など単純なことを問う問題は少なくなります

知っている知っていないかという問題よりも、

理解しているかどうかを問う問題の方が

思考力をみることができるからです

つまり、

国語は言語力を試す試験ではなく、思考力を見る試験なのです

つまり、必ずしも知識は重要ではないということなんですね

みなさんの中には

「国語はセンスで解く」と思っていませんか?

それは誤解です

現代文の答なんて、筆者にもわかりません

本文を書いて人と出題者は違うのですから

現代文は筆者との勝負ではなく、

出題者との知恵比べだということを肝に銘じておきましょう

現代文の問題は

本文を論理的に読み、

出題者は何を答えさせたいかということを読む問題なのです

出題者はセンスで解くような問題を作るようなことはしません

クレームがきたときに

しっかりと論破できるだけの根拠をもって問題を作っています

誰からも文句を言われず、

正しいやり方で取り組めば、誰でもその答えにたどり着くことができる

試験問題とは、このようなコンセプトで作られているのです

(最近は大学の出題ミスが目立ちますが…)

したがって、現代文にも裏付けのある解法がある、これは間違いない!

ですから、自分で答えを選んだ時に、

なぜその答えにしたか、理由を説明できなければなりません

そこのあなた、何となく答えを選んでいませんか?

そんな答え方をしていると、

ある時はいい点を取れるけど、またある時は散々な結果だった

なんてことになってしまうのです

そもそも数学ができるけど現代文ができないということはあり得ないのです

そういう人は、数学を正しく理解していない人です

公式や解き方を丸暗記して答えているだけ、

そんなやり方ではいつかきっと破綻をきたします

数学ができる人は現代文もできるはず

なぜならどちらも論理的な思考と解釈が問われる教科だから

 

前置きが長くなってしまいましたが、

現代文を解くための具体的な作業について説明をしていきましょう

 

本文を読む前にやっておくこと

1.問題文を読む

問題文を読んで、本文が大体どんな内容の文なのかを想像しましょう

これだけで他の受験者よりも一歩リードです

どんな内容か知ってて本文を読むのと

知らないで読むのとでは理解力がまるで違ってきます

 

2.本文の傍線部に何を聞かれているかを書き込んでおく

本文中の傍線部が何を問うているのかをメモっておきましょう

この傍線部は「理由」を問うている

こちらの傍線部は「抜き出し」

ここは「説明」などというようにメモをしておきます

その際、傍線部に含まれるキーワードにも印をつけておきましょう

 

3.知識問題(漢字の読み書き、故事成語、語の意味、文法など)は先に解いておく

知識問題は本文を読まなくても解くことができますので

さっさと片付けちゃいましょう

わからないところは諦めます

知らなきゃ解けないんだからいろいろ考えても時間の無駄

時間が余ったら戻ってくれば大丈夫

 

本文の読み方

さて、いよいよ本文を読んでいきます

以下の作業をしながら読んでいきましょう

作業は機械的にやってください

むらなく、もらさずやることがポイントです

 

1.接続詞に印をつける

順接・並列の接続詞・・・〇で囲む

(そして、また etc.)

逆接・まとめの接続詞・・・□で囲む

(むしろ、しかし、だが、けれども、つまり、したがって etc.)

例示の接続詞・・・(    )

(たとえば etc.)

 

2.断定・理由の文末表現にサイドライン(二重線=)を引く

(~なのである、~必要だ、~不可欠だ、~違いない、~だからだ etc.)

 

3.キーワード(何度も出てくる語、修飾の多い名詞)にサイドライン(単線-)を引く

これらの作業は、

どこに答えがありそうか見当をつけるための作業です

順接・並列の接続詞のある部分=筆者の思考の構造jについて述べられている部分

逆接・結論の接続詞のある部分=接続詞の後に筆者の主張が述べられている部分

例示の接続詞のある部分=筆者の主張を補強するための部分、具体的な記述の場合が多くあまり重要ではない

キーワード=抜き出しや記述の問題に使われる場合が多い。特に、場所を飛ばしてキーワードがてくるときは、筆者が論をまとめようとしている超重要部分

このようにマークを書き込んだ部分にはそれぞれ意味があるのです

ここまでやっておけば、後は簡単

問題文が何を求めているかを正しく読み取って、

答が書いてある部分をマークがついている部分から探せばよいのです

このように、本文に書き込みをしていくことで

無駄な部分を読み直すといった時間のロスを無くし

読み直さなければならない重要な部分を浮かび上がらせることができるんですね

 

では、どうやって解いていくかということについて説明していきましょう

 

1.記述・抜き出し問題の解き方

記述問題は、出題者が期待しているキーワードをおさえることが大切

「本文の言葉を使って」とあれば、ほぼ抜き出しと考えて大丈夫です

抜き出し問題は、本文に回答が載っている大サービス問題です

下のような場所を重点的に抜き出し部分を探しましょう

☆逆接・まとめの接続詞(□で囲んだ部分)の直後

☆断定・理由の文末表現(二重線=)の直前

☆キーワードそのもの、またはその周辺

 

2.指示語の解説

指示語の意味や内容を答えろ、という問題は指示語の前にしか答はありません

よって、指示語より前の部分で書き込みの多い個所を注意して探しましょう

確認作業として、

指示語の部分に自分の答を代入して文意があっていれば大丈夫です

この手の問題では字数制限にも注意しましょう

字数制限には理由があります

答として成立する箇所は複数あるけれど、

出題者が聞きたいのは

制限字数とほぼ同じ字数の部分ということなんですね

30字ではなく40字でまとめろ、という場合には、

キーワードをおさえていくと

30字をオーバーしてしまうということなんです

この場合、字数をオーバーしたら何か余計なことを書いていることになりますし、

字数の85%に足らなければ何かを見落としているということになります

 

 

3.選択問題

各選択肢の

合っているところ(〇)

怪しいところ(△)

明らかに間違っているところ(×)

に印をつけていき、〇が多い選択し2つまで絞り込む

最後にその選択肢の内容の裏付けが本文にあるかどうかを確認する

怪しいものはいい方をごまかしているものが多いので、

本文の中に肢が正しいことを示す証拠があるかどうかをチェックしましょう

問題を作っている人も、裏付け(証拠)があるから答を作れるのです

そうでないとクレーム対応できませんからね

 

4.要約問題

こちらをご覧ください

要約問題の解き方

 

勉強方法について

ここまでの説明で

現代文の解き方についてのノウハウは大体わかったと思います

では、この解き方でもって

どのように現代文の勉強をしていけばよいのか

ということについて説明しましょう

ここで紹介した方法は最初は時間がかかるかもしれません

しかし、1日1題を3日連続でやればすぐに慣れます

国語の勉強は集中力を必要としますので

1日に何時間もやることはできません

1日1回30分くらいで解ける問題に

全神経を集中して取り組んでください

1か月も続ければ

センター試験のレベルでしたら満点を取ることも夢ではありません

 

国語は、数学英語と並んで配点の高い教科です

しかも勉強する時間は他教科よりも圧倒的に少ない

コツをつかめば安定して得点を取ることが可能です

何よりも国語ができるようになると

他の強化も成績がアップするんですね

不得意を克服する、または得意を伸ばすためにも

このテクニックを使って国語の点数アップを図ってみてください

 

kkgakuin

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