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福島県の高校入試に感じる内申点の不公平感 街なかの中学生はハンデが大きい!

time 2017/02/21

郡山家庭教師学院です。

今年度最後の定期テストが終わろうとしています。

3年生にとっては受験勉強の邪魔でしかない3学期の期末テストも、

1・2年生にとっては内申点に大きく影響する大切なテストです。

今回はこの内申点についてのお話です。

福島県の公立高校入試は、内申点が大きく影響する場合があります。

特に郡山市の公立高校は内申点を重視する傾向があるようです。

内申点とは、各教科の平均評定を点数化したもの。

Ⅰ期選抜では、国・数・英・理・社の5教科、

Ⅱ期選抜では、国・数・英・理・社・音・美・技家・体の9教科が対象となります。

例えば3年間すべての教科で5を取った生徒の場合、

Ⅰ期選抜では、

1年時 5点×5教科=25点

2年時 5点×5教科=25点

3年時 5点×5教科=25点

合計 75点

Ⅱ期選抜では、音・美・技家・体の評定が2倍換算されますので

1年時 5点×5教科=25点 5点×2×4教科=40点

2年時 5点×5教科=25点 5点×2×4教科=40点

3年時 5点×5教科=25点 5点×2×4教科=40点

合計 195点

以上の点数が、入試の点数に加算されます。

学校によって、内申点と入試の点数の比率は異なりますが、

いずれにせよ、内申点の高い生徒は圧倒的に有利です。

 

ところがこの内申点、

合否を決する重要事項であるにもかかわらず

採点基準が学校や教員によってバラバラなのです。

評定を決するのは、定期テストの点集を普段の学習態度です。

1学期から3学期まで安定して得点し、

提出物を忘れず、意欲的に授業に参加していれば

年度末に5の評定がもらえます。

この評定の要素で大きな割合を占めるのは、

なんといっても定期テストです。

問題はこの定期テスト!

学校によって月とスッポンほどのレベルの差があるのです。

 

簡単に言えば、

郡山第一中学校、郡山第二中学校、郡山第五中学校の定期テストが難しい!

上記三校の定期テストは、教科書やワークブックだけでは太刀打ちできないレベルの高い内容も出題されます。

(生徒のレベルが高いので、難しい問題も出題しないと差を付けられない)

それ以外の学校の定期テストは、比べるのも憚れるほどのレベルの低さ。

ひどいところでは、教科書やワークブックの問題がそのまま出題されています。

当然ですが、上記三校の生徒は評定5を取るのが難しく、

それ以外の学校の生徒は評定5を簡単にとることができる、

とうことになります。

ですから、郊外の学校でオール5だった生徒が、

郡山第二中学校に転向してきたらオール3になってしまった、

ということもあるわけです。

 

このように、一貫した基準の無い中で付けられた評定による内申点が

合否を分ける重要な要素として採用されていることに、

私は大いに不公平感を感じております。

自分が在籍していた学校のせいで不合格になった生徒が

今までに何百人といたことでしょう。

 

私はできれば内申点は公立高校の入試に採用しないでいただきたいと思っております。

今のままでは、中学3年生から頑張って成績を伸ばした生徒は

絶対に上位の高校に合格することができません。

どうしても内申点を公立高校の入試に採用するのであれば、

ノートやワークの提出率に基準を設け、

授業態度のような教員の主観でしか判断できない要素は評価から排除し、

各学期末に全県統一の学力テストを実施して、

全員が公平な条件で評価されるべきです。

(部活動などの実績は、加点されてもいいとは思いますが。)

 

今までの経験上の話なのですが、

郡山第一中学校、郡山第二中学校、郡山第五中学校、ザベリオ中学校の生徒たちは、

十分合格できる力があるのに、県立高校の入試で涙をのむことが多いような気がします。

おそらく内申点の差が響いているのでしょうね。

 

福島県教育委員会の菅野誠さん、

これって何とかなりませんかね?

 

 

 

 

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