2022/08/25
ほとんどの受験生は、
要約問題の模範解答を持た後に、
納得しつつも自分の答案でもいいような気がするものです
模範解答も自分の解答も
もとをただせば同じ本文を要約したものなので、
どちらも正しいことには違いありません
しかし、要約問題で重要なのは
正しいかどうかということではないのです
どうかこうとすべて本文に書いてあることのなのですから
どんな要約での正しいに決まっているんですね
では、正しいかどうかが採点の基準にならないのであれば、
何が問題になるのでしょうか?
要約問題の重要ポイントは次の2点です
1.文中の中心語句を捕まえたか?
長い文章を何十字かにまとめるわけですから、
どの部分が一番重要かということが大きなポイントになります
たとえようやくとしては正しくとも
中心となる語句をとらえることができなければ
得点はできません
採点する側でも、採点しやすいように
たいていは文中の中心になる語句に部分点をおいて
採点しています
その中心となる語句を確実に拾い上げつつ要約するということが
正解するためのポイントになるのです
2.論理の筋道を組み立てなおしているか?
中心語句を拾い上げるだけでは
十分な回答とは言えません
筆者の主張を筋身を整えてまとめるという作業が要求されます
筆者はプロの文筆家ですから
論を展開するときに
A→B→C→D
という単純な構成にはしません
読者の関心をひくために
意表を突いたり、
逆説的な例を出したり、
結論を最初に述べたりと
様々なレトリックを駆使してきます
そのような文章をそのまま短くしたのでは
要約としては不十分です
筆者がわざと
D→B→C→Aと書いた文章を
A→B→C→Dという論理の筋道に沿った順番に並び替えることによって
完璧な要約となんですね
要約はあくまでも本文を読んでいないに人に
本文の内容と筆者の主張を端的に理解させる文なのでs
本文を単に短くするだけではダメなんです
中心となる語句を見つけ出し
順番を整理し
それらを自分の文章でつなげていく
という作業のを経て完成するのが要約なのです
以上のことから
要約問題を解くための手順は次のようになります
1.文中の中心となる語句をとらえる
2.中心語句を整理し、論理の順番に組み立てなおす
3.組み立てた中心語句どうしを自分の文章でつなげていく
この手順に沿って回答を作り上げていけば、
最低でも部分点が狙えます
kkgakuin
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